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恋愛とセックスのかけ算/26歳 麻衣子の場合


幼なじみの恋

小学生の時のアルバムをめくると、となりに小さな男の子が写っている。テレビのCMに出てくるようなかわいらしい男の子。眼がクルっとして前髪を眉の上でまっすぐに切り揃えている。

きっとおかあさんがはさみでパツンと切ったのだろう。麻衣子より5つ年下の男の子、家が近所だったので毎日一緒にゴハンを食べていた。

「ケンちゃん、昔っから私の服の袖つかんでるんだ」

弟のように思っていた健人が、気になる対象に変わってきていた。麻衣子が看護士として隣町のクリニックに勤め始めた頃だった。

職場の環境に慣れなくて沈んでいた頃、休日になると外に連れ出してくれた。

「麻衣子ちゃん、仕事の事忘れて、遊園地行こうよ」

その遊園地でのデートが麻衣子と健人の関係を変えた。目覚まし時計の針を少しだけ動かすような、誰も気づかぬような少しだけの変化。

園内にある湖であひるの形のペダルボート。

親子で漕いでいるボートを見ながら、「あの子、足届いてないよね。おとうさんひとり漕ぎだね」と麻衣子が笑った。

それには答えず健人がぽつんと告げた。

「麻衣子ちゃん、今、仕事一生懸命だろ、怖い先輩に怒られたり、患者さんに怒鳴られたりで大変そう。僕さ、時々こうやってリラックスさせる役するからさ。元気出して」

「ケンちゃん、何、急に。びっくり。でもありがと。ほんと、うちら兄弟みたいだね。姉想いのいい弟だよ」

健人はいきなりペダルをシャカシャカとスピードを上げて踏み始めた。

「あのさ、そういうんじゃなくて、弟とか言われるの嫌なんだよ。弟じゃないし。まだ学生だけど一応ひとりの男っつうか、そういう存在で…」

もどかしい言い方だったが、麻衣子は直感でわかった。

「ケンちゃん、私と付き合いたいってこと?」

健人はアップルミントのタブレットをシャツのポケットから出して「食べる?」と差し出した。

「ケンちゃん照れてるー。やっぱかわいい。」

付き合おうという言葉を健人は返さなかったが、麻衣子は単純に嬉しかった。健人は麻衣子のそばにいつもいて、確実に心の支えになってくれていた。

健人は女の子と付き合ったことがない。キスも高校時代、冗談で1回したくらいで奥手男代表と自分で言っていた。3人の男性と付き合った経験がある麻衣子の方がリードすることになる。麻衣子はそれもおもしろいなと思った。

立ちはだかる壁

見つめ合う男女'

お互いの自宅を行き来して、気兼ねなく過ごしていた状況が変わって来た。健人の母の眼が気になり始めた。

「麻衣子ちゃん、そろそろお年頃ね。いい人できた?」と会えば必ずその話題だ。

健人と付き合い始めたことは切り出しにくかった。

健人の部屋でゲームをしていると、ノックをせずにドアが開いた。バタンっとわざと音を立てて激しく開けた。

「ちょっと、あなたたち、大人になったんだからふたりきりでお部屋に籠るのよくないわ」

「ケンちゃん、適齢期のお嬢さんとふたりきりになっちゃ申し訳ないでしょ。くつろぐならリビングにしなさい。兄弟みたいに育ったから、あなたたちは意識ないかもしれないけれど、ご近所の方達からどんな眼で見られるかわからないでしょ」

健人がイラっとしたのが麻衣子にも伝わった。

「かあさん、大人なんだから何したっていいだろ。干渉すんなよ。じゃあ、外で会うよ。麻衣子、行こう」

「ま、麻衣子ですって?年上の人を呼び捨てにするなんて」

母親が青ざめて怒りをあらわにしている。

手首を健人がグイっと引っ張った。立ちすくむ母親を無視して、ふたりは公園に向かって走った。なぜ走るかわからなかったが、敵対する存在から少しでも遠ざかりりたかった。

空は暗くなっていた。街灯やコンビニの蛍光灯が公園を照らし、夜でも充分遊べる雰囲気だ。ジャングルジムにはスポットライトがあたっているかのように砂場の横に浮かび上がっている。もちろん、夜に遊んでいる子供はいない。

