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官能小説 甘い罠に堕とされて
甘い罠に堕とされて
「疲れた……。早くベッドにダイブしたい……」
残業続きで感覚の麻痺した頭を引きずり、深夜の帰り道を足早に歩く。
道行く人はほとんどおらず、家々から漏れる光もほとんどない。
すっかり寝静まった住宅街に規則正しいヒールの音が鳴り響く。
外灯の薄暗い光の中、マンションの近くで長身の男が壁に寄りかかっているのが見えた。
少し警戒するが、そんなことよりも早く家に帰りたい気持ちが勝った。
いざという時に声を出す心構えだけもって、カバンを体に寄せて、丸くなるようにして歩く。
すれ違いざま、不意に低い声が降ってきた。
「……綾奈ちゃん?」
突然名前を呼ばれて驚いた私は、ビクッと肩を震わせて振り返る。
そこに立っていたのは、流行りのオーバーサイズの服を着こなした、あどけなさの残る可愛らしい顔立ちの青年だった。
警戒する私に、彼はふにゃりと人懐っこい笑顔を向ける。
その笑顔が可愛くて、思わず心音が大きく跳ねた。
「俺だよ、湊。昔、隣に住んでた」
「……え? 湊、くん……?」
湊と言われ思い浮かぶのは、実家に住んでいた頃、マンションの隣室だった家族の次男坊。
彼の両親が仕事で多忙だった為、よく我が家で夕飯を一緒に食べたり、遊んだりしていた。
年は離れていたが私によく懐いてくれていて、学校が終わって『ただいま』と我が家に来ていた記憶がよみがえる。
あの頃私は20歳ぐらいで、短大に通っていたはず。
就職が決まり家を出てからは音沙汰はなく、今の今まですっかり忘れていた。
仕事が忙しすぎて年末年始すら実家に顔を出すことはなかったのでなおさらだ。
引っ越しの日に、わんわん泣く中学生だった湊に、ちょこちょこ遊びに帰るからと約束した事を思い出し、一抹の罪悪感を抱いた。
「うそ、大きくなったね……! すっかり大人になってて、全然気づかなかった」
「もう22だもん。綾奈ちゃんは、昔と全然変わらないね。相変わらず何事も頑張りすぎでしょ、目の下クマできてるよ?」
覗き込んでくる彼の背丈は、私を見下ろすほど高くなっていた。
広い肩幅と、男らしい骨格。それでも、クシャッと笑う子犬のような表情は昔のままで、私はつい警戒心を解いてしまった。
***
「彼女に浮気されて、家追い出されちゃったんだよね。行く当てもなくて……」
近くの公園のベンチで、湊はしょんぼりと肩を落とした。
捨てられた子犬のような瞳で見つめられ、私はこのまま放って帰ることなんてできなかった。
約束を守らなかった罪悪感も後押ししてくる。
幸いマンションは一人暮らしにしては広めだし、自分の寝室には内カギがある。
リビングのソファは奮発して大きいものを買ったから、簡易ベッドになるだろう。
盗まれて困るようなものはないし、家族ぐるみで付き合いのある子だ。
少しだけ考えて、湊に向き直る。
ここで見捨てたら、ご両親に顔向けが出来ない。
「……次の家が見つかるまで、ウチくる?」
「ほんと!? ありがとう綾奈ちゃん! 俺、家事全般全部やるから! 絶対邪魔しないから!」
そうして始まった同居生活は思った以上に快適だった。
日々の激務で荒れ果てていた部屋は整えられ、帰れば温かい手料理が待っている。
ここは天国なんじゃないかと思うほどだ。
久しぶりに人間らしい生活が出来ている気がする。
今日も残業でへとへとになって帰ると、部屋の換気扇から、いい匂いが漂ってくる。
鍵を開けて中に入ると、キッチンからパタパタと大型犬−−湊が走ってきた。
