注目のワード

官能小説 妄想バイブレーション【LCスタイル】

ほんの少しの物足りなくて…

情事の時、侑士はいつも子猫をあやすようにミサに触れる。

頬、首元、顎の下、鎖骨……と、なぞるように優しく指で撫でながら、ミサの唇にそっとキスを落とす。

そんな彼の前戯に対しミサは、エッチをしているというのに、何だか神聖な儀式でもしているような感覚に陥る。
それだけ彼の手つきは優しく、清廉なのだ。

「…入れるよ?痛かったら言ってね。」

侑士のかたいモノがミサの入り口にぴたりと触れた。
しかし侑士はすぐには入れようとせず、しばらくミサの秘部に自分を擦り付けていた。
それからゆっくりと挿入すると、次第にピストンが開始された。

「大丈夫?痛くない?」

ミサの顔を撫でながら侑士は彼女に問いかける。

「大丈夫、気持ちいいよ……」

心配気に自分の様子を伺う侑士に対し、ミサは感じたままを答えた。
そして侑士の背中に手を回し、彼の肌、彼の体温を感じようと腕に少しだけ力を込めた。

あまり深いところまでつかないとてもゆっくりとした腰使いは、侑士が彼女を気遣っている事がうかがえる。

「(…これはこれで気持ちいいんだけど……)」

快楽は確かにある。
それでも、ほんの少しの物足りなさがミサの体にいつも残る。

―――そうして情事が終わった後、二人は裸のままベッドに横になった。


「ねぇ、もう一回する?」

ミサは侑士の顔を除き込むと、にんまりと笑った。

「激しくしてもいいよ?」

ミサは侑士にねだってみるも、


「(…俺に気を使ってるのかな?)…また今度ね。ミサも疲れてるんじゃない?ちょっとお昼寝しようよ。」

自分に気を使っているか、物足りないのか…。
侑士には前者の思いが強く、彼はミサを軽くあしらったのだった。

とあるバーで…

「…てわけなのぉ〜!別に気持ちよくない訳じゃないんだけどさぁ…。」

友人の舞花と夜の街を歩きながら、ミサは彼氏とのSEXの不満を溢した。

「聞いた聞いた、何度も聞いたよその話。だから、今日はミサにぴったりのお店を紹介しようと思ってね〜♪」

そんな返事を返す舞花に対し、SEXの悩みと飲み屋がどう繋がるのかとミサは不思議に思った。


「…ちょっと、知らない人と相席になるお店とかに連れて行く気じゃないよね?」

「違う違う!でも、ちょっと特殊なお店でね?……ふふ、バイブが置いてあるのよ。」

「飲み屋にバイブ?」…と、ミサはますます疑わしげに舞花を見た。

「えぇ?ちょっと何それ、バイブってラブグッズの…?色々突っ込みどころあるんだけど…」

「ここでーす、つきましたー!」


喋りながら歩いていると、いつの間にか到着したようだ。
舞花が指すそこには、小さなビルが立っていた。
ミサは舞花と共にビルの一階の入り口を潜り抜けた後、目を見開いた。

「え…!?」

店内は見渡す限り、文字通りの”バイブ”で溢れていたのだ。
バーのカウンター席のバックの棚には酒がズラリと並んでいるものだが、ここは代わりにバイブが並んでいる。

舞花は棒立ちで店内を見回しているミサの手を引き、カウンター席に座らせた。
すると、間も無くしてカウンターの奥から女性店員が姿を見せた。

「いらっしゃいませ。あら、初めての方ですね。」

おっとりとした優し気な女性店員は、ミサを見てにっこりと微笑んだ。

「あ…はい、こんなバーあるんですね!本当びっくりです!すごい種類だし……」

ミサは興味津々にまた店内を見渡した。
可愛らしい見た目のバイブから、凹凸がついたバイブまで、種類は様々である。

「えぇ。種類は豊富に取り揃えています。その分、女性のエッチの悩みは多いですからね。オナニーやSEXで中々満たされない方とか…ここは、そういった悩みがある女性の為のお店なんです。」


女性店員のその言葉にピンときたミサは、思い切って悩みを打ち明けてみた。

「…私の彼なんですけど……私に気を使ってるみたいで、あんまり激しくはしてくれないというか…エッチ自体は気持ちいいんですけど、なんか物足りなくて…」

ふむふむ…と、女性店員は頷きながら、一つのバイブを手にした。
水色で先端が少し曲がった特徴のあるバイブだ。

「これなんてどうでしょう?初心者さんにおすすめのバイブでして…素材は医療用器具にも使用されている、エラストマーという柔らかいものを使用しています。どうぞ、触ってみてください。」

