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官能小説 こころ彩りあなた色【LCスタイル】

後輩との時間

結乃は先週、27回目の誕生日を迎えた。仲のいい友人達がお祝い会を開いてくれて、最近ずっと仕事漬けだった結乃は久々に楽しい時間を過ごした。

―――しかし。

「今年から子供が保育園に入ったの」
「私はこれから妊活〜。仕事もキツくなってきたから、旦那と相談するよ」

集まった友人たちの近況を聞いて、結乃は若干の不安を覚えた。
仕事は順調でとても楽しい。でも仕事に夢中になりすぎて恋愛が疎かなのも事実だ。

(まずは軽く恋活アプリをダウンロード……とか、してみようかな)

そんなことをぼんやり考えている昼休みに、スマホが一件、メッセージを受信した。

【仕事はどう?良かったら一緒にご飯食べに行こ〜】
【良いお店見つけたの!遅れたけど誕生日お祝いするね。お仕事暇になったら教えて?】

可愛いあひるのアイコンは、後輩男子からのお誘いだ。
結乃はすぐにOKの返事を送った。今日は金曜日だし仕事の山場も終えたので、今日でもいいよ、と答える。彼のレスポンスも早く、あっという間に返事が返ってきた。

【ありがと!じゃあ20時に待ち合わせね】

楽しみがあると仕事も更に意欲が沸く。結乃は仕事を終え、待ち合わせ場所まで赴いた。

「結乃さん、改めてお誕生日おめでと〜!」

友人のお勧めは今流行りの、カジュアルに使えそうな小気味いいビアガーデンだった。

「ありがとー。もう20代も終盤って感じだよ」
「ううん、結乃さん全然そうには見えないよ。いつもお肌綺麗だもん」

目の前で、けらけらと明るく笑う友人に結乃は、ほっとして微笑みを返した。

結乃の向かい側に座る友人は、久我葵という青年だ。
中性的な外見の彼は腕の良い美容師であり、高校時代からの後輩だった。
職業柄お洒落に詳しい葵は、女の結乃よりもメイクに厳しい。
長い髪を一つにまとめている彼は、一緒に並ぶとなんだかまるで女友達のようだ。

二人は互いの近況を語り合い、結乃はぽろりと結婚について漏らした。

「私もさ、もう27だからそろそろ結婚とか考えているんだよね」
「えっ、結乃さん彼氏いたの?」
「ううん、まだ考えているだけ。私もそろそろ彼氏作って、結婚しようかなー、なんて」
「……んー、いいんじゃないの。婚活って今、すごい競争激しいみたいだけど、結乃さんならすぐに良い相手が見つかるよ」

葵は仕事柄、悩み相談には慣れているのでいつも的確なアドバイスをくれるし、どんな愚痴にも笑顔で応えてくれる。
些細なところにも気配りができて、それを鼻にかけない彼は、一緒にいてとても気が楽になる。

「ねぇ、良かったら今日、うちに来て。今流行りのメイクとか教えてあげよっか?今は桜がいないから、ゆっくりしていって」

桜は葵と同居している彼の妹だ。彼女も友人なので、家に行くのは初めてではなかった。

「いいの?ありがとう、是非ともお願い!」

だから結乃にとっては男の部屋に行くというよりも、女友達の部屋に遊びに行くという軽い気持ちだ。 そうして、二人は葵の家に行くためビアガーデンを後にした。

カレの家で…

「今の流行りはねぇ、マット系の塗りなんだよ」

葵は結乃の頬にベースメイクを施しながら言った。

「ベースはマット系にして、チークはトレンドのラベンダーがお薦め。それから、リップも肌に合わせて、マット系がいいよ」

手慣れた動作で葵は結乃の唇に触れ、パウダーを指で伸ばしていく。
瞬きをするたびに結乃の顔は綺麗に変わっていくのだった。

「……はい、できた。こんな感じでどうかな?」

葵から手渡された鏡の中には、先ほどまでと違う自分が映っている。
確かに、いつもよりも断然見栄えが良い。彼ご自慢のヘアアレンジも、自分に合っている。

「わーっ!ほんとだ、いつもよりいい感じ!」
「これはモデルさんにやるメイクだからね。いつものやつとは違うでしょ?」

得意そうな葵に、結乃は冗談めかして笑う。

「うん、全然違うー!丁寧に教えてくれてありがとう、これなら婚活も楽勝だよ!」
「……うん、それならいいね」

葵は確かめるように結乃の頬を撫でた。結乃はメイクの出来を確かめているのだろうか、と思ったが、違う。葵の指が頬から唇に触れ、そして、まるで吸い込まれるように葵の唇が重なり合った。

見つめ合った後キスをする男女

「んっ……」

結乃は反応することもできずに、葵とキスをしていた。唇はすぐに離れ、結乃は何度も瞬きをした。目の前にいる葵は、いつもと違った緊張した表情で結乃を見つめている。

「ねぇ……俺じゃ、駄目?」
「え…………」

いつもより低い声で囁かれる。葵は結乃にとって可愛い後輩で、異性というよりも女友達の延長にいる存在だった。けれど今、結乃を見つめているのは、紛れもない男の人だ。

「俺、ずっと結乃さんのこと好きなんだ。でも、結乃さんは鈍いし、俺のこと、そういう目で見ていないのはわかってた……。だけど、俺はずっと結乃さんが好きだよ」
「あ、葵……んっ……」