「綾奈ちゃん、お疲れ様。今日のご飯、ハンバーグだよ」
「遅くなってごめんね。あ〜、いい匂いがする〜〜」
しっぽを振るように出迎えてくれる湊に、私の心身はすっかり甘やかされていた。
一緒に暮らす中で、昔の湊との日々を鮮明に思い出し、当初感じていた同居生活への緊張感は次第に溶けていった。
***
同居から1か月が経った、金曜の夜。
食後に湊が淹れてくれたカモミールティーを飲み、ドラマを見ながらソファでうたた寝をしていた私は、体にのしかかる重みと熱で目を覚ました。
「……んっ……、みなと……?」
私の上に馬乗りになっている湊の顔が、至近距離にあった。

「起きちゃった?」
「ちょっと、重いよ……どいて……」
笑いながら肩を押そうとした私の両手首を、湊の大きな手が易々と掴み、頭上に縫い止める。
「……え!?」
「無防備すぎるんじゃない? 綾奈ちゃん」
声のトーンが、いつもの優しいそれとは違った。
低く、鼓膜を直接震わせるようなオスの響き。
見上げた彼の瞳には、どろりとした暗い熱と、隠しきれない執着が渦巻いているのが分かる。
ここのところ、スキンシップが増えてきた気がしたが、自意識過剰だろうと思っていた。
彼女と別れて淋しくて、久しぶりに会った姉に甘えているのだろうと、そう思っていたのだ。
「やめなさい、湊! 彼女と別れたばっかりで寂しいのはわかるけど、だからって、こんな……?!」
「彼女? ああ、あれ嘘」
「え……?」
「偶然会ったのも嘘。綾奈ちゃんが一人暮らししてるの突き止めて、仕事で疲れて隙ができるタイミング、ずっと待ってた」
耳元で囁かれた独白に、頭の芯が真っ白になる。
「『彼女に浮気されて行く当てがない』って泣きつけば、優しい綾奈ちゃんは絶対俺を拾ってくれるってわかってたから」
「嘘……? じゃあ、最初から……っ」
「そうだよ」
ぞくりとするほどの酷薄な笑みを浮かべ、湊は私の首筋に顔を埋めてくる。
ちゅ、と吸いつくような音がしたかと思うと、熱く濡れた舌が、耳の下から鎖骨にかけてを、文字通り“舐め回し”始めた。
「ひあっ……! な、湊っ、やめ……っ」
「ん……綾奈ちゃん、すっごくいい匂い」
すんすんと鼻を擦り寄せて私の匂いを深く吸い込みながら、彼の舌は執拗に肌を這う。
「あっ、んんっ……だめっ、そこ、は……」
「耳、弱いんだ? 可愛い」
耳たぶを甘噛みされ、耳介の裏側をねっとりと這う舌の感触に、ゾクゾクと背筋が粟立つ。
逃げようと身を捩るけれど、のしかかる長身はびくともしない。
それどころか、私が動くたびに彼の硬い太ももが私の足の間に擦り付けられ、嫌でも彼が『男』であることを意識させられる。
「湊、お願い……っ、離し、て……っ」
「離さない。……ねえ、これ見て」
頭上で押さえつけられていた私の右手が、彼の口元へと運ばれる。
「え……? あっ……」
湊は私と視線を絡ませたまま、私の人差し指と中指を、パクリと口の中に含んだ。
ちゅぷ、じゅる……といやらしい水音を立てながら、彼の熱い口腔が私の指をしゃぶる。
ザラリとした舌先が指の股を舐め上げ、甘噛みされるたびに腰が浮きそうになる。
「んんっ……! やだ、湊……変な音、立てないで……っ」
「綾奈ちゃんの指、甘い。……でも、こっちの方がもっと甘いんでしょ?」
指を解放した湊の手が、私のキャミソールの裾から滑り込んでくる。
素肌に直接触れる手のひらはじっとりと熱い。
その大きな手が私の肋骨をなぞるように這い上がると、胸を包んでいた下着のカップを下から掬い上げ、無造作にぐいっと上へずらした。
「あっ……!」
隠されていた柔らかな膨らみが、ひんやりとした部屋の空気に晒される。
