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官能小説 指先が紡ぐ甘い夢【LCスタイル】

募る不安

三歳年下の健司と付き合って二ヶ月が経つ。

「今日もエッチなかったなぁ。でも帰り際に健司からキスをしてくれただけ、進んだのかな」

デート後、私はいつも部屋でひとり溜息をつく。今日も出番がなかった勝負下着が虚しい。

私と健司は頻繁にデートをしているが、未だにキス止まり。

健司は背が高くて体格もよい、口数の少ない人だが、たまに見せる柔らかい笑みは魅力的だ。

そんな彼からのキスは、軽くチュっと唇を重ねるだけ。

キスをし終えてしまう、すぐに恥ずかしそうに顔を離してしまう。

立派な背格好から想像できないくらいに初々しい。そんなところも私は好きだ。

今日は珍しく、健司から帰り際にキスをしてくれた。そこで私は、思い切って「したいなぁ」と言ってみた。

しかし、健司は顔を真っ赤にして、視線をさまよわせるだけ。これといった進展はなし。

健司にとって、私は初めての彼女。それを知ったのは付き合ってからだ。

進み方がとても慎重な理由は察しがつく。

「もしかして、ずっとこのままなのかな……」

そんなわけがないと分かっていながらも、よく私は不安にとらわれる。

健司のことが好きだからこそ、私は彼とエッチがしたい。

もっと……

健司とのキスを思い出して、唇に触れていた手。それはゆっくりと首筋に落ちていく。

切なげな手が、お気に入りのワンピースの上から胸の膨らみに触れた。

服越しの快感に誘われて、揉む仕草を何度か繰り返す。

進まない、じれったい関係性。悶々とした思いは日々大きくなる。

頭の中で、私は健司に抱かれていた。たくましい腕が私の体を包み込む。自分の手を健司の大きな手と重ねた。

手はためらいがちに胸を揉む。私は服越しにでも、少しずつ身体が反応しているのを感じた。

強い刺激が恋しくなったところで服に手が入る。

下着の輪郭をゆっくりとなぞり、さらにブラジャーの中に手が滑り込んだ。

こぼれそうな乳房を支えながら、手を大きく不規則に動かして揉む。

「ん、……あぁ……」

指と指の間から、膨らんだ固い突起が顔を出した。人差し指でそれを軽く弾いていじる。

体から力が抜けていくような快感が、じわりと生まれた。私は何度かそれを繰り返す。

「っ……あ、いい……」

少しずつ快楽に支配される。健司のことを思えば思うほど、その快楽が増した。

気持ちいい。もっと、もっと。

私は健司に身を委ねて、吐息をもらす。そして、乳房を揉みしだく。

勝手に健司でエッチなことを想像している。なんて、エッチな子なのだろう。こんな姿、健司には見せられない。

いったい、今度どんな顔をして健司に会えばいいのか。いつものように振舞うことができるのだろうか。

私は恥ずかしさでいっぱいになっていた。でも、止まらない。

止まらない、欲しい

そんな背徳的な気分が、スパイスになって手を無意識に動かせた。

「ん……健司ぃ……」

乳頭や乳輪を指先で擦る動きが大きくなる。くすぐったいと気持ち良さの間を揺れ動く。

やがて、乳首が固くなり指の腹で転がすようになった。くるくると大きく円を描くように、少し乱暴にいじる。

「あ、あぁ……」

下腹部に感じる疼きは、微力な電流のようだ。ぴりぴりと脚の間を刺激する。

『指先が紡ぐ甘い夢』の官能小説挿絵:ひとりエッチ

待ちきれず、私は服を脱いで下着だけになった。

ブルーの上下お揃いの勝負下着だ。健司との初エッチのために、新調したばかりである。

私は脚を大きく広げて、ショーツ越しに秘部に触れた。

爪で温かく湿った布地を探った。埋もれるように、固くなった芽があった。

布地越しにある芽を爪で摘む。ぴりっとした刺激があり、じんじんと体の奥へと入り込んでいく。

指は何度もその動作を繰り返した。感覚が明確になるにつれて、ショーツは溢れ出た愛液で滲んでいった。

「はぁ……は、ぁ……」