そういえば最近、真っ暗な夜を見たことがないなと麻衣子は思った。岐阜の祖父母の家に夏休みに泊まりに行っていた頃、夜が真っ暗でトイレに行くのがとても怖かった。健人もトイレに行く時はいつもおかあさんを起こすと言っていた。田舎の夜は暗くて、夜らしい夜だ。

そんなことを考えていると健人が突然言った。

「麻衣子、僕が卒業したら結婚しよう。あと2年待ってくれる?」

「ケンちゃん、本気?さっきのおかあさんの顔見たでしょ。私たちが幼なじみとして仲良くするにはいいけど、発展しちゃだめって言ってるようなもんだよ」

健人はジャングルジムに1段足を掛けて上から麻衣子を見ていた。ポンっと飛び降りた。そして何も言わず麻衣子を抱き寄せた。

「ちょっと、ケンちゃん、びっくりするじゃない。こんな接近したの初めてで…」

健人は麻衣子の唇に自分の唇を重ねた。というより、押し付けた。

あまりに慣れていないキスだったので、麻衣子はおかしくてちょっと吹き出した。

「なんで笑うんだよ」

健人がふてくされた顔つきでまたジャングルジムに昇り始めた。

「ケンちゃん、女の子と付き合ったことあまりないから、こういうの苦手でしょ」

「そんなことないよ。エッチだってしたことあるんだぞ」

「うっそー。高校の頃、ふざけて女の子とキスしたって真っ赤になってたことあったよ。それっきり、なんもないっしょ」

「僕、キスうまくない?」

麻衣子は余裕の笑みを見せて言った。

「キスもエッチも私がおしえてあげるよ」

健人をジャングルジムから引きずり降ろした。後頭部を両手で包み、ポカンとあけた無防備な唇に麻衣子はグっと舌を差し入れた。

健人の舌先は動揺したように引っ込んだり、横にそれたりした。麻衣子の舌はその舌先を追っかけるようにクルクル動いた。気づくと、健人の下半身が硬くなり、麻衣子のおなかに押し付けられていた。

バージン

健人の息が荒くなった。左の胸からドックドックと鼓動が聞こえる。

「麻衣子、今、お金持ってる?」

「え?うん、バッグに財布入ってるから。あるよ」

「今度返すから貸して」

「何?ジュース買うの?」

「ホテル行こ」

「えっ?」

「高速のインターの近くにいっぱいあるだろ。タクで飛ばそう」

「やだよ。そんな急に」

「僕ら付き合ってるんだからいいんだよ。明日、かあさんに麻衣子と結婚したいってはっきり言うからさ」

従順でおとなしい健人がここまではっきり物事を決めることは今まではなかった。麻衣子は新しい健人を見た気がしてコクンと頷いた。

車で入るのが普通のインターチェンジのホテル、タクシーで乗り付ける客はほかにいなかった。タクシーを降りる時ひどく顔がほてった。麻衣子はホテル経験は何度もあるが、健人は初めてだ。

部屋を選ぶときに頬がピクピク動き、緊張しているのがわかった。

「この森林タイプの部屋と、水槽がある部屋とどっちにしようか」

麻衣子がパネルを指差して訪ねた。

「ノーマルなのがいい、ノーマル」

健人の声が振えている。麻衣子は、リードしてあげようと決めた。

部屋に入ると、ムードたっぷりのライトが水槽を照らしていた。キングサイズのベッドが部屋の真ん中におさまっている。床の3/2をベッドが占める。それを見て健人は益々緊張している。