けれどそれも束の間、彼は剥き出しになった私の胸元へと顔を沈めた。
「湊っ、だめ……っ」
「……ここ、俺が触る前からもうこんなになってる」
羞恥心を煽るように低く囁くと、ぷくりと尖り始めた敏感な突起が、温かく濡れた彼の舌に絡めとられた。
ちゅる、と甘い水音を立てながら、円を描くようにねっとりと舐め上げられる。
生々しい感触に、下腹部の奥がきゅんと甘く疼いた。
「ひあっ、んっ……はぁっ、はぁっ……っ」
「ねえ、綾奈ちゃん……俺の舌の感触、全部覚えて?」
ショートパンツごと下着を足首まで引き下げられる。
私の足の間に顔を沈めた湊の、燃えるような吐息が直接そこにかかった。
「み、なと……お願い、そこは、だめ……見ないで……っ」
恥ずかしさに身をよじって太ももを閉じようとするけれど、彼のがっしりとした両手が私の腰回りをがっちりとホールドして、逃げ場すら与えてくれない。
懇願も虚しく、最も熱を持った柔らかな中心へと、彼の濡れた舌がそっと這わされた。
「あ……っ! ぁああっ……!!」
ビクン、と腰が大きく跳ねる。 落雷のような快感が背筋を駆け抜け、視界が白く明滅した。
最初は味見でもするように、優しく、秘所の表面をぺろりと舐め上げるだけの愛撫。
けれど、私が堪えきれずに甘い声を漏らした途端、湊のスイッチが完全に切り替わった。
「ん……っ、じゅる……、ちゅっ……」
ごくり、と喉を鳴らす音。
そして、大型犬が骨の髄までしゃぶり尽くすような、執拗で貪欲な水音が静かな部屋に響き渡る。
柔らかく濡れた粘膜を的確に捉え、下から突き上げるように、何度も何度も舌先で弾き、奥の甘い蜜まで絡めとっていく。
ザラリとした舌の感触と、彼自身の鼻先が私の肌にすりすりと擦り付けられる感覚が、狂おしいほどの快感を生み出していく。
「やだっ、あっ、あぁっ……だめ、おかしく、なるぅっ……!」
「だめじゃない。……んっ、じゅる……すごい、びしょびしょ」
愛撫の合間に顔を上げた湊の口元は、だらしなく光っていた。前髪の隙間から覗く、下から私を射抜くような双眸。
彼を遠ざけようと肩へ伸ばしたはずの私の手は、いつの間にか彼の頭に手を添えて、自らその熱を押し当ててしまっている。
「あっ、ひあっ……! そこっ……だめぇっ!!」
私の弱点に気づいた湊の舌が、一番敏感な場所を執拗に、ピンポイントで責め立てる。
ちゅる、じゅるっ、と啜り上げるたびに、下腹部の奥がきゅんきゅんと激しく収縮した。
「綾奈ちゃん……声、すごいエロい。全部舐めてあげるから、ね?」
彼から与えられる圧倒的な快感と、全身を舐め回されるような底知れぬ執着の前に、私の中に残っていた『お姉ちゃん』としてのちっぽけな理性は、音を立てて崩れ去っていく。
「あぁっ、んっ、湊っ、もう……っ、イくっ、イっちゃう!!」
「いいよ、イって……っ」
コリッと花芯を甘噛みされた瞬間、目の前が真っ白に弾けた。
指先まで痺れるような絶頂の波が全身を駆け巡り、私は弓なりに反った体をガクガクと震わせる。
酸素を求めて浅い呼吸を繰り返す私の耳元に、満足げな低い笑い声が落ちた。
「……すっごい、とろとろ。綾奈ちゃん、可愛い」
うっとりとした表情でそうひとりごちると、濡れた自分の唇を、そのまま私の唇へと押し当てた。
「んんっ……!」
交わる舌先から、自分の甘い匂いと彼の熱が混ざり合った、酷く淫らな味がする。
深く、貪るようなキスで口内を蹂躙しながら、彼の手がまだヒクつく私の下腹部へと伸びる。
「俺、もう我慢できない。……中、入れていい?」
懇願するような、けれど決して逃げ場を許さない熱を帯びた声。