手渡されたバイブを受け取ったミサは、バイブの先端付近に触れてみた。

「プニプニだ〜!これなら入れても痛くなさそうですね!」

「はい。先端が少し曲がっているので、Gスポットも刺激しやすいですよ。角度も自由に変えられますしね!」


ミサはスイッチを入れてみたりしながら、その機能を目にしては興味の程を露わにしていた。
すると、夢中になっているミサに横から舞花が声をかけた。

「ねぇミサ。ひとりエッチは勿論、これ彼氏とも使えるんじゃない?」

「!…だよねだよねっ!ここ来て正解っ、ありがとね舞花!…あの、これ買います!」

バイブを使ってひとりHを…

そうしてバイブを購入し、家に帰宅したミサ。


「はぁ〜っ、いい買い物したなぁ〜。」

ミサはそんな言葉を呟きながら、改めて購入したバイブを見つめた。

「(侑士とする前に…まずはひとりで試してみようかな?)」

当然ながら、ミサはこういったラブグッズには一度も手を出した事がない。
気になって購入したものであるからに、それが手元にあれば好奇心は膨らんでいく一方、すぐにでも試さずにはいられない。


ミサはそっと下着を脱いだ―――

まずはローションを指に絡め、指の腹でクリトリスに触れてみる。
それから弧を描くようにそこを優しく撫でた。
もう片方の手は衣類の下に忍び込ませ、胸の膨らみを自分で揉みしだいてみた。


「(胸はもっと…舐めるだけじゃなくて甘噛みしてもらったり……)」

前回の侑士とのSEXを振り返りながら、ミサは胸の突起を少し強めに弾き、つまみ上げた。
奥の方からジクジクとやってくる快感と共に、自分の中から愛液がとろりと流れ出てくるのを感じた。

「ん…ッ、」

しかし、 快感は確かにあるがそれでもクリだけでは物足りなさを感じてくる。

すると、ミサは購入したバイブに手を伸ばした。
まずはそれにコンドームを被せ、ミサはドキドキしながらゆっくりとバイブを自身の中へ沈めていった。
ローションや愛液で濡れた秘部はバイブをすんなりと受け入れた。

興味があったとはいえ、ミサは自分の中に異物を入れる事に少し怖い気もしていたが、そんな気持ちは徐々に溶けていった。

官能小説挿絵:ラブグッズでひとりエッチしている女性

彼のモノとは少し違うが、それでもミサはひとりエッチの侵入の感覚に満たされた気持ちになっていた。
ゆっくりとピストンを開始し、彼に責められていたところにバイブの先端を擦り付けてみる。
しばらくその快感を楽しんだあと、今度は普段彼に攻められない奥の方へバイブを挿入していき、少し荒々しいピストンで自身を刺激した。

『奥、気持ちいい?もっと激しいのがいい?』

「っん…気持ちぃよ侑士…ッ…もっと…!」

脳内で侑士とのSEXを妄想しながら、ミサはオーガズムへ近づいていた。
クリバイブを起動すると、さらなる快感が下半身を駆け抜けた。

自然と足に力が入り、腰が唸る。
こみ上げてくるオーガズムを受け入れた瞬間、ミサの体は一気に脱力した。
侑士とのSEXでイッた時とは違うものの、いつものオナニーとは一味違う痺れるような快感が、ミサの体に残っている。


「……はぁ…(…思ってたより結構気持ちよかった……侑士とも、早く使いたいな…)」

イッたばかりでまだ少しぼんやりしている頭で、ミサは次の侑士とのSEXに期待を膨らませていた。

「ふふふ…♪これ見たら、どんな反応するかなぁ?」

シャワーを浴びた後、ミサはぐっすりと眠りについた。


END

もっと妄想に浸りたいあなたへ

あらすじ

ミサの彼氏・侑士とのセックスは気持ちよくないわけじゃないけど、「もっと激しくしてほしい」と不満を感じていた。
そんな悩みを友達の舞花に今日も話していたら、舞花が連れてきてくれたのはなんとバイブが置いてあるバーで…?

この記事を読んだ方にオススメのコンテンツ



一足先にラブコスメ漫画を読みませんか?

官能小説はやっぱりLC!女性のためのすべて無料の官能小説サイト『エルシースタイル』!女性向けのえっちな小説や、女の子向けの投稿小説作品、セックス体験談を多数掲載中!短編から長編まで、エルシースタイルでしか読めない女性のための連載官能小説をお楽しみください。

