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小説サイト投稿作品26 「土曜の昼下がりに、あなたと」(ペンネーム:玉木ちさとさん)


「土曜の昼下がりに、あなたと」(ペンネーム:玉木ちさとさん)

〜LC編集部のおすすめポイント〜

隔週の金曜、お決まりのセックスの後虚しさを感じる冴衣。
本当に私を抱きたいと思ってるのかな?
そんな誰もが抱える悩みを題材にした作品。
感情移入しやすく読みやすいですよ!

気持ちを切り替えた自分磨きの末、彼はどんな反応をするのか…?!
突然の彼の言動にドキドキ必至!
理系男子好きにはオススメです♪

埋まらない淋しさ

金曜の深夜、彼氏の部屋にお泊まり中。
なのに――あぁ、この虚しさはなんだろう。
ソファーの前にぽつんと一人、膝を抱えて考える。
本当なら心地よいはずの行為の後の気だるさも、今はただ心を淋しく包むだけ。
ベッドでは'大義を果たした彼氏様'が熟睡中でいらっしゃる、なんて……。
義務?責任?おつとめ?
彼は本心では私を抱きたいわけじゃないのかも……。
私は求められているのでなく、抱いてもらっているのかもしれない。

「昔はこんなじゃなかったのにな……」
口をついて出た愚痴と、こぼれるため息。
いつからだろう、こんな思いを抱くようになったのは。
そりゃあね、私だってわかってますよ。
いつまでも付き合いたての初々しい二人じゃいられないことくらい。
でも、だからって……。

私はベッドへ戻って、彼の隣に横になった。
彼はまるで私にそっぽを向くように背中を見せて眠っている。
その背中に触れて寄りそうも淋しさは埋まらない。
むしろ、余計に悲しくみじめな気持ちになるばかり。
こんなに近くにいるのに、どうしてこんなに遠いのだろう。
私は諦めにも似た気持ちで寝がえりをうち、すごすごと毛布にくるまり眠りについた。

彼氏の高哉(たかや)とは付き合い始めてかれこれ二年ほどになる。
大手の化学メーカーに勤める彼と、臨床検査技師として健診専門のクリニックに勤める私。
ふたりは友達の紹介で知り合った。
共通項はどちらも理系ということくらいの私たち。
けれども、初めて会ったときからなんとなく波長が合うような、無理をしないで一緒にいられる気やすさがあった。

彼は基本的には土日が休み。
私はときどき土曜出勤があるけれど、それでもまったく休みが合わないわけでない。
金曜の夜には仕事帰りに私が彼の家に直行するのがいつものパターン。
彼の家はたまたま私の勤務先からわりと近く、合鍵で自由に出入りするのを許されている私は金曜以外にふらっと寄ることもあった。

高哉は温厚で冷静で、ちょっと理屈っぽくて。
何かで行き違いや衝突があっても、自分の感情を全面に押し出すようなことはない。
だからいつも、ケンカといっても私の独り相撲みたいになってしまう。
そんな彼にイラッとしたり、やきもきしたり。

それでも――やっぱり、彼のことが好きなのだから。
私が直情的なぶん、彼の冷静さでバランスがとれているのは確かだし。
高哉は理詰めでかかってくるわりに、肝心なところでは口べたで。
私に言い負かされて拗ねるところが可愛かったりもする。
彼のことが好き……好きだからこそ腹が立つ。
彼が優しいから、優しいからこそ――不安になる。

高哉はまるで判で押したように金曜の夜(しかも隔週!)に私を側に抱き寄せる。
それはほぼ絶対で“する”ことは当たり前の確定事項。
私の都合はあまり関係ないらしい。
もちろん、拒否の意思をはっきり示せば彼はそれ以上何もしてこないのかもしれない。
だけど――それが怖かった。
怖いから応じる。
私が拒否なんてしたら最後、彼はあっさり引き下がり、それっきりになってしまう気がして……。

