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官能小説 聖夜に見る夢(後編)
切なさと、後悔と、涙と…
菜々の目から、もうひと粒、さらにひと粒、涙がこぼれる。
彼女のフリをしてくれと何年も前から好きな千秋に頼まれ、その役目を果たした末に、話の辻褄を合わせるために千秋の同僚の前でホテルの部屋にふたりで入り、それでキスなんて…。
そんなのはやっぱりイヤだと、涙が落ちるたびに、千秋の肩を押し返す手にさらに力が入る。
押し込めていた切なさの大きさを訴えるように、涙は次々に溢れてきた。
ふと、ついさっき、本物の彼女になりたいと告白したことが脳裏によみがえり、涙とともに恥ずかしさが湧き上がる。
(いくらなんでも、勢いで言うんじゃなかった…)
そう思うと、千秋の肩を押す手の力が、スッと抜けていく。
その手を包み込むように握って、千秋は「菜々」と柔らかい声で呼ぶ。
「菜々…こっち向いて」
うつむいたままの菜々の顔を覗き込もうとする千秋に、菜々は思わず首を横に振った。 小さく息をつくと、千秋は菜々の手を放す。 そして、自分よりも一回り小さい菜々の体をすっぽりと包み込んだ。
「フリじゃなくて、本物の彼女になってよ」
頭の上から舞い降りる言葉に、菜々は頭の中が白くなる。
思わず、千秋を見上げると、照れくさそうな笑顔が目に入った。
「彼女に…なってくれる?」
声までも照れている千秋に、菜々は黙って頷いた。
「涙が…」
千秋は、菜々の頬をぬぐうと、唇を近づける。
菜々の唇も、磁石のように千秋の唇に引きつけられる。
「ずっと…好きだったんだ。菜々のこと」
触れる間際にそう言うと、千秋は唇を重ねる。 ふたりとも、もう二度と離れたくないと言うかのように舌を絡め合った。

長い長いキスの後、千秋は強く菜々を抱きしめ、「ずっと、好きだった」ともう一度言うと、菜々を抱きかかえてベッドに連れていく。
溢れ出る想い
ふたりは、ベッドの上で、優しく丁寧に、けれどはやる想いを抑えきれない熱さで、お互いの服を脱がせ合った。
「恥ずかしい…」
ブラのホックを外されそうになって視線を合わせる菜々に、「そういう表情も、すっごく好きだった」と返してホックを外し、千秋は胸と胸をぴったりと合わせる。
「菜々、ドキドキしてる」
「千秋くんも」
お互いの鼓動を感じると、菜々の心からは少しずつ恥ずかしさが溶けて落ちていく。それを察するかのように、千秋は菜々の胸に顔を埋めた。
「やわらかい…」
上目遣いにいたずらっぽく笑って目を合わせると、千秋は菜々の胸に舌を這わせる。 その舌が柔らかな山の頂点に触れたとき、「あん…っ」と菜々の口から吐息が漏れた。 熱い息を感じて、千秋は頂点をさらに光る舌でチロチロと舐める。
「あぁぁ」
菜々の吐息は声に変わり、吐く息の温度がさらに上がる。その息に合わせて千秋は菜々のショーツに手をかける。思わず菜々は、腰を浮かせて千秋が脱がせやすいように促した。
半分はその恥ずかしさをごまかすように、もう半分は抑えきれない情熱で、菜々も千秋のボクサーパンツに手を伸ばす。
すべてを脱ぎ去ってもう一度抱き合うと、千秋の舌は菜々の胸から徐々に下へと這っていく。 ウエストを通り越すと、菜々をうつ伏せにして背中も舌でなぞった。 首筋を舐めながら、菜々の耳元で「ここ、舐めていい?」と、菜々の両脚の間へと指を添える。
「はぁ…うん…舐めて…」
恥ずかしさも、まだ菜々の心には残っていた。けれどそれよりも、千秋ともっと近づきたいという長年の想いの爆発のほうが、はるかに大きかった。
千秋は、ゆっくりと舌で背骨をなぞると、菜々のヒップに頬ずりをする。 そして、ウエストを持ち上げて膝を立てると、2本の脚の間に顔を埋めた。
「あぁぁ…千秋くん…」
腰を突き上げながら、菜々はシーツに向かって吐く自分の息の熱さに驚いた。
「菜々…すっごい濡れてるよ」
「やだ…やめて…恥ずかしい…」
「やめない…菜々のここ、すごく美味しい。可愛い。ずっと舐めてたい」
ジュルジュルと、自分の唾液と菜々の愛液を吸いながら、千秋は夢中で舐めた。
夢中になるほど、ずっと好きだった菜々と心が通じていたことに、胸がウズウズとするような高揚感と幸福感が湧き上がり、素直な気持ちが出る。
「好きだよ…大好き、菜々」
「ねぇ…千秋くん…。私にも、させて…」
届くか届かないか分からないほどの声で菜々が千秋の脚に手を伸ばし、自分の方に引き寄せる。
「いいの?」
思わず言葉にする千秋に、「させて…」と菜々は熱くなった千秋自身を口に含んだ。
「うぅぅ」
千秋は、一瞬で気が遠くなりそうになり、次の瞬間、目の前の菜々の熱い泉に吸い付いた。
「あぁぁん…っっ」
ふたりは、唾液と愛液を唇だけでなく頬にまで広げて、大学時代からの想いをぶつけ合った。
