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官能小説 あなたに溶かされたい

友達から恋人に

悪友というか、腐れ縁というべきか。
穂村舞子にとって、難波恭介はそのような存在であった。成人式で再会するまでは。

成人式のときに、周囲で告白する友達が多かったので、ノリと勢いに任せて舞子も恭介に対して告白してみたところ……。

「実は俺も、舞子のことが好きだったんだよ!」

と返されて、それから正式にカップルと見なされるようになったのである。

だが、いまいち恭介を恋人と考える実感がなかった。
高校の頃に親しくしていたのは事実だが、それは遊び相手としてであって、恋愛の対象ではなかった。

恭介に対して恋愛感情を意識したことがないといえばウソになるが、真剣にお付き合いする日が来るとは思ってもいなかったのである。地元の大学に進学した舞子と違い、都会の大学に進学した恭介ではあったが

「今度の連休はソッチに戻るよ。久々に、舞子の顔を見たいし」

という旨のメールが届いていたのは昨日のことであった。

(付き合っているんだから、恋人と触れ合いたいと思うのは当然だよなぁ……)

舞子は受信したメールを読み返しながら、考えを巡らせていた。
高校時代に男勝りの評判を得ていた自分を、女として意識していたのが恭介だったのかと。
髪こそセミロングにしているものの、舞子自身の振る舞いは決しておしとやかな女性のソレとはかけ離れていた。

だからこそ、恭介に対しても悪友であり遊び仲間、腐れ縁としか思っていなかった。
けれども、今はカップル。恋人同士という認識である。
少なくとも恭介は、そう考えているのは間違いなかった。

(あー、モヤモヤする)

ベッドで何をするわけでもなく横になっているが、気分が落ち着かない。
恭介のことを考えると、特に落ち着かなくなる。

(恭介が帰ってきたら……やっぱり、セックスとか、するのかなぁ)

高校時代は考えたことがなかったが、今はもう確実に二十歳を過ぎている。
つまり、もう既に子供ではない。名実ともに立派な大人である。
それを考えると、今度の連休で恭介と肉体関係を結ぶことは十分に考えられた。

(あたし……そういうことをするのは、まだ先の話だと思ってたんだけどなあ)

告白したのは自分の方からだったのに、覚悟が足りない自分が情けない。

(なんか、変わらなきゃ!)

考えが堂々巡りになる前に、アクションを起こそう。
舞子は、ベッドから飛び起きてパソコンを起動させた。

「えーっと……確か、こういうのは、こういう検索ワードで、いいのかな?」

アダルトグッズの検索ワードを入力していく。

(なんかこう、いきなり派手なのとかじゃなくていいから。しょ、初心者向けのを)

そして、出てきたのはピンクローター
『ラブグッズ初心者にオススメ!』と書かれている、ピンクローターであった。

初体験

数日後。

舞子のところに届いた、『雑貨』と書かれた段ボール。
開くだけでドキドキするが、中から出てきた実物を見て、さらにドキドキが加速した。

「こ、これかぁ……うわぁ、本物だよ……!」

話に聞いたことはあったけれども、まさか自分自身で買うとは思っていなかった。
けれども、そこにあるのは間違いなくピンクローター
花のマークが記されているのが、かわいらしくもあり、ドキドキさも増していた。

「えーっと……。どういう風に使うと、いいんだっけ?」

紹介サイトには、確か使い方も書いてあったはず。
舞子は、緊張しながら紹介サイトの説明を読む。

「最初は、ショーツの上から弱めに当ててみましょう。か……」

それがオススメの使い方というのなら、そうすべきだろう。
指で秘部をまさぐる自慰ならば経験はあるけれども、ラブグッズを使っての自慰は経験がないのだから。
そういうときは、素直に先人のアドバイスに従うのがよい。

(変なことして、恭介にあげる前に大変なことになったら、ダメだものね)

自分で自分を納得させつつ、舞子は弱く震えるローターを秘部に近づけていった。

「んっ……!」

ショーツ越しにであるが、指とは違う種類の刺激が身体を駆け抜けていく。

(へぇ……。こんな感じなんだ、ローターって)

振動の具合は、とりあえずこれで良いと舞子は考えた。
指とは違う刺激を、もっと味わいたい。
そんな気持ちのまま、ローターを動かしていく。

「はふぅ……。なんか、小さな指がいっぱい刺激してくる感じ?」

ローターを使い慣れていない舞子にとって、指は判断基準であった。
指よりも刺激的なら、それでよし。指よりもしんどいのであれば、取りやめ。
そうやって、身体とローターを触れ合わせていく。

ローターの振動自体は弱いものであったが、ラブグッズを使っているという感覚が舞子の心を興奮させていた。

(もし、恭介にこれを使われたら……どうなっちゃうのかな)

自分自身でも加減のわからないラブグッズなのに、それを他人に委ねるというのはどうなるのか、想像もつかない。だが、舞子のビジョンの中では、既に恭介がそこにいた。
今いじっているのは、自分ではなく恭介なのだ……と想像が加速していく。

妄想の彼と…

遊び相手としては、この上ないパートナーであり、相棒と言っても過言ではない恭介。

その恭介が、ベッドの上でローターを使ってきたとしたら?

たぶん、性に対する知識は恭介の方が勝っていることは予想できる。
立派な男性になった恭介である。間違いなく、自分よりも知識は豊富なはずだ。
ローターについても、どう使うかくらいは理解していることだろう。
そんな恭介が、舞子の部屋にあるローターを見つけたら、使わないわけがなく……。

想像はより一層、加速する。

舞子の手は、恭介の手としてイメージが動いていく。
想像の中の恭介の手が、舞子の身体の敏感な部分を刺激していく。
知らない間に、振動の度合いが少し強めになっている。

(恭介なら、これくらいするよね。だから、今から慣れておかないと)

決して、自分がしたくてするのではないと言い訳するけれども。
その言い訳は、そもそも誰にするのであろうか。
そんなことにも考えが及ばないほど、舞子はローターを使っての自慰に没頭していた。

(恭介がするなら、こんな風にするよね)

(そうだとしたら、あたしだっていっぱい感じちゃうよね)

指でする自慰は、自分自身がしている感覚が強かった。
けれども、ローターを通じての自慰は、そこから解き放たれていく。
自分の自由意思で動かせる指とは違う、ローターの感覚。
そこに、想像の中の恋人の姿を見つけ出すことは、難しいことではなかった。

(恭介になら、あたし……んんっ! あああああっ……)

ピンクローターで自慰する女性

想像の中の恭介のことを考えながら、舞子は果てた。

今までしてきた自慰よりも、はるかに刺激的な経験であった。

(これが、具体的に相手を意識するってことかぁ……)

舞子は肩で息をしながら、恭介のことをずっと考えていた。

その日から……何度も、何度も、舞子はローターを使っている。
いずれ来るであろう、恭介との初エッチの日に備えて。
振動の強弱や、身体のどこを刺激すればいいのかを熟知するかのように駆使する。

想像の中の恭介が、実際に会う恭介と重なるとき、どんな経験がもたらされるのだろう?

舞子は、今度の連休が待ち遠しく感じていた…。

END

あらすじ

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