「こんなでかいベッド見たことない」と率直に感想を述べる健人が小学生に見えた。突っ立っている健人にシャワーをすすめ、麻衣子はポットのお湯を湧かして珈琲を入れはじめた。

シャワーを浴びて腰にタオルを巻いた健人に珈琲を手渡し、「これ飲めば落ち着くから、だいじょうぶだよ」と背中を撫でた。今さら未経験のふりをすることもない、お姉さんキャラを決め込むことにした。

麻衣子がシャワーを浴びて出て来ると健人はベッドの上に正座していた。

「麻衣子、よろしくお願いします」

頭を下げる健人がかわいい。

「お姉さんが教えてあげるからね」と健人の腰のタオルをパっとはぎ取った。

自然に眼が腰回りに行く。何もしていないのに健人のそれは硬くそそり立っていた。

「ケンちゃん、すごいね。パンパンに張ってるよ。舐めてあげる」

麻衣子は公園でしたキスの続きをペニスにしてあげた。

根元から先端までゆっくり上下に舌先を押し付け、左右にある円球は舌の裏側でやさしく押した。

「キスとエッチを1日でやってしまうなんて僕たちすごくない?」

健人が息絶え絶えに囁いた。

「今日にたどりつくまでが長かったんだよ。そのぶん、楽しもうよ」

麻衣子がパックリと健人のそれをくわえると健人はブルっと振えた。

「麻衣子、もう、僕いきそうだよ。だって、こんなこと初めてされた…」

「気持ちいいでしょ。健人のバージンを奪うことができて嬉しいな」

健人をくわえたまま、麻衣子は健人の手を自分の胸に誘導した。

充足感

麻衣子の胸のふくらみを直接手のひらに感じ、健人はハっと我に返った。自分も動かなければ。上体をゴソっと起こした。ていねいに麻衣子を仰向けに寝かせた。

「今度は僕が麻衣子を味わう」

唇へのキスはさっきの公園のキスとは違った。少し要領がわかったようだった。麻衣子の舌をツンツンしたり、前歯をぶつけたり、そして、キスをしながら乳首を指でつまんでコロリとまわした。

「あ、いい」

麻衣子がどんどん女の顔に変わってゆく。健人の手のひらが乳首から脇腹を通って下腹部にたどり着いた。

麻衣子はすっかり濡れきっていたが、なかなか健人が秘部を触ろうとしない。

長いキスはまだ続いている。じれったい。すぐにでも入ってきて欲しい。

「ねえ、触って。ここ。ここよ」

麻衣子はまた健人の手をたぐり寄せた。健人の指が固まって、宙を泳いでいる。そちら側に行っていいのかと迷っているように。

「ケンちゃん、はやく、触って」

麻衣子はもう一度手を引っ張って促した。意を決したように健人の指が動き始めた。ゆっくりと麻衣子の中心にあるくぼみに侵入する。右と左に入り口を開き、奥へ奥へと入り込む。

「すごいな、こんなに奥まで入るんだ。深いんだね」

麻衣子はうっとりとした。

「子宮の入り口まで…まだまだ…あるよ…」

途切れがちに麻衣子が答える。

「もっと深く入れていいの?」

「指じゃなくてケンちゃんのこれ、入れて」

爆発しそうに張り切ったペニスを麻衣子はキュっと握った。

「わ、触っちゃだめだ。刺激すると出る」

「もう、そんな早く出しちゃダメ」

ひと呼吸して、健人はその先端を麻衣子の入り口に近づけた。

「不思議だな。俺のコレ、ここに入りやすい形にできてるんだな」

「そうだね、先が丸く細くなっていなかったら絶対入らないよね。円錐形っていうのかな」

先端を2センチ入れた時点で、健人はいきそうになり歯を食いしばる。

麻衣子はその様子を見て、健人の骨盤をぐいっと上に押し返した。

「ダメ、先にいっちゃいやよ」と微笑んだ。

「おねえさま、僕、どうすればよいのでしょうか」

健人が冗談っぽく尋ねる。

「ちょっとクールダウンしてみて。30秒。一緒に数えよう」

「1、2、3、4、5…」

「28」と言うやいなや、健人がグっと突き刺した。

「う、うん、うっ」

あまりの突然な挿入に麻衣子のほうがいきそうになる。若さにまかせて健人が腰をバンバンと押し付ける。健人の根元まで麻衣子の中に深く埋まる。ベッドの横では水槽の中の熱帯魚が涼しげに泳ぎ回る。横目で見ながら。