ちなみに、金曜以外の日に私が誘っても応じてくれたことはない。
平日は仕事で疲れているのはわかっている。
わかっている……つもり。
高哉を紹介してくれた友達経由で彼の激務ぶりはなんとなく聞いているし。
浮気を疑ったりもしていない。
女の影など皆無だもの。
平日の激務で週末だって疲れがたまっているでしょうに、律儀に'そうして'くれる高哉。
なのに、私は――心が狭い?欲張りすぎ?
そう考えたことがないわけじゃない。

結婚している女友達は
「レスで悩んでいる人もたくさんいるんだから、あんたは幸せ」
とたしなめる。
それは、そうかもしれない。
しれない、けど……。
なんだか気持ちが一方通行で、ちっとも通い合っていない気がして。
それがひどく気になって、切なくて。
どうにかしたいのに、どうしていいかわからない。
私は考えあぐね、半ば途方に暮れていた。

好きな人のために…

水曜日の夕方。
仕事を終えてロッカールームへ行くと、既に着替えを済ませて帰り支度をする先輩と出くわした。

「あ、お疲れ様です」
「お疲れさまー」
いつも明るく優しくて頼りになる先輩は産休を控えた妊婦さんでもある。
確か歳は私よりも二つ上の三十歳だった、と思う。
それにしても――先輩、すごくきれい。
っていうか、すっごく可愛い。

「これからお出かけですか?」
「うん。だんなとデートなの」
うきうきと嬉しそうに笑う姿は、まるで幸せのオーラでもまとっているかのよう。
いつだったか
「お腹も出てきて着られる服がなくて困っちゃう」
なんて言ってたけど、無理なくお洒落してる感じだし。
髪だって――私たちの職場は長い髪はまとめる規則になっているけど、それを上手にアレンジしていてとっても素敵。

「この子が生まれたら、しばらくは二人でデートなんて無理だもんね」
そのお腹に愛おしそうに手をあてて微笑む先輩。
とってもきれいで輝いている。

「あっ、いけない。私、そろそろ行くね。それじゃあ、お先です」
「お疲れ様でした。楽しんできてくださいね」
「うん。ありがとう」
にっこり笑って小さく手を振る先輩。
そして、先輩が私のまえを通りすぎた瞬間――
ふわりと、花のような果実のような香りが鼻をかすめた。
とても女性らしい美しい香り。
優しくて愛らしい香り。
なんだか、とても……ショックだった。
まるで思い切り打ちのめされたみたいに。

だって、私ときたら――
職場では仕事着(パンツタイプのナースウェア)に着替えるからって、通勤服も超ラフだし。
メイクだってネイルだって、華美なものは控える規則をいいことに手抜きだし。
髪だって、どうせひとつにまとめるからって気遣いなし。
ましてや、香りなんて……。

それにひきかえ、先輩は――結婚しても妊婦さんになっても、すっごくきれいで。
だんな様とのデートの為にすっごいお洒落して。
すっごく可愛く頑張ってて。

私……ダメダメだ。
先輩みたいに、好きな人のためにお洒落してる?
高哉の喜ぶ顔がみたい、って……
最近そんなふうに思ったことあった?
私……好きな人のこと、ちっとも考えてなかった。
高哉の気持ち、ぜんぜん思いやれてない。
自分本位で、独りよがりで。
愛されたいばっかりで、ちゃんと愛せてなかった。
今さらだけど……ようやくちょっと気づけたみたい。
だから――頑張りたい。
彼がはっとして抱きしめたくなるような私になる。
そうとなれば……実行あるのみ!
私の作戦は始まった。

まずは手はじめに、自分の部屋の掃除から……。
彼が最後にこの部屋に来たのっていつだっけ?
彼のうちが職場から近いのをいいことに、いつも高哉のとこに入り浸りだったから。
彼の部屋はいつだって清潔で居心地がいいのに、私の部屋は……。
めったに彼が来ないからって掃除もさぼりがち。
高哉って偉いなぁ……あらためて、そう思う。

