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官能小説 【きもイクラブ官能小説】童貞彼氏の恥ずかしくも純粋な事情

セックスなんて誰としても同じ

濡らして入れて出したらそれで終わり。

セックスなんて誰としても同じ、そう思ってた。

付き合い始めて3ヶ月、デートはこれで4回目。

昴の家に招かれ、朧気だったセックスという単語が明確になった。

ムードを作るとか遠回りな事はしたくない。

「連れてって、ベッド」

吐息混じりの誘いに応えるように、昴は少々強引に私の手を取った。

自室であろう部屋に私を入れ、ベッドに寝かせる。

横になる私の上に彼が股がると、2人分の体重を受け止めて柔らかい布団越しにベッドが軋む。

昴は、私のデニムワンピースに手をかけると首元から順に外すが、彼は釦を穴から外すのに妙に手間取っていた。

その指先は少し震えていて、不慣れな様子だった。

やっぱり童貞なんだ。

付き合った時から薄々感じてはいたけど、今の緊張具合や不慣れな仕草を見て、確信に変わった。

「自分で外す」

苛立った口調で言って彼の手を振り払い、残った下半身部分の釦を外し、袖から腕を出してワンピースを脱ぎ去ると、私は至る場所にフリルのついた、黒のブラジャーとTショーツのみを纏っただけの姿になった。

甘く痺れるような悦楽

昴は、包むような形で私の胸の膨らみに手を置き、首筋に唇を寄せてきた。

彼の唇が私の肌を這う度、ちゅっちゅっと、リップ音が幾度も鼓膜を震わせる。

「ぁっ」

急に唇以上に濡れた感覚が走り、首をビクッと振るわせ、小さく艷声を上げた。

昴の唇と舌は首筋だけじゃなく、ブラをしたままの胸元や谷間にまで這う。

「っ、」

甘美な痺れに侵されながら、プチっと小さい音が聞こえたと同時に、胸の締め付けが無くなるのを感じた。

昴の手は離れたカップを捲って、私の胸を露出させると躊躇う事なく片胸を、マッサージのように乳房を揉んだり、ピンと立った薄紅色の乳首を親指と中指でクリクリと捏ねくり回す。

もう一方の胸は、同じ様に色付いた硬い頂を口に含むと、飴玉を舐めるように、尖った乳頭を舌先で転がして舐め回す。

「ああんっ」

丁寧とも執拗とも言える、左右の胸へのねっとりした愛撫が与える微かな快楽に、私は声を抑えられなかった。

「痛いか?」

声を漏らすと、昴が胸から口を離して聞いてきた。

「大丈夫」

私の返事を聞くと、彼はまた胸に顔を埋めた。

それから私達の間に会話はなく、昴が立てる唾液の音が私の聴覚を刺激した。

日頃から短く切り揃えた爪と、力が入りきってない繊細な指先と舌先のタッチは、痛みでも不快感でもなく、むず痒さにも似た感覚をもたらした。

「はぁっ、」

それは遅延型の毒のようにゆっくり私の体を巡り、狭い淫路の最奥から陰処を熱く湿らした。

軽い火傷のような、淫部のじんわりした感覚に体を捩ると、Tバックの細い生地が、唇の如く膨張して広がった肉襞から顔を出した、官能を産み出す秘豆と、熱を持ち始めている蜜口に食い込む。

