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投稿官能小説「仮面を脱いだセックス」(ねこにゃんさん)
たとえ気になる人が現れても、恋心は抱かない…
私、派遣社員 ゆかり。
職場の人とはあまり飲みに行ったりとかはしない。そして、たとえ気になる人が現れても、恋心は抱かない…というのがモットー、だった。
でも…。
春から今の部署に異動してきた彼、寛樹は、まるでモデルのように背が高くて、落ち着きがある。私は、なぜか忘れられなかった。あくまで職場の人だから、忘れなきゃって思うのに。
彼が異動してきてから、仕事上、少しずつ接点が増えるようになった。書類を提出する時、何か問題点がある時、当然ながら、仕事の「私」を演じる。
気づけばこの生活もすっかり慣れてきた。
いつものようにランチが終わって、給湯室へ行った。ここは、トイレと同様、誰もいなければ、一人ぼっちに近い密室で個室に近いところである。
そして、仕事モードの「私」を脱ぐことができる。
洗いものをして、その隙に私は深呼吸をしていた。何一つ、音はしなかった。
でも、目を開けると…。私の右隣に、寛樹がいた。
「えっ!?」
私は思わずぽかんとしてしまった。
「ごめんごめん。おどかしてしまったな。息抜きしてた?」
こんな私の姿は、寛樹にはあっさり見抜かれていたのだ。
「うーん…。かもしれないかな。」
私は笑ってそう返すと、寛樹は、そっと私を自分の胸板に誘導して、ぎゅっと抱きしめた。ごつごつした手が、私の肩や背中をそっと撫でるように、ただ優しく私を引き寄せる。
私は頭がパニックになりかけた。
「今夜、空いてる?」
「うん」
「じゃあ、公園で待ってるから」
寛樹は、私の耳元でやさしくささやいて、そのときは終わった。
仕事後、私達は軽くお酒を飲んで、それから、ホテルへと向かった。
「私の仮面、脱がせて…」(仮面を脱いだセックス)
部屋に入り、寛樹は私を後ろからやさしくぎゅっと抱きしめた。
「ゆかりちゃんが欲しい。昼間はあんなことになってしまったけど、ちゃんと告白しなきゃな。いつも仕事で一生懸命で、でも、普段は仕事の仮面、被ってるだろ?なんかほっとけなくってな。俺が守りたいって思った。」
私は、そんな彼の優しい言葉に思わず涙がこぼれ、ふりかえってぎゅっと抱きついた。
「私の仮面、脱がせて…」
私は、ただ寛樹に体を任せるのみだった。寛樹は優しく私の服を脱がせ、下着にも気を遣ってくれた。
ブラのホックがプチっとはずされ、肩紐がするっと落ち、白い乳房があらわになった。そして、パンティーをそっとおろし、あの部分もあらわになった。
「これが脱いだ仮面なんだね。きれいな、やらしい体だね」
寛樹もトランクスを脱ぐと、男性自身がみなぎっていた。
「やわらかいおっぱい…。気持ち良いよ」
彼は私のおっぱいに夢中だった。
もう片方の手は、私の秘部に入り、草むらを掻き分けてクチュクチュと愛撫した。
「はぁ…ん。ああ〜ん。」
「もう俺も限界かも。イキそう。一緒にいこうか。」
そのとき私は、絶頂を感じた。突き抜ける快感、大好きな彼と一緒になる幸せ。
彼と真剣に付き合いたい、とまっすぐに思った瞬間だった。