注目のワード

官能小説 【小説版】タワーマンションの女たち15話【LCスタイル】

温泉旅行へ

都会の喧騒から離れ、緑の中を抜けて到着したのは、趣のある旅館だった。

部屋に案内された俺たちは、旅館の設備の説明を受け、ようやく一息つくことが出来た。

「今、お茶淹れるね」

「ありがとう」

詩はよく気が利く。彼女のそんなところに居心地の良さを感じていた。

「ねぇ、奈央哉。部屋の露天風呂にはいつ入る?」

「夕食が一時間後くらいだから、食べたら入ろうか」

「うん。夕食も露天風呂も楽しみだね」

伊豆大川にあるこの旅館は、以前、詩がテレビで見て行きたいと言っていた場所だった。料理に定評があり、部屋に露天風呂が付いているのが特徴だ。

数日前の予約になってしまったけれど、週末だというのに一室空いていたのは運が良かったと言えるだろう。

俺たちは詩の淹れてくれたお茶を飲みながら、茶菓子を軽くつまみ、久々にのんびりとした時間を楽しんでいた。

二人きりの露天風呂

夕食に舌つづみを打った後、俺たちは部屋に備え付けの露天風呂に入ることにした。

一緒に入るつもりが、俺に急ぎの仕事のメールが入ってしまい、返信している間に詩には先に湯船に浸かってもらった。俺はメールを送りえると、急いで湯船に入り、詩を背後から抱きしめた。

「お仕事終わった?」

「ああ、大丈夫だよ」

「ねぇ、見て。すっごくキレイ……」

詩が指差した先には、月明かりに照らされた水面が輝いていた。

「キラキラしてキレイだね」

「満月の夜に奈央哉と一緒に来られるなんて、夢みたい。連れて来てくれてありがとう」

「俺こそ、詩と一緒に来られて嬉しいよ」

そう言って、俺は詩の耳元に唇を寄せた。そのまま、彼女の胸にそっと手を伸ばす。

小さく身じろぐ詩が可愛かった。

今すぐにでも詩を抱きたい。

けれど、今日は決めていた。

ラブコスメ リュイール ホットを使うんだと――。

優しいセックスを

露天風呂から上がると、俺たちは浴衣に着替えた。

ちらりと見える詩の鎖骨が色っぽい。

ドライヤーで髪を乾かしている詩の姿を時折見ながら、俺は露天風呂に入る前に送ったメールの返信に目を通していた。

仕事とプライベートを分けたいと思うものの、なかなかそうはいかないのが仕事の難しいところだ。一層のこと、メールなんてなければいいのに、と思うこともある。

「お待たせ」

髪を乾かし終えた詩が、ベッドに腰を掛けている俺の隣にちょこんと座った。

「明日で旅行が終わっちゃうなんて、やだなぁ」

詩は残念そうに言うと、足をブラブラとさせる。

「今度はもっと長い期間、旅行しようか? 一週間とか半月とか」

「えっ? 本当? 奈央哉、お休み取れるの?」

「詩の嬉しそうな顔が見られるなら、頑張って休み取ろうかなって。ここ数年、まとまった休みなんて取ってないしさ」

「じゃあ、期待しすぎない程度に期待しておくね」

詩はくすくすと笑いながら、俺を見上げる。

彼女のこの上目遣いが好きだ。

潤んだ大きな瞳で見つめられると、愛おしくて気持ちが抑えきれなくなる。

「詩――」

俺は彼女の唇に自分の唇を重ねると、彼女をベッドに押し倒した。

「奈央哉……」

小さな声で詩は俺の名前を呼ぶ。

詩の何を取っても、愛おしかった。

俺は詩の浴衣の胸元にそっと手を差し込む。

無防備な素肌に指が触れると、詩は恥ずかしそうに俺から視線を外した。

さっき結ばれたばかりの帯をほどくと、彼女の色白の肌が露出する。

俺は詩の胸の先端を口に含んだ。すると、詩は甘い声を上げる。

彼女の反応が可愛くて、俺は何度も繰り返し舌の先で転がす。その度に詩は身をのけぞらせながら、甘い吐息を吐き続けた。

「奈央哉、ダメ……」

俺が彼女の秘部に指を這わせた瞬間、詩は不安そうに声を発した。

俺はそっと指をどけ、ベッドサイドに置いておいたラブコスメ リュイール ホットに手を伸ばした。

「今日は使いたいものがあるんだ」

「え?」

「ここに塗って使うんだけど、いい?」

俺は再び彼女の秘部に触れて言った。

詩は俺の言っている意味がいまいち理解出来ていないのか、きょとんとした表情で俺を見ている。

「これなんだけど……」

そう言って、俺は手の中にあったラブコスメ リュイール ホットを見せた。

「これは……?」

ラブコスメ リュイール ホットって言って、塗ってマッサージするとじんわりと温かく感じられるんだって。これでエッチの時詩が少しでも楽になればいいな、と思ったんだけど、どうだろう?」