とうとう、私は下着も脱いだ。寝そべると、脚を大きく開いて秘部を露わにする。

乳首をいじりながら、秘部に触れた。とろとろが溢れ、蜜壺を作り出していた。

指が、愛液のあふれ出る箇所に滑り込む。

中にあるザラザラした膨らみを、指でリズミカルに叩いた。くちゅくちゅと、いやらしい音がした。

「ん、ん……ぁっ」

肌が粟立ち、力が抜ける。濡れた唇から出るのは、くぐもった声だ。

私は乳房をいじりながら、指を出し入れする。粘った水音を出し続ける。

『こんなになっちゃって。指がすごく濡れてるよ』

健司の言葉で感じながら、指を出したり入れたりを繰り返す。子宮の奥がじわりと反応した。

ちゅぷちゅぷと音を鳴らしながら、私は出し入れを何度も繰り返す。指の動きを激しくしていく。

指が壁を擦るたびに、胸の奥から切なげな溜息が込み上げる。

胸を大きく上下させ、整わない息をする。

いつ、健司とエッチができるのだろう。いつ、健司と深く愛し合えるのだろう。

私は指を入れたまま、片手を上にある芽に移動させた。

『ねぇ、ここをいじられるのが好きなの? そんなエッチな顔をしちゃって』

とろけてしまった思考は止まらない。健司は裸になって、私の脚の間から顔をのぞかせていた。

健司の舌が動く。舌先でつんつんと芽を突き、全体をつかって秘部を舐めとる。

芽は触れただけなのに強い刺激があった。健司は固く膨らんだ芽をこねたり擦ったりした。

そう、そこが好き。私はエッチな子で、もう我慢ができないの……だから……。

『じゃあ、俺が可愛がってあげるよ』

ふふっと健司は口元に笑みを浮かべて、指を舐めとって二ヵ所を攻め立てる。

「ん、ん……あぁ……」

背筋を、つうとなぞられたように力が抜けていく。気持ちいい。

健司を思えば思うほど、子宮までもがきゅうきゅうと反応した。

頬が上気する。秘部はいやらしい音を立てて、愛液はとどまるところを知らない。

「はぁ、はぁ……もう、だめ……」

私は整わない息を何度も吐いた。

じわじわと秘部から体中に広がる快感によって、思考は次第に白色に染まっていく。

「あぁ……いっちゃう……っ、あ、ぁっ……!」

指の腹で芽を強く擦った瞬間、私は大きく息を詰まらせた。満たされた心地が全身を駆け巡った。

不意打ちの連絡

軽快な着信音が遠くから聞こえて、私は飛び起きた。

ぶるっと鳥肌が立ち、クシャミが出た。

どうやらあの後、布団もかぶらないで裸のまま眠ってしまった。寝ぼけ眼で辺りを見る。

私は机に置いていたスマホを手にする。ディスプレイには、健司の名前が表示されていた。

見事なタイミングに私は驚く。私は後ろめたさ感じながらも、急いで電話に出た。

「は、はい。どうしたの?」

健司は「えっと、その」と口ごもるが、私は黙って健司の言葉を待った。

「……不安にさせて、ごめん。俺が不甲斐なかったばかりに」

私はスマホを持ったまま、目をぱちくりさせた。

「でも、もうそんな思いはさせないから。次は俺からちゃんと誘う」

健司の声は力強い。私の胸が、とくんと鳴る。

「それって……もしかして」

「つまり、そういうこと。……じゃあ、おやすみ。愛してる」

電話はそこで切れた。私の頬は、かぁっと赤くなる。

健司からのキスだけでなく「愛している」という言葉。ベッドに寝そべると、潤っている唇に指を当てた。

それらを思い出し、私は何度も健司を愛おしむ。いまは、この余韻に浸りたかった。

END


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あらすじ

三歳下の堅持と付き合って二か月が経つが、
『初めての彼女』である私と彼とは未だにキス止まり。
大好きな彼だからこそ、エッチがしたい。

なかなか触れてくれない彼に不安を募らせる中、
彼とのキスを思い出し、手は自分の体を触れ始めて…。

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