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官能小説 二人で美味しく食べあいませんか?

二人で美味しく食べあいませんか?

★作品について
この作品は、小説サイト「ムーンライトノベルズ」と合同で開催した、「女性の為のHなラブコスメ小説コンテスト」のLC賞作品です。ドキドキの小説をお楽しみください。

薄いグリーンのストライブ柄の壁に貼られたカレンダーを見て、あたしは大きなため息を吐いた。
今日から二日後に赤い丸印がしてある。
その意味は、付き合って二年目の彼氏とのデートということ。

お互い、仕事が忙しくて毎週末って訳にはいかなくなって半年が経つ。
同期でもある友人に言ったら、遠距離じゃないんだから時間をつくるべきだと言われた。後輩には、会えなくて寂しくないのかと言われる。
でも、正直いってあたしは、ほっとしていた。

十代の若者じゃないあたしたちは、会って、遊んでさよならする訳じゃない。
会えば食事をして、お酒を飲んで、ホテルかどちらかの家に行ってセックスをする。セックスが男女のコミュニケーションの一つなのも、気持ちがいいのも知っている。
けれど、いつからか退屈になっていた。

あたしの彼――京哉は草食系とまでは言わないまでも、キスして、愛撫して、挿入してちょっと腰を振って終わり。それに、正常位でしかしてくれない。
かといって、自分からフェラさせてだの、騎乗位、座位、バックだのリクエストして嫌われたくない。
彼のことは心から愛しているのだ。
でも、セックスが理由でお互いすれ違うのなら、あたしは一歩踏みだそうと思う。

***

土曜日ーー。

交際二周年を小さなレストランで祝い、夜景が綺麗に見えるホテルへとチェックインした。
わりかし沢山ワインを飲んだはずなのに、緊張で喉が渇いてしょうがない。
初体験の時でさえ、こんなに緊張しなかったはず。

「サヤ、本当にプレゼントはいらないの?」

「う、うん。そんなものいらない。でもね、代わりにやりたい事があるの」

「ん? なに?」

あたしは鞄を引き寄せた。中に手を入れたものの、なかなか外に出しづらい。

「どうしたの? 今日、様子が変だよ。体調が悪いなら、もう休もうか」

確かに、会った時からどう言い出すかで緊張しすぎて、自分らしくなかったと思う。答えられずにいる間に、彼は上着を脱いでネクタイを引き抜きはじめた。

「ま、待って! 大丈夫。具合が悪い訳じゃないから。ただ……引かないでね?」

「?」

不思議そうな顔をする京哉の前で、あたしは二つのモノを取り出した。

「これって……」

ワイシャツのボタンを外そうとしていた手を止め、彼はあたしの手にあるモノを凝視している。
フワフワの目隠しと手枷のセットと食べられるローションの〈ラブシロップ〉だ。

彼の視線と無言に、やっぱり引かれたのかと思って顔を上げると、予想外な反応を目にした。

「へぇー、菜緒ってこういう願望があるんだ?」

ローションの方を手に取り、じっくりと眺めた後ににやりと笑った。

「俺の愛撫じゃ、物足りなかった?」

「ち、違う!」

「なら、どうしてこんなものを買ったの?」

どこか妖艶に微笑むと、あたしの手を引っ張って立たせるとキスをしてきた。いつもと違って最初から激しい。少し口を開いたまま重ねて、すぐに舌を絡めてくる。
お互いの唾液を合わせるようなキスに、あたしの口の端からは飲み込みきれない唾液が流れていく。
次第に京哉の片手が胸元へと下りてきて、服の上から揉みしだく。素肌との間にはブラとトップスがあるのに、すごく気持ちが良い。

「んんっ……」

なんだかもどかしくてカーディガンを脱ぐと、彼がキスを中断した。

「ベッドを汚すのは悪いから、バスルームに行こう」

キスで息が上がるあたしの手を引いて、バスルームへと向かう。
バスルームで洗い合うのも密かな夢なのだが、一度も叶ったことがなかった。ベッドの薄暗い照明とは違う、細部まで見えてしまいそうなバスルームの明るさに思わずたじろぐ。

「おいで、大丈夫だから。菜緒、君はすごく綺麗だ」

バスルームにつくと、まだあたしが持ったままの目隠しと手枷を手に取り、目隠しを持ち上げた。

「えっ! 待って」

楽しそうな彼になだめられるまま、目隠しをつけられてしまう。
思った以上に暗く、心臓が早鐘を打つ。
本当は京哉に目隠しと手枷をして、ラブシロップを垂らしながら奉仕するつもりだったのだ。

