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官能小説 社長と私の秘め事
秘書の務め
腕時計を見ると、打ち合わせの時刻が近づいていた。
今日も滞りなく仕事は進んでいる。最近は多忙だが、ここのところミスがない。
そのとき、ドアをノックする音がし、息を切らした部下が現れた。
「上野先輩。先方から連絡がありまして……。どうしても約束の時刻に間に合わないとのことで。私が連絡に気づかず……申し訳ありません」
私が怒るとでも思ったのだろう。彼女は怯えた表情を見せた。
「分かりました。社長に伝えてこちらで調整します。気に負わないで」
秘書たるもの、これくらいのことで動じてはならない。私は奥にある社長室に向かった。
甘い期待
笹井隆。24歳で不動産会社、株式会社アークスピカを成立、不動産の売買や管理事業を手掛け、高い実績を誇る。
甘いマスクで人当りが良い。地位や役職に問わず、隔たり無く接してくださる。社員からも人気があり、業界でも今注目の若手社長だ。
「本日の打ち合わせですが、先方から間に合わないとのご連絡がありました。ご報告が遅れまして、申し訳ありません」
社長は入り口近くのソファに腰をかけて、パソコンに向かっている。
「分かった。じゃあ、来週に頼むよ。空いている日があっただろう」
「承知いたしました」
「ちょっと、待って。上野さん」
一礼した私がドアノブに手を触れようとすると、社長は立ち上がった。 不意に近づく社長の顔。目と目が合う。振り向いた私を、社長は見つめた。 その瞬間、イケナイ妄想が私の頭の中で広がる。
「最近、疲れていない? そんな気がしたんだ」
社長の言葉に、途端に脱力した。よろよろと後ずさりして壁に体を預ける。
「……おや? どうしたのかな」
社長はくすくすと笑いながら、こちらに来る。
「い、いえ。なんでもありません」
まるで私を追い詰めるような仕草に、私は動揺を隠せない。
「いま何を考えていたのか。教えてほしいな」
壁と社長に挟まれてしまい、逃げられない状況になった。私を追い詰めた社長は、イタズラな笑みを浮かべる。こんな社長は初めて見た。 私の心はぎゅっと握られてしまい、ドキドキと高鳴っている。きっと、顔も真っ赤になっていたに違いない。私は顔を背けて口ごもる。
『普段からしている妄想。ドSな社長に責められたい!』
甘くて刺激的なハプニングを、心のどこかで期待していた。 仕事中だというのに、そんなことをまた考えてしまうだなんて。私、疲れているのかもしれない。
「――でも、きみのそういうところ。気に入っているよ」
聞こえた言葉に、背けていた顔を社長に向ける。 軽く、唇が重なった。ごく自然なキスだ。私は目を開いたまま、そのキスを受け取った。
突然のことに驚いて身をよじると、社長は私の両手に指を絡めた。たくましい指によって囚われてしまい、ねじ込まれた舌が私の腔内を蹂躙する。
舌先を細かく撫でられ、唾液が混じり合う音がした。 息が漏れる。体から力が奪われていき、瞼が落ちていく。
「だめ、です……こんなの……」
私は微力ながらも抵抗する。細めた視界に映るのは、デスクにあるパソコン。 壁の向こうでは、社員たちがいつも通りに仕事をしている。 私はここがオフィスであることを思い出し、委ねてしまいそうな心を呼び戻そうとした。
「ふぅん。本当にそうなのかな」
もっといじめて…
立っているのも精一杯な私は、言葉と裏腹に自然と社長に抱きついていた。 社長は私のシャツのボタンを外し、ブラジャーに手をつける。 ふっくらとした胸がこぼれる。強く吸われる感触があり、首筋に赤い華が咲かされたのが分かった。その羞恥に私が声をあげる間もなく、社長は耳元で囁いた。
「ここはもっと触れて欲しいと言ってるみたいだけど? どうなのかな、美月」
