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官能小説 電話越しの刺激 〜癖になるひとりエッチ〜【LCスタイル】
思わぬ提案
「友達が紹介してくれたバル。カクテルがすごく美味しくて!」
「知沙(ちさ)はお酒に強かったっけ。この前、バーですぐ酔っていたじゃないか」
小さな笑いを含んだ低くて渋みのある声。それと一緒に衣擦れの音がする。
電話の向こうでネクタイを外しているようだ。
スラっとした体形で、スーツが似合う徹(とおる)さんが浮かぶ。
私は傍らに置いたハンズフリーにしたスマホに語りかけた。
「ねぇ、今度のデートっていつになるの?」
途端にスマホは沈黙する。
「……ごめん、忙しいよね。なんでもないよ」
私は溜息を隠しながら大きく落ち込んだが、口では気丈にふるまった。
「こっちこそ、ごめん」
切なげな徹さんの声がした。こういったやりとりは慣れたものであるが、やはり寂しさは拭いきれない。 徹さんは私と六歳の離れた人だ。アパレル業と銀行員という、職業の違いからか休みがほどんど合わない。
場の空気も微妙になり、会話はすっかり途切れてしまった。私は何気なしに呟く。
「そういえば、エッチもご無沙汰だなぁ」
「そんなに俺とセックスしたいの?」
「え?」
予想外の返事に思わず私の声は裏返った。
「知沙は俺とのセックスが好きっていうことでいいんだね」
徹さんの言葉に、ぞくりとした。エッチのときに見せる、サディスティックな雰囲気がした。
「そ、そうかと聞かれたら……そうかも……」
「じゃあ、しようか。電話エッチ」
徹さんは囁くように言った。そんな刺激的なワードを徹さんの口から聞くのは初めてだ。
私は慌てて辺りを見回した。
してみたい。でも、恥ずかしい。 相反する思いが、私の身体でせめぎ合う。私はしばらく考え込んだ。
「欲求をためるのはよくないことだよ。どうなの?」
「……する」
好奇心に負けて、私は小さく答えた。
戸惑いと快感
そうとは言ったものの、私はスマホを見つめたまま固まる。
「どうすればいいの?」
「知沙の好きにしてくれていいよ」
電話エッチは聞いたことはあるが、したことは一度もない。私は「うーん」と困り声を出してしまう。
「いま、どんな格好?」
「パジャマを着てるよ。もしかして、脱がなきゃダメ?」
「そのままで、リラックスして。まず手を……胸に。パジャマの中に手を入れて触って」
言われたまま、私は胸を直に触り始めた。揉んだり、撫でたりした。
「どんな感じ?」
「なんか、よくわかんない……かも」
嘘だった。ちょっと触っているだけなのに、すでに私は変な気分だ。
ひとりでするのを聞かれるなんて、恥ずかしい。なのに、乳首がすでに固くなっている。
「そのまま好きにいじってみて」
放置をされたことに私は戸惑う。徹さんにリードされる方がいいのに。 寂しい思いのまま、固くなった乳首を摘まみ上げて転がす。
「あぁ……ぁ……」
何度か動きを繰り返していると、気持ち良くなって手も夢中になってしまっていた。
口から甘い声が出そうになり、私は慌てて口に手を当てる。私は電話口の徹さんの表情を想像した。
いったい、どういう気持ちで私のひとりエッチを聞いているのだろう。
「胸はそこまでにして、次は指を自分で舐めてごらん。いつものを想像しながら」
そんなことを思っていると、徹さんは言った。 私は人差し指を口に含んだ。舌先に当たった指は温かく、そして苦い気がした。
「ん、ふ……ん、ん……」
私は指の表面に唾液が塗り広げ、ゆっくりと舌だけを動かそうとする。
無意識にも、歯が当たらないようにしていた。
指ではあるけど、そうではない別の何か。弾力性と質感によって、自然と想像が膨らむ。 何度も舐めているうちに、子宮がきゅうっと疼いた。身体が欲しがっている。
私は濡らした指を静かにショーツに手を入れた。くぼみに触れると、唾液とは違う生温かいとろみに指先が入り込んだ。