「奈央哉、気にしてくれてたんだ……」

「エッチは二人で楽しむものだから、少しでも、詩に気持ち良くなってもらいたくて……」

「ありがとう。使ってみよう?」

詩はにっこり笑って俺を見た。

初めてのラブコスメ リュイール ホット

俺はラブコスメ リュイール ホットのキャップを外すと、まずは少量指先に取ってみた。それを詩のデリケートゾーンに塗りマッサージしていく。

「どう……?」

「じんわり温かくなってきたかも……」

俺は詩の様子を見ながら、ラブコスメ リュイール ホットの量を増やしていく。

「んっ……」

いつもより、詩が感じているのがよくわかる。

力加減に気を付けながら、ゆっくりと彼女の中に指を差し入れた。

「あっ……」

「痛い……?」

「ううん、痛くない……」

彼女の中で指を蠢かしつつ、キスをする。

キスで口を塞いでも、詩の唇からは吐息が漏れ続けていた。

俺が指を二本に増やしてみても、詩が痛がる様子はなかった。

十分、指で慣らし終えると、俺はコンドームを手早く装着する。そして、詩の秘部に自分のものをあてがった。

「挿れるよ」

「うん……」

俺たちの間に緊張が走る。

俺は詩が痛くならないようにゆっくりと沈み込ませていく。

「大丈夫?」

「うん、平気……」

「動くね。脚の力、抜いて」

俺の言葉に詩は緊張で強張った脚の力をすっと抜いた。

俺は詩の脚の力が抜けたのを確認すると、慎重に腰を動かし始める。

「あっ……んっ……」

「痛い?」

「ううん、気持ちいい……」

「本当?」

「本当だよ、気持ちいいの……」

「激しくしても大丈夫かな?」

「多分……」

俺はさっきよりも速く腰を振り始めた。

規則的なピストン運動に合わせるように、詩の喘ぎ声が聞こえる。

「ねぇ、奈央哉……。どうしよう、気持ち良すぎるよ……」

「もっと気持ち良くなろう?」

「あっ……」

ラブタイム中の男女

詩は俺にしがみつきながら、快感に耐えているようだった。

こんな詩は見たことがない。

快感に身悶える彼女の姿をいつまでも見ていたいと思った。

ひとつになれて

俺たちは裸のまま、ベッドで横になっていた。詩は俺の腕に頭を乗せたまま、俺にぎゅっと抱きついた。

「どうした?」

「奈央哉とこうやって、ゆっくり過ごせるの久しぶりだから、くっついていたくて……」

「寂しかった?」

「……うん」

珍しく、詩が本音を言ってくれるのが嬉しかった。

「それにね、奈央哉とのエッチ、上手くいってなかったでしょ? だから、それが嫌になって、奈央哉の興味が他の女の人に移っちゃったんじゃないかな……って心配だったの」

「そんなことあるわけないよ」

「でも、そう思ってたの。だけど、こんなに私のことを想ってくれてて……。本当に奈央哉に申し訳なくて……。ごめんね。奈央哉は私とのエッチを変えようって考えてくれてたのに……」

「俺ももっとちゃんと話し合おうとすれば良かったんだよ。不安にさせてごめん」

詩の額にキスをすると、詩は優しく俺に微笑みかけた。

心の奥がどうしてこんなに温かくなるんだろう。

この笑顔を見続ける為に、俺は彼女のそばにずっといようと心に決めた。

END

【NEXT】⇒無事に奈央哉と詩の悩みも解決し、温泉旅行を終えることができた。次回登場するのは、結婚4年目のマンネリの夫婦で…。(【小説版】タワーマンションの女たち 16話)

あらすじ

詩の不安を察し、週末に温泉旅行に行こうと奈央哉は詩を誘う。
前回の失敗を踏まえ、旅行先でラブコスメリュイールホットを使うと奈央哉は心に決めて…?

この記事を読んだ方にオススメのコンテンツ



一足先にラブコスメ漫画を読みませんか?

官能小説はやっぱりLC!女性のためのすべて無料の官能小説サイト『エルシースタイル』!女性向けのえっちな小説や、女の子向けの投稿小説作品、セックス体験談を多数掲載中!短編から長編まで、エルシースタイルでしか読めない女性のための連載官能小説をお楽しみください。