名前を呼ぶ低い声が体に沁み渡り、官能的な状況に溜息が出てしまう。 外気に晒された胸の突起は、主張するかのようにツンと立っていた。 社長はそれを摘まんで指先で遊んだ。力加減は少し痛いくらいなのに、どうしてか気持ちいい。 じんじんと胸の奥に感じるものがあった。
「……社長、そんなっ……」
突起の刺激に連動するかのように、私の下腹部あたりがじわりと滲む。
「ほら、どうやっておねだりをするのかは分かっているだろ?」
体を離させると、社長は私を見下ろして言った。甘く温かい表情の奥にあるのは、鋭くて逆らえないもの。 私は、はだけた上半身をそのままにして、手をスカートに持っていっていた。
静かに、少しずつ露わになるショーツ。自分でも生唾を呑み込む。 胸元の鮮やかに咲く華にまで、手が上げられる。社長はそこに手をつける。 ストッキング越しに、湿り気と温かさを感じたようだ。
下着を脱がされ、私の下腹部にはっきりと空気が触れる心地があった。 社長はしゃがみ込むと、私の秘部をまじまじと見る。 恥ずかしさでスカートを持つ手が震えるが、私は社長の姿をじっと見続けた。
「ちょっとしただけなのに、こんなにも濡れるなんてね」
揶揄する声すら、いまの私にとって快感だ。社長は愛液をすくい取ると、周囲を指で優しくなぞる。 ぬめりがくすぐったさを与え、私は何度も熱い息を漏らす。遊んでいた指が、次第に中心部に動く。 愛液が溜まっている個所に指が侵入し、その水たまりを弾くように動いた。表面的に淫靡な音を鳴らされ、私の胸が高鳴る。
「本当にいやらしい子だ。いつもこんなことを考えていたのか?」
社長は上目で私を問う。
「私は……その……」
「ほら。正直に言ってごらん」
表面を撫でる指が、誘うように入口を出入り始めた。入口から近い内壁を撫でられてしまい、力が抜け落ちる。 ヒールをはいた脚が小刻みに震え、息が詰まる。
もっと、もっと深く。激しくして欲しい。いじめて欲しい。 口ごもり、社長の行為をただ見つめていると指が抜かれた。
「言えないなら止めるけど?」
立ち上がった社長は、私の心を試すかのように言う。 顔を真っ赤にした私は、とうとう社長の耳元で小さく呟いた。
「私はいつも社長にいじめられる……エッチな妄想をしてました」
「そうなんだ。それで?」
「欲しいです……、社長の――」
私はその続きを耳元で呟く。
「ぁ、っ! や……ぁ、んっ!」
社長によって片脚を上げられ、強く抱きしめられた。体をぐっと突き上げるような感覚があった。 指よりも太くて硬いものが、私の身体を満たしていく。奥を何度か突かれ、ナカが大きく収縮した。
部屋の照明がいつもよりもチカチカとしたものに見え、頭の中が真っ白になる。 私は体をびくびくと震わせて、すぐに果ててしまった。 しかし、動きは止まらない。荒々しく動く社長によって、私の心にあった愛おしさが膨れていく。
「また……きちゃう……!」
「何度でも、いけばいい」
私は体をしならせ、また果てる。溢れた愛液が、太ももを伝い落ちる。 社長は首筋に舌を這わした。ただそれだけの行為なのに、いつも以上の刺激を首筋から感じた。
体をなぞられ、私はその度に大きく反応した。触れる箇所、そのすべてがまるで性感帯だ。 込み上げる愛おしさと快感は止まるところを知らない。
「社長、私……あなたのことが好きです。ずっと好きでした」
快感で視界が滲み、くらくらする頭で私は社長に一生懸命しがみつく。言葉も吐息交じりだ。
「それなら、ずっと俺の側を離れないように」
何度も果てる中で、社長は私にキスをした。刺激的な味がした。
END
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あらすじ
ミスなく仕事をこなす秘書の美月だが、甘いマスクの社長との“イケナイ妄想”を頭の中でしてしまう…。
社長に見つめられて、動揺しちゃうところを社長に気付かれて…?!