遠距離恋愛SP
  • クンニ
  • さくらの恋猫
  • ヌレヌレSP
トロけるエッチ
騎乗位動き方
公開中のエピソード 全100話公開中
矢野樹
矢野樹
色々なジャンルの小説家を目指しています。
カテゴリ一覧
感じる官能小説
幼馴染(全3話)
仕事一筋(全3話)
遠距離恋愛|遠距離恋愛カップルの官能小説
夜明け前〜解放〜(全6話)
夜明け前〜出逢い〜(全6話)
絵の中のあなた(全3話)
空をつなぐ(全8話)
恋のチカラ(全6話)
恋愛エクスプレス(全8話)
キミに出会う旅(全5話)
君が気づかせてくれたこと(全6話)
home sweet home(全4話)
恋の花の咲かせ方(全5話)
まだ見ぬ君へ(全4話)
ここにいること(全4話)
未来の花ムコ(全4話)
彼女の生きる道(全7話)
本当の幸せ ―私の誤算―(全3話)
コイの記憶(全3話)
救世主(全3話)
再びの春(全3話)
天使の羽(全3話)
キャンパス(全3話)
恋愛診断(全3話)
傷心旅行(全3話)
甘い恋愛(全3話)
始まりは雨(全3話)
遠回りした私たちの恋(全4話)
LOVERS〜恋が始まる〜(全6話)
LOVERS〜恋が揺らぐ〜(全6話)
LOVERS〜恋がざわめく〜(全6話)
揺れる明るみ〜癒し〜(全6話)
揺れる明るみ〜包容〜 (全6話)
うずきがとける(全7話)
おんなの、秘めごと|森下くるみの官能小説
バースデーバレンタイン|渡辺やよいの官能小説
安藤呂衣は恋に賭ける|内田春菊の官能小説
私の知らない私|女性向けSM官能小説
ウーマン・オブ・プラネット
官能小説の書き方(投稿)
その指が恋しくて|指フェチの官能小説
あなたを感じる〜電話エッチ〜|テレフォンセックスの小説
寂しさの粒|マリッジブルーで婚約破棄を考える女性の官能小説
ルームナンバー701
美味しいセックス|おいしいフェラの官能小説
目で感じる官能エロ小説
「もうひとつ」の誘惑|ディルドの官能小説
新着小説作品
あなたを掴まえたい(年下彼氏)|年下男子との恋愛小説
夜はまた明ける
秘密の氷が溶ける音
心の糸を結ぶ場所|婚活パーティーが舞台の官能小説
Sweet of edge
となりのS王子「ファースト・クリスマス」|クリスマスHの小説
となりのS王子小説版 恋におちたら|上司との恋愛官能小説
先生とわたし|先生と生徒の恋愛官能小説
【小説版】シンデレラになる方法 〜誓子の場合〜
【小説版】夜ごと課外レッスン|夫婦の官能小説
クロスラバーズ spotA 谷崎美陽の場合
クロスラバーズ spotB 吉井月乃の場合
妄カラ女子 spotA 小森未由の場合
純白と快感のあいだ|ひと夏の恋を描いた官能小説
妄カラ女子 spotB 榊川彩子の場合
パラレルラブ spotA 加藤直紀
パラレルラブ spotB 高木洋輔
同居美人 projectA 名取千織
同居美人 projectB 上塚想子
心も体もつながる夜は
幼なじみの甘い脅迫|幼馴染との官能小説
甘恋レッスン|幼馴染とするエッチの練習小説
恋のメイクレッスン|可愛い女の子の恋愛小説
彼女を震わせるモノ|ローターで攻める官能小説
オンナノコ未満、オンナノコ以上
本当にあった物語|ラブコスメの体験談小説
恋猫、飼い始めました。|リモコンバイブが登場する官能小説
Lovecure|ラブホテルでのセックス官能小説
二度目の恋におちたから|セカンドバージンの小説
Vな彼女と彼氏/凛野あかり
【小説版】タワーマンションの女たち
年下わんこのおねだりタイム|玩具の官能小説
今夜は私から/矢野樹
私も知らないわたし/結奈
初めてのひみつ/凛野あかり
心も体も通わせて(全4話)
マンネリ打破!恋愛スイッチ(全2話)
プリンセスになりたい(全2話)
恋の誘惑は唇から(全3話)
インサート・コンプレックス|エッチができない官能小説
上手なキスを教えて?|上手なキスの仕方がわかる官能小説
秘密、蜂蜜、果実蜜|三松真由美の官能小説
エッチな女性はお好みですか?
私だけの、キミでいて。|膣トレで自分磨きをしていく官能小説
あなたのすべてが性癖なのです。|アナルセックスの官能小説
きみの声じゃないと駄目なんです!|言葉攻めで感じる小説
欲望まみれの執事に愛されて|執事とのSM官能小説
彼の知らない私と、私の知らない彼
「気持ちいい」を聞かせて|同棲中のセックスレス小説
恋する貴女へ特別な快感(おもてなし)を〜若旦那の恋の手ほどき
ひとりえっちの為の短編エッチ小説(オナニー小説)
投稿官能小説(短編)
大人の恋愛小説(短編)
夏目かをる小説|夏目かをるが描く無料官能小説
官能エッチコラム
おすすめ官能小説レビュー
クリエイターズサイト
無料動画を見る
招き恋猫
メルマガ登録して最新h漫画を一足先に読もう