あんなに忙しいのにいつもきちんとしていて。
なんとなくそれが当たり前みたいになってたけど、ちっとも簡単なことじゃない。

ひょっとして、私がいつ来ても寛げるように……???
彼の細やかな気遣いにぜんぜん気づきもしないで、私……。
次の週末は絶対に私の部屋に来てもらおう。
部屋もきれいにして、お洒落もして、お料理だって頑張るから。
だから、この部屋でうんと寛いでもらいたい。
好きって気持ち、ありがとうって気持ち、これからもずっとずっと一緒にいたいって思いを伝えたい。

そして、願いが叶うなら――。
心から私のすべてを求めて欲しい。

特別なフレグランス

土曜日の午後。
すべての準備を整えて、彼が来るのを待ちわびる。
昼食とちょっとした用事を済ませてから来ると言っていたので、ここへ着くのは二時頃だろうか。
いつもだったら――金曜の夜から彼の部屋にいて、だらだら寝て起きて、朝昼ごはんを食べて、またうだうだ、と……。

でも昨日は、わざと彼の部屋に行かなかった。
それを深く追求するでもなく、今日ここへ来ることもあっさりOKした高哉。
無関心?って思わないでもないけど、変に怪しまれるよりよかったかな?

昨夜は彼のことを想って眠り、今朝はきちんと早く起きてシャワーを浴びた。
新しい下着に、おろしたての服。
考えてみれば、スカートをはくのも久しぶり……。
ほんと、今までどれだけ自分磨きをさぼっていたんだろう。

でも、今日は違う。
今はもう違うから。
夕食の仕込みもばっちり。
もちろん、部屋の掃除だって。
そして、何を隠そう特別な秘策まであるのだから。
それは――私を包む果実のようなこの香り。
甘いけど甘すぎず、ふんわりと心が落ち着くフレグランス。

その香りに包まれているだけで、なんだか守られている気がする。
その香りをまとっているだけで、不思議と自信がわいてくる。
どうか――彼とまた心を重ねて想いを確かめ合えますように。
そんな祈りにも似た気持ちで彼を待つ私のもとへ――
恋しい彼がやってきた。

「冴衣(さえ)のうちに来るの、久しぶりだな」
「ほんと、久々だよね」
いつもいつも私ばっかり押しかけて、我が物顔で寛いでいてごめんなさい……。
心の中で手を合わせつつ、キッチンに立ってお茶を淹れる。

私の部屋は二間ある高哉の部屋と違ってワンルーム。
あらためて思ったけど、女子の部屋にいる男子の存在感って、なんかすごい……。
久しぶりとはいえ、高哉は何度もここへ来たことがあるのに、なのに――。
まるで初めて彼が来た日のようにドキドキする。

「高哉は緑茶でいいんだよね?」
私はお茶の入った二人分のカップを、彼がいるローテーブルまで持っていった。
「はい、どうぞ。あ、まだけっこう熱いからね」
「えっ……あぁ、ありがとう」

ん?なんだろう?
彼の隣に座った瞬間、なんかちょっとびくりとされたような?
おまけに高哉ってば、電車の座席で見知らぬ人が詰めてきたときみたいに、腰を浮かせて私と距離をとったりして……。
なんか、いきなり避けられてる???
まさか……考えもしなかったけど、ひょっとして高哉って香水とか絶対にダメなタイプとか!?
そういえば、今まで彼と会うのに香水なんてつけたことなかったし……私、完全に裏目ってる!?