「いいね。すごく興奮するよ」

シャツのボタンを外され、どんどん手が下がっていくのを肌で感じている内に、自然と息が荒くなった。恥ずかしいけど、期待で肌が張り詰める。
彼が次に何をするのか分からなくて、肌が敏感になった気がする。

「菜緒って、意外とエッチなんだね」

あたしが答える間もなく両脇を撫で上げながら肩までいくと、シャツを払いのけた。手を下におろしたままだったから、すんなりと滑り落ちていき軽くパサリッと床に落ちた音がした。

今度はやんわりと唇が触れ合い、あたしが唇を開くとさっきのキスで腫れているような気がする下唇を軽く噛まれた。
その間に後ろに隠されたスカートのファスナーが下ろされて、シャツと同じ運命を辿る。
お互いの息遣いと、彼がベルトを外しファスナーを下ろす音が聞こえた。

「う〜ん、いい眺めだな。下着姿で、目隠し……」

京哉もシャツを脱ぐのが、空気を通して伝わってくる。目は見えなくても、こんなにも感じ取れるのかと驚いた。

「さあ、入ろうか。おいで」

彼に手を引かれてバスルームに入ると、支えられながらバスタブの縁に腰掛けさせられた。
少し冷たくてビクリとすると、頭上から小さく笑う声がした。

目隠し

「手枷もはめるよ?」

「はめなくちゃ……だめ?」

「だって、菜緒が買ったんだよ?」

言い返せなくて黙ると、柔らかい締め付けのない手枷をつけられ落ち着かなくなる。もう、自分で何もできず彼のなすがままだ。

「じゃあ、いくよ?」

すぐ胸元に冷たい液体が垂らされ、あたしの鼻から息がもれた。胸の膨らみを辿っていく感触に乳首が立つのが分かる。

「あっ、やんっ」

胸の膨らみを舌が辿るのに気づいて、背筋をゾクリとした痺れが走る。思わずさらに強調するように背中を反らしてしまう。

「すごい、とろっとしてるし甘いな。いいな、これ」

熱い息が肌にかかり、京哉の両手が腰を撫でてから背中に滑らされ、ブラのホックが外された。紐が付いていないタイプで、手枷をしていても問題ない。
圧迫がなくなり、あたしはほっと息をついた。
さっきから、主張をはじめた乳首がブラに擦れてむずがゆかったのだ。

「ちゃんと、感じてんだね」

追加されたラブシロップは両胸にたっぷりと垂らされ、早くに流れていく。

「う〜ん、かなり美味しそうだな。とくに、このラズベリーみたいな乳首とか」

「あっ! やんっ、そんなにしゃぶらないでっ」

熱い口にくわえられ、もう片方の胸はラブシロップを塗り込むみたいに揉まれる。念入りな揉み方に、足の間が熱くなってきた。
それに胸の間を流れ落ちるシロップが、すでにおへその辺りまできている。

「あっ、あっ……あんんっ、もう」

「まだ、だめだよ」

乳首が解放されたけど、両手で形が変わるほど揉まれ、手の平が乳首を刺激する。

「ふぅんっ、んっ……いじわる、しないでっ」

見えないけど、京哉がしんそこ楽しそうにしているのは伝わってくる。
どれだけ自分は淫らな姿をしているんだろうか?
目隠しと手枷をして、胸元をローションでベタベタにして息を荒げているなんて。
そんなあたしを見ながら、彼が勃起しているかと思うと足の間からローションとは関係ない蜜が零れるのが分かった。

