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【中編】恋愛とセックスのかけ算/22歳 アユカの場合
社長のはからい
田辺翔一とは、隣町の個室和食屋で会食した。商店街の店だと何かと噂になる。田辺社長のはからいだった。
4人でテーブルを囲む。
目の前には七三髪型の体格がいい男が緊張した趣で座っている。悪くない。
愛想も言わず、口数は少ない。眉が太くてキリリとしているので情が厚そうだ。
東京生まれの大手町勤務というより、アユカの地元の郵便局員という雰囲気。ちょっと安心する。
美佐枝はアユカの横に座り、大げさに翔一の容姿と経歴を褒めちぎっている。
田辺社長も、見合いというのではなくただの食事会だからと、アユカに気を遣いながら瓶ビールを何本も頼む。
翔一が口を開く。
「あの。趣味はなんですか。アユカさんの」
「はい?あ……あ……インスタ……」
美佐枝があわてて口をはさむ。
「スマホで売れそうな服を検索して、注文して店に並べてくれるんです。バイヤーって言うのかしら。見る目があるんですよ。宝飾品も勉強すればきっと目利きできるようになるわ」
田辺社長が翁爺さんのように目を細める。
「若いからね。これからなんでも吸収できるよ。楽しみだね」
「歌もうまいのよ。カラオケで私達の世代の歌を覚えて歌ってくれるから。ちあきなおみとか、森山加代子とか。あ、黛ジュンもうまいわ。恋のハレルヤ。」
「美佐枝おばさま、恥ずかしいからやめて」
「そうだね、若いもの二人きりにしてあげよう。僕らはそうそうに退散ということで……」
翔一と二人で、川沿いの車が通らない道を散歩する。
「アユカさん、親父から僕が奥手って聞いてるだろ。ちょっと違うんだ。最初に話しとくけど、高校の時、遊び人の飲み屋の女の人にいたく傷つけられて、それから女性恐怖症っていうか、女性に近づかないようになったんだ。根っから真面目ってわけではないから・・」
いきなりのレアな告白に驚く。
「……あ……はい」
「でも、アユカさんは九州から出てきて、おばさんのとこに住んでるからなんか素朴っていうか、女性独特のしたたかな感じがしない。よかったらまたデートしよう」
アユカは戸惑った。
何?大人たちが言ってる人とイメージ違うじゃない。
でも、うまくゆけば東京の土地持ちと結婚できる。
社長夫人。
晴れて都会人の仲間入り。
付き合ってみるか。
「……あ……はい」
「じゃあ、今度の火曜。お店休みだったよね」
「……あ、今度の火曜は予定があるので、火曜以外の日で……。お店は18時には閉めますからその時間なら」
「じゃあ、水曜の19時は。メシ食いに行こう。新橋にうまい店があるんだ。九州屋。懐かしい味が食えるかも」
アユカはにっこりほほえんだ。
したたかな感じがしないと言われたが、したたかさは少しずつ気づかぬよう滲み出るものだ。
特に結婚に関しては。
アユカは純朴にふるまうことにした。
結婚前の秘密のメモリアル
火曜の撮影のことを考えると、不安になる。
あの日は呪文をかけられたように自然に脱いでしまったが、また、脱ぐことになるのだろうか。
結婚前にそんなことをしてはいられない。
冷静に考えてみて、怖気づく。
しかしモデルには興味がある。
リサと一緒の撮影なら問題ない。
リサにメールを送ってみる。
「リサさん、火曜、木野さんのスタジオに一緒に行ってくれますか。モデル頼まれたけど」
「ソリー!NENEっていうファッション誌から仕事頼まれたの。その日は沖縄で撮影なんだ。雑誌に出るとまたメモリアルが増えるからOKしたの。旅費も出してもらえるもんね。アユカちゃん、一人で頑張ってね。BYE」
天真爛漫。美貌に自信があるとああも突き抜けたふるまいができるのか。
そう言えば叔母の美佐枝も自信満々に振る舞う。リサと美佐枝、共通項がある。
モデルはやってみたいという思いは捨てきれない。いろいろ言い訳を考える。