音を聞かせて
「どうした?」
絶妙なタイミングで声がした。
「えっと、その……」
「あぁ、もう濡れていたのか。音を聞かせてくれないかな」
あり余るくらいに溢れてくる愛液を、私は指で感じていた。
だから、返事ができず私は黙り込んでしまった。
いつも以上に激しい濡れ方をしていたことに、私は自分でも驚いた。
いったい、いつからこんなに濡れていたんだろう。
「知沙。聞こえている?ちゃんと返事して。そうじゃなきゃ止めるよ」
たしなめる声が、じんと子宮に響く。
私はズボンと下着に手をかける。それらを脱ぐと、スマホを体の近くに持っていった。
くちゅり、と粘着質な音を何度か鳴らす。
静かな部屋で聞こえる音に、私の身体はよりいっそう反応した。

「あぁ、ん……ッ」
繰り返すうちに、粘着質な音は大きくなる。それに加えて、私の熱っぽい息も入り混じった。
「随分と濡れているんだね。よく聞こえるよ。そのまま、気持ちいいところを触ってごらん」
「は、い……」
私は指をずらし、上にある膨らんだ箇所を擦る。
「ん、んん……あぁん……」
「気持ちいいか?」
「は、ぃ……ン……気持ちいい、です……」
指の動きが早くなり、気持ちはどんどん高ぶっていく。
「あ、誰か来たみたいだ。ちょっと、席を外すから。でも指を止めても、イってもダメだから」
「え?と、徹さん!」
私の声に返事はない。スマホは静かになり、電話の向こうから人気を感じなくなった。
逆らえない
「ど、どうしよう……」
突然の展開に頭が追い付かない。泣きそうな気分になり、私の手は止まった。
でも、私は徹さんの指示を思い出して指を動かしていた。
「あ、ぁぁ……っ。徹さん……徹さん……」
私は愛おしい名前を呼び、果てそうなのを従順に耐える。
しかし、本能に従って動く手は止まらない。
『イってはダメ』という指示に逆らいかけたとき、音がした。
「徹さん、私もうダメ……」
「まだ我慢できるでしょ?イくのはまだ早いよ」
「でも、でも……ッ」
「どこが気持ちいいんだい?そんなに誘うような大きい声をあげちゃって」
徹さんの質問に私は声を詰まらせた。
「そ、そんなの、恥ずかしいよ」
「そう。それなら、答えるまでイっちゃダメだから」
はぁはぁと私は息を荒げながら、どうすればいいか考える。だが、頭はまともに働かない。
「その……っ」
快楽を求めてしまった私は、顔を真っ赤にして口を動かして答えた。
「……声が小さくて聞こえないな。もっとはっきりと言わなきゃ」
私は涙目になりながら、指で膨らみをこねていた。
余裕のある徹さんとは正反対に、私は切羽詰まっていた。
手は粘着質な音を鳴らして、腰は求めるようにくねらせている。快感を得るのが止まらない。 もうすぐ果てそうなのが感覚で分かる。体が強張っていく。
「だめ、イっちゃう……ッ!」
体が強張ったかと思えば、力が抜けた。息を詰まらせて私は果てた。 放心している間、スマホから徹さんの気配はなかった。
「少し、いじわるしすぎたかな」
くすくすと笑う徹さんの声が聞こえた。
「焦らされているのに喜んでいる姿が、本当に可愛かったよ。でも、指示を守れなかったからなぁ」
「……ごめんなさい」
重い響きの言葉に、私は不安になる。「罰って?」とおそるおそる聞いた。
「それは今度会ったときのお楽しみ。たっぷりベッドで愛し合おう。楽しみだな」
私は顔を赤くして、縮こまりながらも「はい」と答えていた。
END
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あらすじ
なかなか休みが合わず会えないカレとの電話中。
何気なく言った「最近ご無沙汰だなぁ」という言葉にカレのサディスティックな部分が反応して…?!
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