そんな風に真正面から聞かれて、はっきりと声に出して肯定することなんてできるはずがない。
けれど、彼にぐずぐずに甘やかされ、快感で火照りきった体は、すでに彼を受け入れる準備ができてしまっていた。
私は羞恥に真っ赤に染まった顔を自分の腕で隠しながら、コクリ、と小さく顎を引いた。
「……可愛い。綾奈ちゃん、大好き」
チュッ、と額に優しく甘いキスが落とされた次の瞬間。
私の内側の最も熱い場所を、彼自身の硬く熱いものがゆっくりと、けれど容赦なく押し広げて挿入ってくる。
あまりの質量に思わず身を強張らせると、湊は私の首筋に顔を埋め、なだめるように、そしてマーキングするように甘く歯を立てた。
「っ……」
「全部俺のものだよ」
甘噛みから逃れるように息を吐き出した瞬間、彼が一気に最奥まで腰を打ち付けてきた。
「あぁあっ!!」
「はぁっ……っ、綾奈ちゃん……っ、あったかい……」
そこからはもう、怒涛のような快感の濁流だった。
「湊っ、はげしっ、や、だぁっ……!」
「俺のにすっごい絡みついてくる。気持ちいいんでしょ?」
下から突き上げるような激しいストローク。
彼が打ち付けるたび、ソファがきしむ音と、肌と肌がぶつかる淫靡な水音がリビングに響き渡る。
私の体を抱きすくめる大きな腕も、汗ばんだ広い胸板も、完全に『大人の男』のそれだった。
激しく揺さぶられながら、私はもう湊にしがみつくことしかできない。
耳元で何度も何度も名前を呼ばれ、その度に深く、狂おしいほどの熱を注ぎ込まれる。
まるで犬のように私の匂いを嗅ぎ、肌を舐め、噛みつき、奥の奥まで自分の痕跡を刻み込もうとする彼の愛執。
恐ろしいほどの甘さに、酔いしれる。
何度も何度も押し寄せる快楽に、とうとう私は意識を手放した。
***
「……ん……」
寝返りを打とうとして、体がすっぽりと何かに包まれていることに気づく。
背中には逞しい胸板の感触。
私の腰には、逃がさないとばかりに太い腕がしっかりと回されていた。
体のあちこちに残る気怠い疲労感と、空気から微かに漂う彼の匂いが、昨夜の出来事が夢ではなかったことを容赦なく突きつけてくる。
「……起きた?」
頭上から、甘く優しい、いつもの“わんこ”の声が降ってきた。
見上げると、寝癖のついた頭で、満足しきったように微笑む湊がいる。
「……おはよう」
「おはよ、綾奈ちゃん。体、痛くない?」
私の髪を愛おしそうに撫でる大きな手に頬を擦り寄せられ、私は小さく息を吐いた。
昨夜の、あの獣のように激しく貪欲な姿が嘘のようだ。
けれど、私に向けられるその瞳の奥には、確かな『独占欲』がどろりと渦巻いているのがわかる。
「……信じられない。あの頃は、湊とこんな風になるなんて、全く思ってなかった」
呆れたように、半ば諦めを含んでそう呟く。
中学生だった可愛い弟分。
それが今や、私を頭からつま先まで喰い尽くし、こうして腕の中に閉じ込めているのだ。
私の言葉を聞いた湊は、くつくつと喉の奥で笑い、私の額にチュッと小さなキスを落とした。
「ずーっと、隙ができるの待ってた。……もう、一生逃がしてあげないから」
無邪気な笑顔のまま放たれたその言葉に、背筋を甘い痺れが駆け抜ける。
「……ほんと、悪い子……」
「綾奈ちゃんが俺を拾ったんでしょ? 責任、取ってよね」
今度は甘くねっとりとしたキスを唇に落としてくる。
私はもう、この腕の中から一生逃れられない。
そんな絶望さえ孕んだ確信を抱きながら、自らその熱い舌を迎え入れた。
END
あらすじ
捨て身のわんこは飢えた獣。
一途な執愛を煮詰めた彼に喰い尽くされ…!?