翔一には写真のモデルをしたことなど絶対に内緒にして置かなければならない。しかもヌードになってしまったことなど。この出来事は結婚前の秘密のメモリアルなのだから。
スタジオのチャイムを鳴らす。中は快適な温度に保たれていた。
すると、足元にコロっとしたかわいい子犬が駆け寄ってきた。
薄いベージュの毛並み、タイニープードル。
「わっ、やあらしかあ。どうしたんですか」
奥から木野が出て来る。今日は真っ白なシャツを着ている。
ラフな感じで表情まで明るく見える。
「チコリだよ。友達が出張行くから一日預かってくれって言われてさ。だったらアユカちゃんと一緒にモデルになってもらおうかなって」
「まじで?!がばいうれしか」
不意打ちに感動すると都会の言葉が引っ込んでしまう。
チコリを抱き上げ、頬ずりする。
嬉しそうなアユカに向けて木野はすでにカメラを構えている。
「え、もう?ファンデが汗でとれてるかも」
「いい。子犬と初めて会った瞬間の表情が欲しい」
木野は中腰になって、アユカとチコリをとらえる。
チコリがまん丸の目をクルクルさせてキャンと一声吠える。
大きな白鳥
「今日のワンピース、似合ってる。スカートの裾からのぞくレースがいい感じ。そこに座ってチコリを膝に乗せて」
木野の言うままにポーズを取る。
チコリがいると楽しくてしょうがない。
「いい顔がたくさん出るね。チコリ効果かな。連れてきてよかったな。」
何枚も続けて撮る。
「アユカちゃん、いつも休みの日は何してる?
「スマホでインスタかティーバー見てるかなあ」
「スマホかあ。じゃあ、この前の続き。脱いで、スマホを持って。いつものアユカちゃんを撮ろう」
「そんな……急に……」
「だいじょうぶ。見せたくないとこにチコリを座らせればいい。チコリが隠してくれる」
またも警戒心がすっ飛ぶ。
このスタジオはアユカの中から別人を引きずり出す。
アユカは言われたとおりに服を脱ぐ。
「あの、パンティーも?」
「布をまとっているほうが不自然だ。小さな布はとくに。自然にくつろいでるとこを取りたいんだ」
自らパンティを下ろし、ソファに座る。
ヘアの部分にチコリを乗っける。
チコリがアユカの乳首をペロっとひと舐めする。
「あん、チコリったら」
「ははは。いたずらだなチコリは。雄だからね」
「束ねてる髪の毛、おろして、胸、隠れるでしょ。恥ずかしさがなくなる」
シニョンをほどく。
サラっとした髪の毛でちょうど乳首が隠れる。
「ほら、抵抗ないだろ。きれいだ。リサよりずっと清楚な感じで」
憧れているリサよりきれいと言われ舞い上がる。
あれ?リサもヌードで撮っているのだろうか。
リサに聞いてみればよかった。
カシャカシャ、ジーーカシャッ。
連続音がスタジオに響き渡る。
プロのモデル気分。
自分がリサに取って代わったように感じる。
モデル……東京でモデルの仕事をしていると高校の時の友人に自慢したい。
またもシャッター音が呪文に変わってくる。
アユカに自信がみなぎってくる。
「両手を上げて、髪の毛を背中に回して」
乳房が顕(あらわ)になる。
関係ない。
アユカは美しい。
目の前の男が何度もその言葉を発している。
チコリがおなかをすかせてキャンキャン吠える。
ふと、我に返る。
急に恥ずかしさが増す。
なんでこんな格好で男の人といるの。
太ももの内側に力が入り、ギュッと閉じてしまう。
急に緊張して手をこぶしの形で握っている。
木野がやさしい声で語りかける。
「力抜いて。全身ふわぁーっと、大きな白鳥に乗って飛んでいるイメージで。空に浮くんだ。ふわぁーっと。チコリには餌やっとくから気にしないで。」
いつもの癖で耳たぶをつまむ。
ちょっとリラックスできる。
目を閉じて、大きな白鳥を思い浮かべる。
ふわっとした羽。
心地よい座り心地。
「大きな白鳥の背中に乗るときの足は?足。」
木野の声が遠くから聞こえる。
足が自然に開かれる。
蜂がまた騒ぎ出す
カシャッ。
すべてをさらけ出す。
心地よい。
股間で蜂がまた騒ぎ出す感触。
と同時に自分の中の性がヒョコッと顔を現す。