「足、すり合わせて……おねだり?」

胸の間を伝っていくラブシロップを舌先で追いながら、京哉は両手をあたしの膝に置いた。

「んっ、んっ、はあ……」 

答えられずにいると、両足を開かされた。自分の手で体を支えられないから、自然と前屈みになると乳首に歯を立てられた。

「やあっ! い、いたい」

「痛い? それだけ? ほんとはもっとして欲しいでしょ?」

乳首を舌先でなぶられ、息を整える間も与えられず、胸の下の膨らみを甘噛みされた。
彼がここまでのめり込むとは思いも寄らなかった。

「いつもより感じてるね」

肌に息をかけるよう囁かれて、みぞおちの辺りがぞくぞくする。彼にこんな一面があるなんて初めて知った。

「だ、だって、見えないから……んっ!」

パンティーと肌の境目を舐められ、あたしは震えた。

「目隠しして、俺のされるがままになってる姿……それに、シロップ塗れですげーエロい」

その言葉と共に、まだパンティーで隠されている割れ目を指先で上下に擦られる。

「ひゃんっ! あっ、やん」

すでに、触られる前からパンティーの中はびしょ濡れだ。
今まだ、前戯でこれほど濡れたことがない。
そんな事を考えていると、京哉が急に立ち上がる気配がして腕を引っ張り上げられた。彼の力強い腕と胸に支えられ転ばなかったけど、体を反転されて冷たいタイルに背中を押し付けられた。
でも、体が熱くなっていて冷たく感じない。

「どう……したの?」

「悪い。このあとはちゃんと二人で楽しみたい」

タイルにもたれていると手枷と目隠しが外された。何分かぶりの明かりに、眩しくて目を閉じる。

「今、明かりを……いいよ」

ゆっくりと開くと、眩しさを感じなくなった。京哉が少しだけ明るさを落としてくれたのだ。
彼に目を向けると、頬を上気させていた。

見てて…

セックス中にローションで感じる男女

「これからやることは、全部見てて」

唯一、あたしを隠しているパンティーに手をかけると、するすると下ろすのに合わせて膝をつく。

「足上げて」

促されるまま足を交互に上げると、ついにあたしは一糸纏わぬ姿にされてしまった。
立ち上がった京哉は、ラブシロップのボトルを傾けて自分の手の平に垂らすと、視線を下げるあたしを遮るように口づけてくる。
見ていて欲しいと言っていたのに、どうして?と思っているとラブシロップを垂らした手が足の間に差し込まれる。
舌を絡ませ合う水音に混じって、びしょ濡れになっている足の間でラブシロップと愛液を馴染ませるようにクチュクチュと手を動かされ、あたしの足は震えはじめた。
立っていられなくなりそうで、京哉の首に両腕を回そうとしたけど阻まれた。唇も離れていき、しばらく二人で見つめ合った。

「寄り掛かって、足開いて」

そう言って見つめ合ったまま膝をついて、あたしの足の間に顔を寄せるとラブシロップでぬるぬるの場所に埋めた。淡い茂みの奥に隠された割れ目を舌で舐めしゃぶる。
腰を引こうにも、両手で太ももをがっちりと掴まれていて出来ない。

「あっ、あん……きょう……や……っ」

がくがくと震えるあたしを無視して、いやらしく猫がミルクを舐めるみたいな音を立てる。
あたしは彼の頭に手を置き、髪を握りしめるしかできない。
さらに加速していき、京哉はぷっくりと膨れた蕾を舌先で突き、悲鳴にも近い嬌声を上げると歯で刺激してきた。

「ん、あっ……あ、やぁ、京哉っ! もう、もぅ……イッちゃう……っ!」

強く吸われ、太ももからお尻に移動していた手がギュッと握った。 

限界

あまりにもすごい快感に、あたしはタイルに頭をつけて絶頂が治まるのを待つ。
頭の中がぼーっとする。
足の間から顔を離した京哉は、得意げな笑みを浮かべていた。

「あぁ、限界だわ」

いつの間に持ち込んでいたのか、コンドームのパッケージを破るとぺニスに被せた。自然とあたしも視線を落としていて、彼の高ぶるぺニスを見てしまった。なんだか、いつも以上に大きい気がする。

子宮が疼いた。

「ほら、首に腕回して」

言われるがままに腕を回すと、太ももを掴まれ抱え上げられる。背中をタイルにつけられ、くちゅりという音がしそうなほど潤った入口に、彼のぺニスの先端が当てられた。
太ももをがっちりと掴まれ挿入される。何度も彼を受け入れているのに、あまりの質量に腰が引きそうになった。

「ひゃっ!」

声を上げると、彼は挿入を止めた。

「濡れてたけど、痛かったか?」

「ううん、だいじょう。だから……はやく入って動いて!」

その要望に、彼は無駄口を叩かなかった。太ももをがっちりと掴んだまま、力強い腰使いで内部を刺激する。あたしの中を、みっちりと満たすぺニスが出入りするたび、意思に反して締め付けて離したくないとうごめく。
その度、彼は息をつめて呼吸を荒くする。
あぁ、最高に気持ちがいい。彼とのセックスでこんなに感じたのは初めてかもしれない。
クライマックスが近づき、腰を押し付ける動きの中で彼は二人の間に手を入れて、ぷっくりと膨れたクリトリスを指先で引っ掛かれる。

