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官能小説 本当にあった物語 4話「怖さの向こうにあるもの」

だって…、怖い…。

「ぁあ…っ…いぃ…」

ベッドに仰向けになる私のカラダを、光弘が、突き上げる。

「奈央…、いい顔…してる」

汗をにじませる胸板が色っぽいせいなのか、それとも、カラダの中をこする彼自身の絶妙さのせいなのか、全身がくすぐったいような感覚に襲われる。くすぐったいような…、浮いてしまいそうな…。

「ねぇ…後ろから…して…」

私は、乱れた彼の髪を少しだけ整えながら、お願いした。

だって…、怖い…。
あのくすぐったさを超えたら…、あの浮いてしまいそうな感覚を超えたら…。どうなるの?

―――ごめんね。

エッチが終わり、しばらく話してから眠った光弘の髪を、また整えて、心の中で謝る。
彼はいつも、「イっていいよ」と言ってくれているのに。ガマンしないで、そのまま身を委ねればいいのだと…。でも私は、いつも、気持ちよさが加速すると、怖くなってしまう。

あの後に、あの怖さの後に、イクという感覚があるのだろうか…。

背中を押されて

ゴクリ…と喉が鳴るのがはっきりと聞こえる。
届いた箱を手にして、そのまま、何を考えていいのか分からない。

彼とのエッチで、怖くて快感をストップさせてしまう。でも、その先には、きっと、イクというまだ見ぬ世界がある…。
その世界を知りたいという欲と、「ガマンしないで」と言う彼への申し訳なさと…。それから、通販のサイトで見かけた「自分磨き」という言葉と…。いろんなことが背中を押して、私は、”マリンビーンズ“というバイブを購入してみたのだ。

いざ、手元に届くと、緊張でうまく思考が追い付かないけれど…。
そわそわとしながら夕飯を済ませ、シャワーを浴びて、いつもよりも早めにベッドルームへと向かうと、その箱を開けてみる。

可愛らしい水色の、可愛らしい形のそれを手にすると、心臓の鼓動が無意識のうちに速まっていく。はぁはぁと、口で息をしているのが、自分でもわかった。
その息がなんだか恥ずかしくて、私は、口をふさぐようにバイブを唇に当てる。そして、そっと口に含んでみた。

一度口に入ると、最初からそうすることを知っていたかのように、私は、出し入れを繰り返してしまう。

ベッドの上で、左手でバイブを口に含ませながら、右手は、そろそろとおへそを伝い、さらに下へと伸びていく。
その指を迎えに行くように、クリトリスが存在を主張する。

「ぁ…ぁ…」

小さく声が出てくる。
快感が少しずつ高まって、バイブを噛みそうになる。
右手の指には、熱く溢れる愛液が絡まって、泉に指を沈めたい衝動に駆られる。

(今日は…指じゃなくて…)

そう思うと一瞬、緊張が戻りそうになるけれど、それよりもはるかに大きく、快感を求める波が迫ってくる。私は、バイブを口から出し、コンドームをつけた。

ヌプッと音を立てて、バイブが、泉に入りこむ。

「んん…」

身構えたのは最初の一瞬で、先端が泉に収まると、あとは吸い込まれるように奥へと沈んでいく。
そして、奥まで沈んだ水色を、私は、すっと半分ほど抜きだす。そして、また奥まで。また、浅く…。深く…浅く…。

「あぁ…」

泉の中を圧迫するピストンと、クリトリスを包み込むような細かな突起が、私の快感をどんどん高めていく。

少しためらいながらも、スイッチを入れた。

「ぁぁ…んっ」

カラダの内側からやってくる振動に、私は、思わず声を漏らした。

(なに…これ…すごい…)

光弘とセックスをしていて、怖くなってしまうときの感覚が、一瞬にして私に襲いかかった。

「はぁ…はぁ…」

くすぐったさも怖さもあったけれど、手が止まらない。
ぴちゃぴちゃという愛液とバイブの振動音が妙に調和すると、私の手の動きは、さらに速くなった。

「ぅ…ん…ぁぁ…」

ベッドのヘッドボードに思い切り寄りかかり、左手でシーツを掴む。

(きもち…いい…)