「あのね、高――」
「冴衣」
「えっ……ああっ……」

彼の肩越しに天井が見える。
何、この急展開……???
私……押し倒されちゃった。

もちろん気づいて欲しかった

見下ろすのでなく、覆いかぶさるように重なる彼。
首筋に感じる熱い吐息に、体が切なく震えてしまう。

「なんか……今日の冴衣、いつもと違う」
そんなの当たり前だよ。
だって……わざとだもん。
それより、高哉だって……。
そっちこそ、いつもとぜんぜん違うじゃない。
いきなり、こんなこと……。
「すごい可愛いし、それに――いい匂いがする」

囁く彼の鼻先が私の耳にそっと触れる。
冷静で慎重な彼らしからぬ行動と言動。
戸惑いと期待がまじりあって、胸がきゅんと高鳴った。
だって、高哉が私のこと'可愛い'って……。
そういう台詞をほいほい言えるタイプじゃないって知ってるから、すっごく嬉しい。

「ひょっとして、俺のため?」
「えっ」
そんな臆面もなく……私のほうが照れちゃうじゃない。
もちろん気づいて欲しかった、だから嬉しいはずなのに。
いざ気づかれると……恥ずかしい。

「冴衣?違うの?」
「それは……」

高哉って、こんなに意地悪だったっけ?
照れ隠しに言葉を濁す私を彼は決して許さなかった。
「ちゃんと言ってくれなきゃわからないだろ?」
指を絡めて重なる手と手。
両手をつながれ組み敷かれ、身動きできない。
心も体もまるごとすべて彼にとらわれたみたい。

「冴衣、答えて」
「だから……」
「だから?」
「…………うん」
「冴衣?」
「全部…………高哉のため」

ようやく言えた……。
まるで不貞腐れたように思い切り顔をそむけたままだったけど、やっと。

「これからは、彼とちゃんと向き合いたい」

それからあとは――心のままに、流れのままに。
ピンクのカバーがいかにも女子っぽい窮屈なシングルベッドの上で、私たちは心から互いを求めあった。
カーテンを閉めても十分に明るい真昼の部屋。
こんな時間から、こんなこと……。
ちょっとした後ろめたさに、じわじわと羞恥心が煽られる。
そんな私の表情を彼は目ざとく見逃さなかった。

「明るいところでするの、恥ずかしい?」
わかりきった質問で透かさず私を責めてくる。
「……別に」
「ふーん」
意地を張る可愛げのない私に、容赦のない鬼畜な彼。

「平気なんだ?」
「それは……」
「じゃあ、これでも?」
「ええっ……嫌ぁ、ちょっと……」
心もとなくも私の体を隠していた毛布が剥ぎ取られ、素肌をあらわにさらされる。
ぞくぞくするのは、肌に触れた空気のせい?
それとも……。

「冴衣?」
「……やっぱり、恥ずかしいよ」
素直に白状して小さくなる私を、高哉は包み込むように抱いてくれた。

「可愛いな。素直でも、素直じゃなくても」
「意地悪……」
「俺、やっぱり冴衣がいいよ」
「え?」
「冴衣じゃなきゃ、冴衣がいてくれなきゃダメだ」
「高哉……?」
顔を上げようとした瞬間、強引に唇を奪われた。
そうして、彼は私の髪を何度も優しく梳いたり撫でたりしながらキスをした。
繰り返し、角度を変えては幾度も幾度も。
気が遠くなるほど、息がつまるほど、狂おしくて優しいキスを。

「俺……ごめんな」
「え?」
「いつも、優しくなくてごめん」
悔しさと情けなさがまざったような声と、ちょっと悲しげな切ない表情。
思わず胸がちくんと痛んだ。

「忙しいからとか、疲れてるからって……ごめん」
高哉もいろいろ気にしていたんだ。
私のこと、気にしてくれていたんだね……。

「高哉は優しいよ」
いつも居心地のよい部屋に私を迎え入れてくれて。
そうそう、冷蔵庫にさりげなく私の好きなアイスを買っておいてくれたり。
きっと仕事でいろいろあるでしょうに、決して私に八つ当たりとかしないし。
なのに、私は――。