遠距離恋愛SP
  • クンニ
  • さくらの恋猫
  • ヌレヌレSP
トロけるエッチ
騎乗位動き方
野々原いちご
野々原いちご
小説家。 1984.3.12生まれ。 法政大学文学部…
中村べーた
中村べーた
女性向け・男性向けにてイラスト・漫画で活躍中。
カテゴリ一覧
感じる官能小説
幼馴染(全3話)
仕事一筋(全3話)
遠距離恋愛|遠距離恋愛カップルの官能小説
夜明け前〜解放〜(全6話)
夜明け前〜出逢い〜(全6話)
絵の中のあなた(全3話)
空をつなぐ(全8話)
恋のチカラ(全6話)
恋愛エクスプレス(全8話)
キミに出会う旅(全5話)
君が気づかせてくれたこと(全6話)
home sweet home(全4話)
恋の花の咲かせ方(全5話)
まだ見ぬ君へ(全4話)
ここにいること(全4話)
未来の花ムコ(全4話)
彼女の生きる道(全7話)
本当の幸せ ―私の誤算―(全3話)
コイの記憶(全3話)
救世主(全3話)
再びの春(全3話)
天使の羽(全3話)
キャンパス(全3話)
恋愛診断(全3話)
傷心旅行(全3話)
甘い恋愛(全3話)
始まりは雨(全3話)
遠回りした私たちの恋(全4話)
LOVERS〜恋が始まる〜(全6話)
LOVERS〜恋が揺らぐ〜(全6話)
LOVERS〜恋がざわめく〜(全6話)
揺れる明るみ〜癒し〜(全6話)
揺れる明るみ〜包容〜 (全6話)
うずきがとける(全7話)
おんなの、秘めごと|森下くるみの官能小説
バースデーバレンタイン|渡辺やよいの官能小説
安藤呂衣は恋に賭ける|内田春菊の官能小説
私の知らない私|女性向けSM官能小説
ウーマン・オブ・プラネット
官能小説の書き方(投稿)
その指が恋しくて|指フェチの官能小説
あなたを感じる〜電話エッチ〜|テレフォンセックスの小説
寂しさの粒|マリッジブルーで婚約破棄を考える女性の官能小説
ルームナンバー701
美味しいセックス|おいしいフェラの官能小説
目で感じる官能エロ小説
「もうひとつ」の誘惑|ディルドの官能小説
新着小説作品
あなたを掴まえたい(年下彼氏)|年下男子との恋愛小説
夜はまた明ける
秘密の氷が溶ける音
心の糸を結ぶ場所|婚活パーティーが舞台の官能小説
Sweet of edge
となりのS王子「ファースト・クリスマス」|クリスマスHの小説
となりのS王子小説版 恋におちたら|上司との恋愛官能小説
先生とわたし|先生と生徒の恋愛官能小説
【小説版】シンデレラになる方法 〜誓子の場合〜
【小説版】夜ごと課外レッスン|夫婦の官能小説
クロスラバーズ spotA 谷崎美陽の場合
クロスラバーズ spotB 吉井月乃の場合
妄カラ女子 spotA 小森未由の場合
純白と快感のあいだ|ひと夏の恋を描いた官能小説
妄カラ女子 spotB 榊川彩子の場合
パラレルラブ spotA 加藤直紀
パラレルラブ spotB 高木洋輔
同居美人 projectA 名取千織
同居美人 projectB 上塚想子
心も体もつながる夜は
幼なじみの甘い脅迫|幼馴染との官能小説
甘恋レッスン|幼馴染とするエッチの練習小説
恋のメイクレッスン|可愛い女の子の恋愛小説
彼女を震わせるモノ|ローターで攻める官能小説
オンナノコ未満、オンナノコ以上
本当にあった物語|ラブコスメの体験談小説
恋猫、飼い始めました。|リモコンバイブが登場する官能小説
Lovecure|ラブホテルでのセックス官能小説
二度目の恋におちたから|セカンドバージンの小説
Vな彼女と彼氏/凛野あかり
【小説版】タワーマンションの女たち
年下わんこのおねだりタイム|玩具の官能小説
今夜は私から/矢野樹
私も知らないわたし/結奈
初めてのひみつ/凛野あかり
心も体も通わせて(全4話)
マンネリ打破!恋愛スイッチ(全2話)
プリンセスになりたい(全2話)
恋の誘惑は唇から(全3話)
インサート・コンプレックス|エッチができない官能小説
上手なキスを教えて?|上手なキスの仕方がわかる官能小説
秘密、蜂蜜、果実蜜|三松真由美の官能小説
エッチな女性はお好みですか?
私だけの、キミでいて。|膣トレで自分磨きをしていく官能小説
あなたのすべてが性癖なのです。|アナルセックスの官能小説
きみの声じゃないと駄目なんです!|言葉攻めで感じる小説
欲望まみれの執事に愛されて|執事とのSM官能小説
彼の知らない私と、私の知らない彼
「気持ちいい」を聞かせて|同棲中のセックスレス小説
恋する貴女へ特別な快感(おもてなし)を〜若旦那の恋の手ほどき
ひとりえっちの為の短編エッチ小説
投稿官能小説(短編)
大人の恋愛小説(短編)
夏目かをる小説|夏目かをるが描く無料官能小説
官能コラム
おすすめ官能小説レビュー
クリエイターズサイト
無料動画を見る
招き恋猫
メルマガ登録して最新h漫画を一足先に読もう