カレに抱かれて…

二度目のキスは、激しかった。結乃の口内に葵の舌が入ってくる。それを結乃は拒むことなく受け入れた。舌が絡み合い、唾液を絡め合う濃密なキスは続く。

「はぁ……」

唇を離された時にはもう顔が赤くなっていた。
―――折角綺麗にメイクしてもらったのに、崩れちゃう。
結乃は、そんな的外れなことをぼんやりと考えていた。

「あ……だめ……」

葵の手は結乃の身体を這いまわり、ゆっくりと服を脱がせていく。
その仕草は手慣れたもので、結乃は言葉とは裏腹に無抵抗のまま、それを受け入れていた。

(可愛い顔しているのに……こういうの、慣れているんだ……)

下着を脱がされ、葵は結乃の乳房を優しく揉みしだく。その手は、ごつごつと筋張っていて、それは結乃に葵が男だということを思い出させてくれた。
先ほどまで結乃にメイクを施していた手は乳首を器用に摘まみ、結乃の反応を探るように動いている。

「はぁぅっ!あ、あん……」

刺激で固くなってしまった先端を葵が口に含み、口内で優しく愛撫する。
その刺激に結乃は思わず甘い悲鳴をあげてしまった。

「あ、葵……あ、あぁ……」

葵は片方の手で結乃の身体を支えながら、もう片方の手を結乃の秘所に滑り込ませている。
下着の上から丁寧に、そして執拗に敏感な箇所を擦り続けている。

「だめ……はぁ、そ、こ……。気持ち、いい……」

葵が結乃の弱い箇所を刺激するたびに、結乃の身体はびくびくと震えてしまう。
だけど葵がその身体を支えているので、彼から与えられる快感から逃げることは出来なかった。

「直接、触ってもいいでしょ……?」

葵が耳元で結乃に囁く。結乃は抵抗することなんて出来ずに、葵の言葉に頷いた。

「ここ、もうこんなになってるね」

蜜が溢れ続ける結乃の秘所を、葵は執拗に責め続けた。
敏感な箇所だけを的確に、激しく攻める。弱い箇所を責められるたびに結乃は甘い吐息を漏らした。

「あぁっ……!は、はぁ、ぁっ……!」

今までこんなに感じたことはなかった。
結乃は葵から与えられる快感に夢中になり、必死で酸素を取り込もうと喘ぎ続けた。

「結乃さんのそんな顔初めて見た。……ほんと、えっち……」
「葵、も、だめぇっ……!もぉ、い、イっちゃう……!」

その言葉を聞いた葵が結乃の身体を優しく横たわらせ、そしてその脚を大きく広げさせる。

「だぁめ。結乃さんは、俺のやつでイくんだから……」

葵は身体を起こし、自分の隆起した太くて固いものを、完全に蕩けた結乃のそこにあてた。

「ね、結乃さん……いいでしょ?俺、ずっとこうしたかった……」

結乃は無言で頷く。そして葵は結乃に再び唇を重ね、結乃の胎内に己の欲望を一気に侵入させた。結乃の脚が痙攣するように大きく震える。

(挿入だけで……イっちゃったっ……!)

葵の欲望は結乃の胎内を一気に最奥まで犯してきた。一度達したばかりの結乃の身体は、更に敏感になっていたが、葵は攻め立てることを止めない。

初めての体験に、言葉すら出てこないまま結乃は震え続けた。ただ甘ったるい悲鳴だけが口から漏れていて、それも何度も葵の唇に塞がれて、途切れてしまう。

「ああんっ!あ、ああぁっ……!」
「結乃さん気持ちよさそうだね……俺も、すごい気持ちいい……!」

葵は普段と違い、激しさを隠さない。何度も激しく結乃の身体を揺さぶり、貪るように腰を動かし続けていた。普段の彼からは想像もできないその激しさがたまらなく愛しい。

「気持ちいい、気持ちいい、気持ちいいよぉっ……!」

葵が結乃の敏感な箇所を指で擦りながら、太くて固いものを一番奥まで沈めてくる。
結乃は自分の胎内の奥が燃えているようで、その熱から逃げるように腰を動かし続けた。

「あぁっ……!おかしくなるぅ……!」

しかし葵はそれを許してくれず、結乃は葵に翻弄され続けた。
小さな絶頂が何度も続くようで、結乃はそのたび大きく背をのけ反らせた。

「葵っ葵……!ま、また……私、もうっ……!」
「俺も、もう、出るっ……!」
「あっ……あぁーーーっ……!」

結乃は痙攣するように大きく身体を震わせ何度目か、わからない絶頂を迎えた。
腹に白濁が降り注ぐ。

―――そして二人は、暫し茫然と互いを見つめていた。

「ねぇ……結乃さん、本当に婚活するの?」

結乃の身体を丁寧に拭きながら、葵は尋ねる。先ほどまでの葵の攻めで腰が立たない結乃は、寝転んだまま、少し考えるふりをした。

「俺じゃ……駄目かな?」

―――答えなんて、もう決まっている。

「ううん、やめておく。身近にこんな良い男がいるって気付いたんだもの」

その言葉に、葵は心から嬉しそうに笑い、結乃に覆いかぶさった。
頭上から降り注ぐキスを結乃は目を閉じて、静かに受け止めたのだった。

END

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あらすじ

27歳の誕生日を友人たちに祝ってもらい楽しい時間を送っていたが、気付けば周りは既婚者だらけ。
話の話題はもちろん、子供や旦那のこと…。
27歳、仕事に夢中になって恋愛を疎かにしてきた結乃は結婚を意識し始めるが…?

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