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官能小説 彼の余裕がなくなる時
「口でイカせて…」
「口でイカせて…」
彼は腰の動きを急に止めて、今回もそう言った。
(たぶん、彼が中でイキづらいのは私のせい…)
そう思い始めたのは、今の彼氏とエッチしてからすぐだった。
実は、元カレは私の中でイったことがなかった。エッチしても、最後はフェラでイカせるのが定番。かなり年上だったし、彼自身も「俺、イキづらいから」なんて言っていたから、仕方がないと思っていた。
でも、今カレも、同じだった。
中でイクこともあるけど、2回に一度あればいいほう。挿入してからしばらくすると、彼は諦めたように腰を動かすのをやめて、「やっぱり舐めてイカせてほしい」と言ってきて、最後は私が口でして終わる。
あれは要するに、ユルすぎてイケないということではないのだろうか。
彼も自分で「遅漏気味」と言っているけれど、二人連続で同じなんて……。やっぱり、私のほうに問題があるんだ……一度不安になると、それはどんどん大きくなった。
数日後、商品が届いた。その日の夜、さっそくお風呂で試してみた。
先に「LCジャムウ・デリケートパック」をローション代わりに塗り込んで、「LCインナーボール」をまずはひとつ、ゆっくりとアソコの中に入れていく。
説明書きによると、このままお尻の穴に力を入れて、中のボールを落とさないように維持するらしい。
「んーっ……」
思わず、ヘンな声が出てしまった。こんなふうに力を入れる感覚は、日常生活にはあり得ないものだった。
(彼に中でイってもらえるようになりたい。ユルいなんて思わせたくない!)
それから私は、彼が挿入中に悶絶する様子を想像しながら毎日トレーニングを続けた。そのうち、だんだんアソコが「締まる」感覚がわかってきた。
彼とのエッチ
しばらくして、彼とのエッチのときがやってきた。
首筋や胸や腰などを舌と指で愛撫されると、あっという間にアソコが濡れてきた。彼は私を押し倒すと、私の脚の間に顔をうずめてアソコを舐め始めた。
「あ……はぁっ」
今まではニオイや黒ずみが心配で思う存分感じることができなかったけれど、「LCジャムウ・デリケートパック」で、気にならなくなっていた。
「今日、いつもより感じてるね、かわいい。」
彼も嬉しそうだ。しばらくクンニをしてもらった後、自分から体勢を変えた。
「お返しに、舐めてあげるね」
今度は私が彼のモノを咥える。
「はっ……」
彼の口から、溜息にも似た甘い息が漏れた。
根元を軽く掴んで亀頭をぱくりと口に含み、舌をゆっくりと上下に動かす。鈴口のあたりを舌の先端でつつくと、彼はびくっと体を震わせた。その様子がなんだかかわいくて、何度も同じことをしてしまう。
「もう、ダメ。挿れたい」
ついに我慢できなくなったのか、彼が起き上がり、上に乗ってきた。
「私も…」
私のアソコは彼が欲しくて、もうトロトロにとろけている。
「入れるよ」
ゆっくりと、彼が入ってきた。その瞬間、以前と比べて自分のアソコの感度が上がっているのがわかった。内側の襞(ひだ)がきゅっと吸いついて、彼の形を伝えてくる。これまで、こんなにはっきりと感じたことはなかった。
「あっ……はああ……ん」
声がどんどん出てしまう。形がわかることで、いとおしさがいっそう増した。
「うっ」
彼は眉間に皺を寄せてうめいた。
「今日、いつもより締めつけてる……何かした?」
「うん、ちょっと……トレーニングというか。もっと気持ちよくなってほしいなと思って」
「あっ、ちょっ、動かないで。……気持ちよすぎてヤバい」
動いたつもりはないのだが、喋ったときの微妙な力加減まで伝わってしまったらしい。「やったー!」と思わず心の中で叫んで、ガッズポーズをしたい気分だった。
私はトレーニングで自然に身につけたワザ――膣をキュッと締めつけたり、引き込むように力を入れてみたりということをしてみた。すべて自分の意志ですることができる。
「待って、本当……っ」
どうやら私のワザはことごとく効いているらしく、彼はどう見ても余裕がない。それでも、彼は反撃を開始した。激しく腰を動かすと、私のほうもすっかり気持ちよくなって、何も考えられなくなってしまった。
「あん……あ、私も……イキそうっ……」
「中っ、そんなに締めるなって……!そんなふうに……中が動いたら……」
二人して、いっぱいいっぱいになってしまう。彼は急に私の腰をギュッと掴んで、腰をさらに強く動かしてきた。奥まで届くたびに、頭が真っ白になる。
「ああああんっ!」
ただ、大きな声で喘ぐことしかできなくなる。子宮が内側からじんと熱くなっているようだ。中で感じることが、こんなに気持ちよかったなんて知らなかった。
体が気持ちいいだけじゃない。激しく突かれるたびに彼を強く感じて、彼を愛していると何度も何度も繰り返し再確認できることが気持ちいい。
「気持ちよすぎるよ……イク」
彼は呟くと、最後に数回腰をさらに強く打ちつけた。
「私も、イク……っ」
今までよりもさらに強い快楽の波が押し寄せてくる。私は彼の背中を強く抱きしめた。その背中が痙攣し、彼の動きが止まる。
一瞬、時間そのものが止まったように思えた。
彼はそのまま、私の上に崩れ落ちた。
「はぁ……ッ、気持ちよかった」
彼は少しだけ顔をあげて、私を覗きこむ。優しい瞳で、何度もキスをしてくれた。まさか、彼のこんなに悶絶するほど感じる姿が見られるなんて。そして、自分自身もこんなに感じるようになって、初めて中でイケることができるなんて。
私たちはしばらくの間、じっと抱き合ったままでいた。これからもインナーボールで膣トレを続けよう、そう思った。
END
この官能小説を読んだ方にオススメ!
あらすじ
彼女の元彼も今彼もナカで絶頂を迎えたことはなく、彼女の中では彼を口でイカせるのは定番になっていた。
彼がイケない私のせい?そう悩んだ彼女は膣トレを決意し…