「私のほうこそ……ずっと、ずっとごめんね」
いつもキレイにしてなくて、手ぇ抜いてばっかりで。
怒りっぽくて、イライラをぶつけたり。
こんなにあなたに甘えているのに、そのことにさえ無頓着で気づかずに……。

「高哉と一緒にいるときが一番いい」
どこよりも心地よい私の場所。
誰よりも好きな愛しい人。
「いつも……ありがとね」
今度は私から彼にキス。
求めるばかりでも、待ってるばかりでもダメだから。
これからは、彼とちゃんと向き合いたい。

「俺のほうこそ……ありがとな」
ちゃんと……伝えあって、確かめあって、想いをずっと重ねていきたい。
高哉も私も今日はとってもお喋りみたい。
特に高哉は、その……
もともと'喋りながらってタイプじゃないのに、今日は……とろけるような甘い言葉をたくさんくれた。
それに、私を切なく困らせる蜜のような意地悪も。
こんなに素直になれたのは、素直に愛し合えたのは――
ひょっとして、この香りのせい???

最初は甘い果実のような印象だったけど、今は草木のような花のような……
ほんのり甘いようでいて神秘的な不思議な香り。
そして、この香りは気だるい余韻を満喫するのにとても似つかわしい気がした。

素敵な休日

「私ね、こうして毛布にくるまって二人でまったりするの好き」
「そっか……確かに、いいかもな」

いつもなら、高哉はすぐに着替えてさっさと寝てしまうのに、
やっぱり今日は特別みたい。
毛布の中で向かい合って、彼のいろんな話を聞いた。

例えば――。
新しい上司は自分にも部下にも厳しい仕事のできる人物であること。
いい意味でも悪い意味でも職場に緊張感があって、平日の帰宅後はくたくたなこと。
仕事は好きだしやりがいもあるけど、正直ちょっと無理をしている自分に最近気づいたこと。

それから――。
私とぎくしゃくするのは嫌なのに、どうしていいかわからずに悩んでいたこと……。

「私たち、これからはもっとたくさん話そうね」
「そうだな」
床には脱ぎ散らかした二人の服が落ちたまま。
テーブルの上のお茶は口をつけられないまま、すっかりぬるくなっていた。

「冴衣といると落ち着くな。
特に今日は……なんだろう?不思議だな」
「それ、ひょっとしたらこの香りのせいかも」
「確かに、なんかずっと甘い感じの匂いするなぁとは思ってたけど……」
「フフフフ。これはただの香りではないのだよ、高哉クン。
ワタシの念がこもっているのだからね」
「誰だよ……てか、念とか怖いんですが」
「怖くないもんね」
私は苦笑いする彼の鼻先に、ひょいと手首を近づけた。

「いい匂い、する?」
「ああ。ほっとする匂いなんだけど、なんか……色っぽいんだよな」
彼は私の腕をやんわり掴むと、手首に優しく口づけた。

「俺、消毒液臭い冴衣もけっこう嫌いじゃないんだけど」
「ええっ。何それ、初めて聞いたっっ」
「あ?そうだっけ?」
「そうだよっ。って……私ってそんなに消毒液臭いわけ!?」
そりゃあ職場が職場だもん。
いくら仕事着が別だからって、やっぱりどうしても……。
ああ、もうっ!
ぜんぜん無自覚とか、すっごい恥ずかしいよお……。

「まあまあ、そう気にすんなって。いつもってわけじゃないし。 ほら、ときどき疲れて服のまま眠りこけてるときとかあるだろ?そういうときだけ」
「気にするよ……ごめん」
「冴衣は冴衣のままでいいよ」
おでこがこつんとぶつかって、鼻と鼻が触れ合って、それから――ふわっと唇が重なった。

「いい匂いの冴衣はもっといいかもしれないけどな」
「うん……」

土曜の昼下がり、たっぷり甘い汗をかいた二人。
素敵な休日はまだまだ続く。
そして、想いを確かめ合った二人の'これから'も、きっと――。

玉木ちさとさん/著

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