理性を奪いそうな、恍惚な感覚になる自分が嫌で紛らしたくて、昴の股座に触れた。

「ッ、」

隆起した部分を触られ、彼は声にならない声を上げた。

「そんなに我慢して辛いでしょ?」

服越しに睾丸から陰茎を緩く撫で上げ、胸を触る男らしい手を取って、彼の局部と同じように熱を持つ女陰に誘導した。

「私のここも触って」

初めより露骨に誘って昴の扇情を擽ると、Tバックの生地ごと私の秘裂に、彼の指先が浅く入り込む。

「んんっ、」

既に火照るそこは、彼の指先が与える刺激を敏感に感じ取り、より火照らせた。

遠慮がちな指の動きが、徐々に流暢になって探るような動きに変化した。

濡れる前から直に触られて痛いよりはいいけど、これはこれで物足りなく感じる。

「ちょうだい、昴のコレ」

もう馴らす必要がないと思う私は、彼のズボンのベルトを外して寛げた。

彼は頷くと、ズボンのファスナーを開けたまま、私の上から離れて何故かベッドを下り、下に手を伸ばしてガサガサと音を立てて奥を漁る。

彼の恥ずかしい秘密

音が止まり、ベッドの下から出てきた彼の手に握られているのは、薬局の袋に入った何か。

何だと思っていると、昴はその中から0.01と大きな字で書かれた、メタリックの片手サイズの箱を取り出した。

いつ買ったと聞こうとしたが、どうでも良くなって言葉を継んだ。

昴は、箱から袋に入ったコンドームを取り出し広げようとするが、ローションで滑って上手く扱えない様子だ。

それくらい上手く扱って欲しいと思いながら、彼を視界から外すと、ベッド下から本の角が飛び出しているのが見えた。

好奇心に負けた私は、手を伸ばして飛び出すそれを取り出した。

手にして、私は思わず目を見開いてしまった。

「…何でこんなんあるの?」

本を見たまま聞いてから再度、昴を視界に入れた。

私と目が合った彼は、封の開いてないコンドームをそのままベッドに落とした。

私が手にした本は、セックスのやり方について、しかも女性向けの物だった。

突然の事で言葉が出ない昴の返事を待っていると、ベッドの下でバサバサと何かが崩れる音がした。

その音に驚きながらもベッドの下を見ると、これまた本が散らばっていた。

「おいっ…!」

昴が力ない言葉で制止するより先に、体を起こして迷わずそれらを拾い上げた。

拾い上げたのは、至るページに細い付箋が付いている観光雑誌が4冊、デートのマナー的な本が2冊。

ほとんどが男性用ではなく女性用の雑誌。

『あぁ。だから愛撫が驚くほど優しかったんだ。ちょっとした乳首への愛撫で、声をかけてくれたのも、そのせいだったんだ。』

経験人数が多かったって、セックスが上手いとは限らない。

勘違いしている男が多い中、昴は違った。

本から昴に目を移すと、頬を桜桃色に染め、私から視線を反らした。

今までのデートを思い返してみればそうだった。

何でそんな場所知ってるんだろう。何でこうして欲しいって解ったんだろう。そう思う瞬間が何回もあった。

「まさか、調べてくれてたの?」

観光雑誌には、今日までデートで行った場所が載っていた。

私のこの問いかけに昴は、隠し事がバレたように、ビクリと肩を振るわせた。

「仕方ないだろう…!」

彼はバレて自棄になったのか、口調を荒げて私の方を見た。

「女は楓が初めてだ…!知ったか振りして、嫌われるよりはよっぽどマシだ…!」

いつもの冷静な口調を荒げられても、頬の赤みが迫力を消していた。

「何も知らない童貞だと、笑いたければ笑え…!」

顔を赤らめたままの昴を見ながら想像した。

私達、美容部員の間で全自動調剤機と言われ、薬剤師の勉強に大学時代を全て捧げた昴。

そんな彼がどんな顔で、どんな気持ちでこれらの女性が買うような本や、コンドームを買ったのだろう?

想像したら、顔が熱くなって、それを隠すように、冷やすように手で口元を押さえた。

「…笑えないし…ネタにもならないよ」

頬の熱が引き、昴が落としたコンドームを拾って萎えずに上を向く昂りにそっと被せていく。

「服も脱がせられない、ゴムも着けられない、バカみたいに真面目な童貞の事情なんて」

初めてだ。

「でも、」

こんな恥ずかしいと思ったのは、どうしようもなく嬉しくてときめいたのは。

そして、

「そんな昴が好き」

愛おしいと思ったのは。

濃蜜な童貞卒業セックス

「痛くないか?」

「大丈夫、続けて」

心配そうに尋ねる昴に答えると、彼はゴムの被った鈴口で私の蜜肉を掻き分け、湿潤な隘路に侵入してくる。

「はぁぁっ、」

0.01?のゴムが破れる限界まで、昴の欲が膨張していて、彼の熱い滾りを直接味わっている錯覚に陥る。

「んっ、」

昴の欲棒が侵入すると、形状記憶のように私の肉壁が彼の硬いそれに絡み付いた。

「ッ、」

締め付けを紛らそうと、切な気に歪む表情に見惚れていると、昴のが私の最奥に当たった。

「おめでとう、童貞卒業」

からかうように言ってから、今でも近い昴の体を更に抱き寄せた。

「初めてが楓で…幸せだ」

何でそんな恥ずかしい言葉、さらっと言えるんだろう。

「…私も幸せ、昴が相手で」

でも何より恥ずかしいのは、在り来たりな言葉に高揚する自分。

昴は熱い欲を全て収めると、直ぐに律動を始めた。

「好きだ、楓」

「あぁん、」

強過ぎず弱過ぎない力で、最奥やその周辺を不意に掠められると、甘く甲高い声が止まらない。

「ああっ、気持ちいいっ…気持ちいいよ、昴っ」

爪痕が残りそうな位、昴の背中に回す手に力を入れたまま、更なる快楽を求めた。

「もっと…昴の太くて硬いので、私のエッチな所、メチャクチャにしてぇ、」

ローションを使ったセックスで快楽を求める男女

私の淫語での懇願を聞いた昴は、林檎のように顔を赤くして、突く速度や力加減、ギリギリまで抜いては入れてを繰り返して突く場所を変えたりと、私の不規則な動きを始めた。

「あぁぁっ…!」

その動きは、身を焦がすような鮮烈な快楽を産み出し、私の脳天から足の先までを一気に駆け巡る。

全身が、心が強烈な官能に奮え、昴の昂りをまた一段ときつく締め付ける。

「…楓ッ、」

眉をしかめて本能に抗う表情、助けでも求めるような切迫感のある声。何よりも、締め付けた瞬間に質量が増した脈打つ屹立。

それらは、昴が絶頂に導かれている事を示していた。

「昴がイけるように、動いて」

案の定、限界だった彼はこの言葉を皮切りに、律動を不規則な物から、一点に集中する規則的で力強い物にした。

「あっ、ああっ、あぁぁっ…はぁぁん!」

昴のその律動が、淫らな汁を私の最奥で、エッチな音を立てて掻き混ぜる。

「楓、」

「昴っ、…やあぁんっ!」

昴の律動が一層激しい物になり、悦楽の波が心許ない私の理性を引き千切った。

「いやあぁぁっん、ああぁぁっ…イクっイクっ!イクのっ…!」

頭が、体が、おかしくなって、ただ昴で満たされる。

「愛してる、」

「あぁぁっ…ああぁぁんっ…!」

低く掠れた声で、昴の唇から紡がれた気取らないその言葉に、私の心身は感服した。

私も愛してる。

そう言いたかったのに、唇から溢れたのは言葉とはほど遠い、絶叫にも近い嬌声。

意識が薄れていく。

セックスなんて濡らして入れて出して終わり。

私のそんな概念を覆してくれたのは、汚れのない純粋な昴の愛情。

END

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あらすじ

付き合い始めて3ヶ月、デートはこれで4回目の昴と私…昴の家に招かれ…。

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