「この魚たち、何人のエッチを見てるんだろう」と思った瞬間、健人の腰の動きが小刻みに変化した。

「ま、麻衣子、麻衣子、すごく気持ちいい、ああ、麻衣子」

弟みたいに思っていた健人がひとりの男として麻衣子の身体に入り込んでいる。

「ケンちゃん、もう我慢しないでいいよ」

健人の頭の中で何かがはじけた。麻衣子は達することはできなかったが、今までにない充足感を感じた。額に張り付いた健人の前髪を指でかきあげ、「ケンちゃん、私たち大人になったんだね」とささやいた。

開拓

しばらくのあいだ、健人はベッドに大の字に横たわり眼を閉じていた。

「麻衣子、麻衣子は気持ちよかった?いったの?」

「うん、気持ちよかったけど、いくまでじゃなかった。半分いった感じ、でもいいじゃない、初めてなんだから。これから開拓しよう」

「よかったよ、麻衣子が5つも年上で。これ、年下の女の子だったらまずいよ。僕、バカにされるよ」

健人は照れ笑いをした。

「ケンちゃん、眠い?シャワー浴びたらもう1回しない?」

麻衣子は腹の上に足を開いてまたがって健人を見下ろした。

「眠くなんかない。こんな麻衣子のポーズ見てカルチャーショックだ。朝まで頑張れる」

「若いってこういうことなのね」

麻衣子は笑った。元カレはかなり年上で35歳のサラリーマンだった。

ホテルで愛し合ったあとはすぐに爆睡し、2度目に挑戦などすることめったになかった。今年成人式を迎えたばかりの健人は少年のような身体つきだが、たった今海からあがったばかりの生きのいい魚のようだと思った。

そして、2人はふたたび重なり合った。今度は健人は恥ずかしがらずに麻衣子の深い部分を指の腹で押したり、撫でたりして感触を楽しんだ。今まで仲良かった男の子とこういうことをするのが、はずかしいような嬉しいような、微妙な心境。年上だからこそ大胆に、自分がして欲しいことをねだることができた。

「ケンちゃん、乗っかってあげる」

健人を仰向けに転がし、麻衣子はさっきと同じく馬乗りになった。健人のそれはまっすぐ直立している。麻衣子がその上にジワリとしゃがみこんだ。

「うう、」

健人が嬉しいのか苦しいのかどっちつかずの声を絞り出した。

「ケンちゃん、私、重い?」

「いや、あまりに刺激的で頭の中グチャグチャ、またすぐいきそう」

「2度目だからもつわよ」

腰を上に下にスライドさせながら、麻衣子はしばらく楽しんだ。腰から下がけだるいような心地よさだ。健人の両手がふたつの乳房を下から掴んでゆっくり揉んでいる。上下直角の動かし方を斜め横にずらした。

麻衣子が前屈みになった瞬間、中心の突起物にペニスの側面があたり、えも言えぬ快感が腰骨を貫いた。

「この角度、好き、かも…」

何度か動かしているうちに、麻衣子の思考は途切れ、リードしているという感覚がなくなってきた。

「ケンちゃん、好きにしていいよ…」

健人が腰を動かし始める。

最初はゆっくり、位置を確かめるように。そして速く。麻衣子の感じる部分がわかってからは、そこにこすりつけるように。

「あああ、どうにかなりそう、すごい」

そして2度目、2人はほぼ同時に果てた。

不安定な関係

次の日の夜、健人は母親に麻衣子と付き合っていることを伝えた。結婚を前提と言ってしまったので、ますます母親は沸騰した。こんなに人の頬が紅くなるのを見たことがない。父親は3週間、杭州に出張で不在だった。母は顔を真っ赤にして反対した。

