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官能小説 かわいい焼きもち
かわいい焼きもち
「西岡くん、これじゃダメ。今日中に提案書を作り直して明日提出しなさい」
「……はい、すぐに作り直します」
西岡くん、と呼ばれた男性――亮輔は、ダメ出しをしてきた理沙子に少しだけうらめしそうな視線を送った。
亮輔と理沙子は、中堅の部品メーカーの部下と上司の関係。
理沙子は、業界には珍しい女性管理職ということもあり、職場では隙を見せないようにカッチリとした佇まいを意識している。
亮輔は、外見に恵まれていることもあり、女性社員にも人気が高かった。
「課長、相変わらず厳しいね。手伝うよ」
デスクに戻った亮輔に、すかさず隣の席の佐藤彩奈が声をかける。
36歳の理沙子には、24歳の彩奈がまぶしいばかりだった。
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家に帰宅した理沙子は、会社とは違ってふわっとしたブラウスとスカートを身に着け、髪もおろしていて、柔らかな印象だ。
…今日は、亮輔に言い過ぎたかしら。
彼の大好きなハンバーグでも作ってあげよう。
そう。
会社では内緒だけど、二人は恋人同士の関係。一緒に暮らし始めて一年になる。
その時、玄関から「ただいま」と声がした。亮輔が帰ってきたらしい。
「あ!ハンバーグだ!ありがとう!」
とびきりの笑顔で亮輔が言うと、理沙子はそれだけで心が躍る。
「今日は口うるさい課長にしぼられて、残業させられたからな〜」
ふざけた口調のうらめしそうな亮輔に、一瞬、罪悪感が湧き上がりそうになる。
「そう?でも佐藤さんに手伝ってもらったんでしょ?よかったね」
「あれ、焼きもち?かわいい…」
そっと抱き寄せ、唇を重ねてくる。
もう一年も一緒に暮らしているのに、亮輔の唇だけでも感じてしまう。
食事を終え、食器を洗う理沙子は、亮輔の熱い視線を感じてすでに濡れていた。
そんな理沙子を見透かすかのように後ろから抱きしめる亮輔。

「あ…だめ、片付けられないから……」
理沙子の感じやすい耳元に、熱い息を吹きかけるように、
「理沙子、顔が赤いよ。どうしたの?」
と、亮輔が意地悪なことを言う。
亮輔の手がブラウスのボタンを外していくと、理沙子はもうなすがままになってしまう。
「ん、だめ…っ!」
気がつけばブラウスは脱がされてしまい、ブラジャーの上から亮輔の指が乳首をとらえる。
理沙子の背中に固くなったものが当たっていた。
明るいキッチンで、こんなことになるなんて。
こんな状況でも、期待からか、理沙子のそこからは蜜があふれ出してしまっていた。
そんな理沙子の様子を察して、亮輔はすかさずスカートをまくり上げ、下着の上から理沙子の花びらへ手を伸ばす。
「もう下着まで濡れてる…やらしい体…」
耳元で言葉攻めされ、我慢できなくなる。
「りょうちゃん、お願い。もっと触って」
待ってました、とばかりに亮輔の指が下着の中に入り、理沙子の熱いそこを、音を立ててかきまわしていく。
ブラジャーも完全に剥ぎ取られ、もう片方の手で胸を弄ばれる。
「あぁ…っ、きもち、いいっ…りょうちゃん、が、ほしい…っ」
仕事の時にはありえないような、切ない声で亮輔を求めてしまう。亮輔の指が理沙子の中に入り、ぐちゃぐちゃといやらしい音を響かせた。
「理沙子、感じすぎ」
下着も全部脱がせると、後ろから硬く大きくなった亮輔のものが、理沙子の中にずぶずぶ、と入ってきた。
クチュ、クチュ、といやらしい音を立てながら、バックで激しく突かれる。
「あぁ、あっ!すごい、りょう、すごいっ、おおきいよぉ」
「っ、りさ、きっつ…そんなに締めたら、すぐイく、から…っ」
明るいキッチンに、二人の喘ぎ声と、ピストン運動の度に響く水音だけが充満していた。
「あー、やば、イく…っ!」
「は、あっ、あ、私も、イっちゃう!」
理沙子の中で、亮輔の熱いものがあふれ出す。
亮輔は感じすぎて立っていられない理沙子を、しっかりとたくましい腕にだきしめる。
「仕事はまだ頼りないけど、理沙子のために、頑張るから…」
「ふふ……もう十分だよ、大好き」
END
あらすじ
上司と部下の二人、実は恋人同士。
部下であり恋人である亮輔に残業を命じてしまった理沙子は先に帰ってきた家で彼を待ち…