チュッチュッ…ジュル…という音と吐息、そしてお互いの名前を呼び合う声が、部屋を満たしていく。
つながる想い
ふたりは、ベッドの上で、優しく丁寧に、けれどはやる想いを抑えきれない熱さで、お互いの服を脱がせ合った。
「恥ずかしい…」
ブラのホックを外されそうになって視線を合わせる菜々に、「そういう表情も、すっごく好きだった」と返してホックを外し、千秋は胸と胸をぴったりと合わせる。
「菜々、ドキドキしてる」
「千秋くんも」
お互いの鼓動を感じると、菜々の心からは少しずつ恥ずかしさが溶けて落ちていく。それを察するかのように、千秋は菜々の胸に顔を埋めた。
「やわらかい…」
上目遣いにいたずらっぽく笑って目を合わせると、千秋は菜々の胸に舌を這わせる。 その舌が柔らかな山の頂点に触れたとき、「あん…っ」と菜々の口から吐息が漏れた。 熱い息を感じて、千秋は頂点をさらに光る舌でチロチロと舐める。
「あぁぁ」
菜々の吐息は声に変わり、吐く息の温度がさらに上がる。その息に合わせて千秋は菜々のショーツに手をかける。思わず菜々は、腰を浮かせて千秋が脱がせやすいように促した。
半分はその恥ずかしさをごまかすように、もう半分は抑えきれない情熱で、菜々も千秋のボクサーパンツに手を伸ばす。
すべてを脱ぎ去ってもう一度抱き合うと、千秋の舌は菜々の胸から徐々に下へと這っていく。 ウエストを通り越すと、菜々をうつ伏せにして背中も舌でなぞった。 首筋を舐めながら、菜々の耳元で「ここ、舐めていい?」と、菜々の両脚の間へと指を添える。
「はぁ…うん…舐めて…」
恥ずかしさも、まだ菜々の心には残っていた。けれどそれよりも、千秋ともっと近づきたいという長年の想いの爆発のほうが、はるかに大きかった。
千秋は、ゆっくりと舌で背骨をなぞると、菜々のヒップに頬ずりをする。 そして、ウエストを持ち上げて膝を立てると、2本の脚の間に顔を埋めた。
「あぁぁ…千秋くん…」
腰を突き上げながら、菜々はシーツに向かって吐く自分の息の熱さに驚いた。
「菜々…すっごい濡れてるよ」
「やだ…やめて…恥ずかしい…」
「やめない…菜々のここ、すごく美味しい。可愛い。ずっと舐めてたい」
ジュルジュルと、自分の唾液と菜々の愛液を吸いながら、千秋は夢中で舐めた。 夢中になるほど、ずっと好きだった菜々と心が通じていたことに、胸がウズウズとするような高揚感と幸福感が湧き上がり、素直な気持ちが出る。
「好きだよ…大好き、菜々」
「ねぇ…千秋くん…。私にも、させて…」
届くか届かないか分からないほどの声で菜々が千秋の脚に手を伸ばし、自分の方に引き寄せる。
「いいの?」
思わず言葉にする千秋に、「させて…」と菜々は熱くなった千秋自身を口に含んだ。
「うぅぅ」
千秋は、一瞬で気が遠くなりそうになり、次の瞬間、目の前の菜々の熱い泉に吸い付いた。
「あぁぁん…っっ」
ふたりは、唾液と愛液を唇だけでなく頬にまで広げて、大学時代からの想いをぶつけ合った。 チュッチュッ…ジュル…という音と吐息、そしてお互いの名前を呼び合う声が、部屋を満たしていく。
クリスマスの朝
「おはよう」
何年もの想いを弾けさせて眠りに落ちた翌朝、目を覚ますと、ふたりは視線を合わせてまた寄り添った。
千秋は、ギュッと菜々を抱き寄せて、腕枕をする。
「それにしても…まさか菜々から告白されるとは思わなかったな」
「そうなの?」
千秋の腕に頭を預けたまま、菜々は彼へ顔を向ける。
「うん。だって、俺が告白するつもりだったから」
「そうだったの…!?」
菜々は驚いて、思わず頭を上げて千秋と目を合わせる。
「そうだよ。俺、大学のときから、ずっと菜々を好きだったんだから」
「うそ…。私も、大学のときから…」
拍子抜けをしたように笑い合うと、千秋は「それで、松嶋に相談したんだ」と続けた。
「相談?」
「うん。大学のときからずっと好きな友達がいて、告白のタイミングがつかめないって」
「え?じゃ…昨日のデートって…」
「そう。松嶋が練ってくれたんだよ。あ、でも、俺が聞いてたのは、食事までだよ。バーとかホテルとか、全然知らなかった」
「そうだったんだ」
菜々は、ゆっくりと千秋の腕に頭を戻すと、「なんか、急に恥ずかしくなってきた、昨日のこと!」とブランケットを頭までかぶった。
「今日の報告に、またダブルデートしようよ」
ブランケットから菜々の顔を出して、千秋は「これからもよろしくね」と口づけ、ギュッと抱き寄せる。 千秋の胸に顔をつけて、小さく頷きながら、菜々は幸せの香りをゆっくりと吸い込んだ。
END
あらすじ
千秋に思わず告白してしまった菜々。
気まずさから彼と目を合わせることができず、うつむいたままでいる。
そんな様子の菜々にかけた千秋の言葉は意外なもので…。