「健人、麻衣子ちゃんは、幼なじみよ。姉弟みたいなもんじゃない。ダメよダメ。あなたはまだ20歳、学業に専念…」

「かあさん、学業に専念しろなんて古くさいこと言いたくないって前は言ってたよ。大学はいい友達を作る場所だから、多いにエンジョイしろって」

「バイトだって自由に選ばせてくれてるのに、なんで彼女が麻衣子じゃだめなんだ」

「ダメなものはダメ。とにかく、とうさん帰って来たら3人で話しましょう。きっと、とうさんも反対よ。就職もしてないのに。あなたは1人息子でこの家を継いでゆく立場なのよ」

「僕が1人っ子だから結婚しちゃいけないってこと?相手が年上の麻衣子だからだめってこと?結婚は卒業してからって言ってるだろ」

「もっと大人になりなさい」

母親はそれ以上の話し合いをしようとしなかった。3日後に麻衣子の母に健人の母から電話があった。家同士の距離を置きたいと言う。麻衣子の母は困った顔で麻衣子に告げた。

「小田さんのお宅との関係はこれかぎりね。あんなに怒っている小田さん、初めてだわ。よりによって麻衣子も麻衣子よ。どうしてケンちゃんなの。まだ学生さんじゃない。年上の男の人の方がいいわよ、結婚相手は」

麻衣子はきっと味方になってくれると思っていた母親の言葉に落胆した。

「わかった。今はどう反論してもケンちゃんのおかあさんも、ママも説得できないことがわかったよ。ケンちゃんが卒業して就職したら考えるでいいでしょ」

麻衣子は健人とこの先のことを毎晩のように公園で相談したが、健人はだんだん弱腰になっていった。

「僕、やっぱ、かあさんの喜ぶ顔がみたいや。あの時さ、反抗して出て行っただろ。かあさん、次の朝、眼が真っ赤だったんだよ。泣き明かしたみたいで。僕、胸が痛いっつうか」

「ケンちゃん、わかったよ。ケンちゃん昔から、おかあさんっ子だもんね。一人っ子だし。すぐかあさん、かあさんって追っかけてた」

麻衣子はジャングルジムにぶら下がりながらため息をついた。健人はちょっとムッとした顔つきになったが逆らわなかった。

「麻衣子、じゃあこっそり付き合おう。親を安心させるということで。僕が就職して社会人になったら親も許してくれるよ」

不安定な関係、悲しい提案だったが麻衣子はこれからも健人のことを大切にしたいので、渋々頷いた。

ある日、職場に向うバスの中で夫婦らしいカップルが前の席に座った。

「なあ、今夜のテレビ番組、録画予約した?」

眼鏡の夫が尋ねた。

「あ、忘れた。私の方が先に帰れるから予約しとくよ。見そびれた映画だよね」

ショートヘアの妻が答えた。

「うん、そしたら週末一緒に見よう」

たわいない会話だったが、結婚ってこういうことなんだ、平凡だけど寄り添って生きてる感じだ、麻衣子はうらやましくなった。

いつになったら、健人は親を説得し、堂々と結婚宣言をしてくれるのか。信じてあと2年隠れて付き合うのがいいのか。目の前で寄り添って座る若い夫婦の背中を見ながら麻衣子は「ケンちゃん、はやく大人になって」と胸の奥で願った。


END

あらすじ

主人公・麻衣子は、年下の幼馴染の健人と付き合い始めた。
ある日彼の親に反対された勢いで、二人はホテルに行き関係を持ち…

公開中のエピソード 全67話公開中
三松真由美
三松真由美

恋人・夫婦仲相談所 所長 (すずね所長)・執筆家…

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