興味がある。
セックスに。
高校以来、手を付けていないその部分。
いったい、大人のソレはどんな感じなのだろう。
木野としてみたい。
翔一ともしてみたい。
家ではしたことのない想像。
このスタジオはやはり別のアユカを引き出す空間なのだ。
吐息が漏れる。
チコリがソファから飛び降り、部屋の隅っこに行ってしまう。
遊びに飽きた子供のように。
アユカはそれにも気づかずさらに足を開く。
ヘアの奥にアユカの桃色が顔を見せる。
木野がすかさずシャッターを押す。
カシャッ。
「きれいだね。アユカちゃん。セクシーだよ。大人のオンナに脱皮する瞬間を撮ってあげる」
カシャッ。
アユカはうつろな目で下半身の甘いしびれを感じる。
ひくついている。
アユカの中で数年間眠っていた性の象徴が。
「木野さん、わたし……」
木野の動きがスローモーションになる。
映画を観ているようだ。
ゆっくり、首にかけていたカメラのベルトをはずし、アユカに近づいてくる。
白いシャツに照明が当たり、まばゆい。
「こうゆうのフォトジェニックっていうのかな」
そんなことを考える。
木野の手がアユカ細い肩に触れる。
ピクっとする。
木野の手が背中に流れる長い髪の毛を撫でる。
「ハアハアハア……」
アユカは過呼吸のような速い息を吐く。
「カメラと遊んで、エッチな気分になった?」
コクリとうなずく。
「俺達はモデルに触れてはいけない掟があるんだ。でも、俺、アユカちゃんに一目惚れした……。こんなきれいなビーナスを目の前にして、冷静に写真が撮れない。撮影終了だ。ここからはプライベート」
コクリとうなずく。
「今からは男と女……」
コクリとうなずこうとすると木野の唇がアユカの唇をとらえた。
裸の胸が太鼓を打っているように波打つ。
ドドドンドドン。
さっきまでシャッターを押していた木野の人差し指がアユカの乳首を押す。
カシャッ。
バージンキス
キス?何年してない?
高校の頃、17歳。
5年……5年ぶり?
美佐枝ちゃんは3ヶ月エッチしなかったらバージンに戻るって言ってた。
そしたらキスもバージンだ……
頭のなかでしっちゃかめっちゃかなへんなことを考えてしまう。
木野の舌がアユカの口の中で蠢く。
舌ってこんな大きいんだ。
どうしよう。
私の舌はどこに置いておけばいい?動かすの?回すの?
迷いながら、両手で木野のシャツの胸元をつかんで引っ張っていた。
「アユカちゃん、キス嫌なの?」
「ううん。いやじゃない。でも久しぶりでどいしていいかわかんない……」
「大胆に脱いだ割にはかわいいんだね」
またキャンキャンとチコリが吠える。
「あ、水やらなきゃ。喉かわいてるんだよ」
アユカは裸のままチコリを抱き上げ、水の用意をする。
チコリが尻尾を振って水を飲んでいるのを眺めながら木野はアユカを背中から抱きしめる。
後ろから胸を揉む。
ピース形の指で乳首を挟み込む。
「……あ……ん……」
「初めてカメラ向けた時から、触ってほしかったんだろ」
またコクリとうなずく。
「カメラがアユカのエッチな気持ちを引き出した?」
コクリとうなずく。
アユカはずっと背中から抱きしめられている。
木野の指がウエストを通ってへその周りをクルクル回転する。
そのままヘアに向かってスルっと降りてくる。
「イヤ……恥ずかしい」
さらにその下の溝に、小指を滑り込ませる。
「……ヒッ……」
「アユカ、ここ、すごいことになってるぞ。沸騰してる」
アユカはどう答えてよいかわからず眉をハの字にする。
後ろから男の人にソコを触られているというのが怖いような、嬉しいような、期待感が膨らみ続ける。
「アユカのここ、どうすればいい?」
チコリ
「そんな質問されてもわからない……困る……」
アユカは立ったままもじもじ腰を動かす。
5年前にどんなことをしたのか覚えていない。
目をつむって、先輩にがむしゃらにしがみついていたら下腹部に裂けるような痛みを感じ、先輩が息をはずませていた。
ただそれだけ。
気持ちいいとか、そんな感じはない。