「あぁっ……イッ、イクッ!」

体全体を痺れさせるほどの激しいオーガズムに、中にいる彼をキュウキュウに締め付け体を震えさせる。頭の中が真っ白になり、ぐったりと体を弛緩させた。
あたしがオーガズムを感じるのとほぼ同時に、彼は激しく腰を動かし搾り取られるまま避妊具越しに熱い液体を吐き出した。
すぐにズルリと引き抜くと、新しい避妊具を付け替え、あたしを抱き上げてお湯をはってあるバスタブに入る。
自分が下になり、あたしを腰に跨がらせるとまだ硬さを保つぺニスの上に座らせた。あたしの中は蕩(とろ)けきっていて、中を満たす彼の存在を嬉々として飲み込んでいく。対面座位は初めてで、埋め込まれたぺニスが別のいいところを刺激し、あたしは喘いだ。

「そのまま、自分で腰を振って」

腰を撫で下ろされて、あたしは震えた。この姿勢だから自分の胸と乳首が彼の胸板に擦れて、繋がった部分が収縮をくりかえす。自分の体重も加わっているからか、彼をより奥で感じる。
あたしは力の入らない足を叱咤しながら、ゆっくりと腰を上下させた
抜けて、入って、抜けて、入って……。
自分の速度じゃ、物足りない。

「ほら、止まってる」

「む、むり。恥ずかしい……あんっ!」

下から激しく突き上げられ、自然と激しく出入りする。
次第に消えはじめる羞恥心に、あたしは自分でも腰を動かしていた。

「はっ、すげーエロくて綺麗だよ」

我慢できないといった感じに呟いた彼は、もう少しで絶頂を迎えそうなあたしを持ち上げると、ぺニスを抜いてしまう。

「あんっ、なんで」

「こっちにお尻を突き出して、バスタブに手をついてくれないか?」

そのお願いを無視する気はなかった。さっきまで、京哉はあたしを気持ち良くしてくれたんだから、今度はあたしが従う番だ。
言われた通りお尻を突き出すと、腰を掴んで一気に挿入してきた。ぐずぐずに蕩(とろ)けきっていて、痛みも不快感もない。
ただただ気持ちがよくて、彼が激しく抽挿をはじめてもあたしは嬌声を上げつづけた。
バスルームの中には、厭らしい粘着質な水音とあたしと彼の肉体が奏でる音が響く。
彼の息遣いも、腰を掴む手も、激しく出入りするぺニスも、別人のようだ。
自分の意思で彼を締め付けてやると、鋭く息を吐き出しギュッと腰を掴んで数回突き込み、小さく喘ぐ。
あたしは彼の吐き出した熱を感じて微笑んだ。

ラブタイム中の男女?

彼の意外な趣味

「よかったよ、菜緒。最高に」

けだるくて起きる気になれないでいると、洗ってくれた体をバスタオルで拭いてくれた。

「あたしも……あんなに激しくされて嬉しい」

二人の体にシーツをかけて、ピッタリと寄り添いながら余韻に浸る。こんな時間も今までなかった。
会ってセックスはしても、一回イッたら終わり。そのまま体を離して眠る。
それが前回までのデートの定番だった。
今回のは、最高という言葉しか思い浮かばない。
充足感が桁違いだ。

「実はさ……俺、こんなセックスをしたかった」

「えっ! そうだったの?」

突然の告白に、あたしは驚いて彼の顔を見た。

「そうだよ。正直、ソファーでもしたいし、そこの夜景が見える窓辺でもしたい。ずっと言えなかった。菜緒に嫌われたくなかったから」

「あたしも、そう思ってた。嫌われたくないって」

「俺達、馬鹿だな」

彼は小さく笑った。

「もっと、二人の時間を増やせばいいよ。楽しまなくちゃ」

「言ったな?」

彼が覆いかぶさってくると、あたしは嬉しくて喜びの悲鳴を上げた。

END

あらすじ

この作品は、小説サイト「ムーンライトノベルズ」と合同で開催した、「女性の為のHなラブコスメ小説コンテスト」のLC賞作品です。ドキドキの小説をお楽しみください。

サヤは物足りなさを感じていた。

もうすぐ2年の付き合いになる彼とのセックスに。

マンネリを何とかしようと思い、目隠しや手錠、ローションを用意して彼をベッドに誘うと…。



著作者:ルカ

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