「…っ…っ…」

声にならないような快感が、体の中心に集まっているような気がする。
このまま、このまま続ければ…イク…のかもしれない。その疑問は、激しく右手を動かすほど、きっとそうなのだろうという確信に変わっていく。

「だめ…」

ほとんど息の声が出て、私は、マリンビーンズを泉から抜いた。

見ると、たっぷりの愛液でコンドームが光っている。

やはりオーガズムへと飛び込んでいくことができなかった。
激しく波打つ水面がまだまだおさまらないような泉の中の興奮を感じながらも、(やっぱり…怖いものは…怖い…)という声が心の奥から聞こえてくる。

その怖さの、向こう側…

翌日は、正直、仕事が‘まるで手につかなかった。
昨夜の快感、「これ以上は怖い…」と思ってしまうほどのうずきが一瞬にしてやってくるあの興奮が、何度も体に蘇りそうになる。

帰宅すると、すぐにシャワーを浴び、ベッドの上へと向かった。
お腹をすかせた子犬がぺろぺろとミルクを舐めるように、すぐさまマリンビーンズを口に含む。ジュルジュルという唾液の音と、荒くなっている息に、クリトリスがドクドクと脈打つリズムが重なる。

「はぁ…はぁ…、いれ…たい」

つい声に出て、私は、マリンビーンズを泉の入口に当てた。
待ちきれなかったように腰が動き、泉の中へと可愛らしい水色を吸い込んでいく。

「あぁぁ…これ…これ…」

奥まで収まると、一息つく間もなく、スイッチを入れる。

何度か泉の中を前後させると、あの、くすぐったくて怖くなる快感が、またすぐに襲ってきた。
思わず、シーツを掴む指に、強く力が入る。

(怖い…)

そんな声が、心の奥から、小さく響きかける。けれど、その声が聞こえながらも、私の手は止まらない。愛液が溢れてくる音が、恐怖を訴える心の声を、だんだんとかき消していった。

「ぅぅ…ん…」

バイブを前後させながらも、クリトリスを包み込む突起はその密着を失わないように、無意識のうちに調整してしまう。
泉の中の壁がマリンビーンズに吸い付くように波打ち、クリトリスは線香花火の玉さながら内側に熱をため込んでいるようだ。
腰をくねらせながら…、手の動きを速めながら…、私は、頭が芯からだんだんとぼんやりとしていくのを感じていた。

くすぐったいのとは、違う…。さっきまで私をくすぐったがらせていたその粒が、しびれのような刺激になって。浮いてしまうような感覚は、もう浮いているんじゃないかという浮遊感に変わって…。

(あぁ…どこかに…どこかに…、掴まらなきゃ…)

シーツを掴む左手が、暴れるように、5本の指でシーツをかき集める。集めても集めても、まだまだ強く指がシーツにしがみつく。
そして、体のあちこちがカーッと熱くなったかと思うと、「あぁぁ…」という声と共に、全身がビクリと波打った。

バイブを使って感じる女性の官能小説イラスト

満たされて、磨かれて…

(あれが…あれが、オーガズム…)

恐怖心は、ある一線を超えてしまうと、最初からなかったかのように消えていた。
浮いてしまいそうな感覚は、そのまま浮いてしまえばいいのだと教えてくれた。

自分でも聞いたことがないほどに荒くなった息が落ち着いてゆき、そっと、脚を撫でる。腕を、お腹を、胸を、顔を、そっと撫でる。
確かに今、内側から満たされている感じがする…。マリンビーンズで自分磨きって、こういうこと…なのかもしれない。

今の私なら、光弘とのエッチも、もっと幸せにできるかもしれない。
「イっていいよ」という彼の声が、まだしびれを感じる頭の奥に蘇り、次にその言葉を聞くのが楽しみになった。

END

体験談

あらすじ

彼とのエッチでは、身体が浮いてしまうような感覚が怖くて、いつも自分でストップさせてしまっていた。

でも、きっとその先にはイクというまだ見ぬ世界がある…。
その世界を知りたいという欲と、「ガマンしないで」と言う彼への申し訳なさがあった。

悩んだ末、私は”マリンビーンズ“というバイブを購入してみる事にして…。

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