先輩が好きだったから言うとおりにしただけ。
結局別れてしまったが。
木野にどんなことをしてもらいたいかなど、さっぱりわからない。
ただ身体の内側を蜂がブンブン揺らいでいるような妙な感覚がある。
木野の指が2本、アユカの左右のひだをめくり、内側の溝をスイーっとこする。
「きゃあ!」
男の子にスカートをめくられた気分。
木野はまだアユカに背中から抱きついている姿勢だ。
前に回って胸から抱きしめてほしいが、後ろのポジションから動かない。
「アユカの背中、きれいだ。まっすぐ通った背骨。きれいなS字カーブ。俺は女の背中に惚れるんだ」
アユカの背骨を舌先でなぞる。
首から腰のくぼみにかけて。
アユカをスタジオの床に四つ這いにさせる。
「何、このスタイル。チコリみたいじゃない……」
「俺は、これが一番燃える」
木野がズボンを下ろす音がする。
アユカは目を閉じて何が起こるかじっと待つ。
過去の思い出を塗り替える大人のソレ。
期待感が膨らむ。
木野がアユカの背中にまたキスをする。
そして耳たぶ。
癖で、よくつまんでしまう耳たぶを大人の男に舐められる。
大事なものをさらけ出す。
木野が耳たぶを軽く噛む。
「ひゃっ」
四つ這いのまま首をすくめる。
木野の両手がアユカのヒップを左右に割る。
恥ずかしさが蘇る。
「こんな格好でエッチ……できるの?」
アユカが床に手をついたまま振り向く。
瞬間、熱い塊がグサリとアユカの真ん中をつんざく。
「いたあああいいい」
撮影は夜中まで

「痛いの?だってグジュグジュじゃないか」
「……緊張してるんだってば。一回、離れて」
木野が腰を離す。
「経験が少ないんだな。わかった」
木野が床にひざ掛けを敷いてアユカを仰向けに寝かせる。
足首を両手で持って広げる。
顔をアユカの足の真ん中に近づける。
アユカの入り口に湿り気を与えるように舌で唾液を塗りつける。
「……あ……そんな……そこ舐めるの?」
チコリがアユカの横に駆けつけてきて耳元でキャンキャン吠える。
「俺、チコリになった気分だよ。おいしいおいしい」
「なんか変な気分に……」
「リラックスしろよ。怖がるとここは硬くなって痛くなるから」
「うん……」
何分経っただろう。
ていねいに舐めてもらううちに、アユカは物欲しい感覚になる。
「木野さん、もいちど入れてみて」
木野が今度は前からずっしり乗りかかる。
木野の先端がひだをめくる。
「男の人のって硬い。こんな硬いんだ……」
アユカは息をフーっと履いて受け入れ体制を作る。
木野が様子を見ながら少しずつ侵入する。
「だいじょぶか」
「……うん。痛くない」
木野の動きが早くなる。
アユカはほどよく濡れ、根本まで飲み込むことができた。
チコリがうろちょろしている。
気になる。
痛くはないが、突っ張る感じ。
小さな器にサイズが大きい果物を入れている。
無理やりねじ込むように。
アユカは達する快感がわからない。
なんとなくふわっとした気分。
木野がアユカの肩にキスをしながら果てる。
数分間、沈黙が続く。
「木野さん、彼女いるの?」
「それ、このタイミングで聞くか?一目惚れしたって言っただろ」
「モデルとしてでしょ。平気よ。木野さんの彼女にしてなんてせまらないから。新しい世界に飛んでみたかっただけ」
木野は無言で立ち上がってズボンをはく。
「アユカはいいモデルになれるよ。根っからのモデル魂持ってる。チコリ、もう一回抱いて、ソファに座ってみて」
撮影は夜中まで続いた。
木野と交わり、自信を持ったアユカは自分からレンズを誘導するようにスタジオを自在に動き回った。
あらすじ
主人公・アユカは佐賀の高校を卒業して、東京の叔母の美佐枝家に居候している。ある日、何枚も撮られた。Rizrisaという綺麗な女性をスマホで見つけ、すぐにメッセージを送った。
すると、練習用のモデル募集しているということで写真を撮られることになった。そして、何枚も撮られていく中で褒められながら「下着もいらない」と言われた。