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官能小説 眠れない夜更けのローターひとりエッチ
帆波(41歳)のひとりエッチ体験談
帆波(ほなみ)は寝付けないベッドの中で、寝心地のよい体位を求めて、
身体を反転させたが心地よい眠りの精は降りてきてはくれない。
「……ん、もうっ……」
片思いの彼を考えると、一日仕事で疲れた身体でも、
女の部分がほてってくるようで、なかなか寝付けないのだ。
「今夜も……夢の中で……あなたのラブキャンデーで……」
サイドボードの引き出しから帆波が取り出したのは、
思い切って通販で買ったローター だった。
贅沢なレースのキャミソールのストラップをずらし、 ショーツを脱ぐ。 そして、うつぶせになって、ローターをクリトリスに わずかにずれた位置に当て、スイッチを入れた。
帆波は独身の41歳。女ざかりである。 父から譲られたレストランを経営する敏腕オーナーだったが、 3年前から一緒に働いている37歳のコックの義男(よしお)に 片想いしていた。
義男には婚約者がいる。だから、帆波の想いはどこまでも
片思いでなくてはならないのだ。
――でも……夢の中なら。
プラトニックの秘めた想いならば、許されるだろう。 帆波は、彼の指先を想像して、目を閉じた。 イケメンな義男には真っ白なコック・コートに 滲みひとつない前掛けがよく似合う。
首には赤いコックチーフが彼の厨房でのスタイルだ。 対して、オーナーの帆波は、 ビクトリア朝をきどったアンティークのレースの襟のついた、 紺のワンピースに、フリルのエプロンが定番だった。
秘密のレストラン
――ね、いいでしょ? 今夜はお客様の引けが早かったし。 厨房に残っているのは、後片付けを終えたあなた一人。 フロアには私だけ。 秘密のレストランの開店時間よ。
ユニフォームはね。私はワンピースと下着をはずして、 殿方の夢だって云う裸エプロンなの。 あなたは前掛けをとって、 それからズボンのファスナーを……。 あら、切れ味のいい、自慢のお肉のナイフは もう元気に上を向いているのね。
帆波の脳裏に映る、みだらな妄想がとまらない。
――ねぇ、あなたのお肉のナイフで、 思い切り私の奥を突いてほしいわ。 そして、あなたのその繊細な指で、 私の乳首を摘んで愛撫して。 ローターを徐々にもっとも敏感な位置にずらしながら、 帆波は彼を思った。
――そう、それから、敏感なクリちゃんも……。 そう、そこよ。ああん、だめ、やめないで。 もっと。もっと広げて。
――それからあなたは我慢できなくなったように、 いきなり私のクリちゃんにキスするのよ。
――さぁ舐めて、それから甘噛みして。 薄くて形のいい唇で、尖らせた舌でクチュクチュと 淫猥な湿った音を立てて、 私のクリちゃんにたくさん恥ずかしいことをして、 責めたててほしいの。
――こういうのって、下克上の愛、って言うんですってね。
下克上の愛
帆波の考えた言葉だった。
何しろ、帆波が店のオーナーで、年上なのだから、 義男は彼女の命令には逆らえないのだ。
――だから、あなたから誘って。 私が誘惑したら、あなた、断れないでしょう? 店に居辛く感じられても困るし。 私のほうが身分が上なのに、ベッドでは、下。 ううん、本当は、後ろから激しく突いてほしいの。
――私がうつぶせになると、 あなたは乱暴に私の腰を高く上げさせて、 恥ずかしいみだらなポーズをとらせるのよ。 雌豹のポーズって云うんですってね。 ね、早く、その清潔な手で食材を確かめてみて。
――お肉の皮は丁寧に剥かなくちゃね。 奥に小さなお豆が一粒、見えるでしょ? そっと押し広げてよく観察してね。 ああ、いいわ。 見られてるって思うだけでトロトロに濡れてくるわ。 ローターはいつしかMAXの動きになって、 帆波のあそこを淫らにしていた。
――それから、あなたの太くてたくましいナイフで、 お豆の下の秘密の部分を確かめてちょうだい。 ほら、すごくきれいな新鮮なピンク色してるでしょう? ちっちゃなお豆ちゃんがぴくぴくして、 あなたを誘ってるのが、わかるかしら? いやだわ、ラブジュースがどんどん溢れてくる。
「あ、ああ、いく……いっちゃうわ……」
足の指が反り返り、
帆波は目の裏に真っ白な閃光を感じた。
絶頂を迎えたのだ。
「……ふふ、私のかわいいラブドロップ。
大事な秘密のアイテムね……」
クリトリスに当てたローターを愛しそうに見つめ、
そっとキスする。
帆波の妄想では、このローターは
義男のすてきにいやらしい指なのだ。
「まだ、奥がうずいているけど……
これでなんとか眠れそう……ね」
できるなら、夢の中でも
義男に抱いてほしいと願う彼女だった――。
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あらすじ
一緒に働いている義男に片思いをしている帆波。
今夜も彼の指先を思い出して、一人でエッチな妄想をしてしまいローターを…。