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官能小説 ずっと待ってた
ずっと待ってた
「今日、うちに帰っても親いないんだよねぇ。あたし一人じゃ寂しいから、泊めてよ」
咲は冗談まじりで言ってみた。
「別にいいけど」
二人だけで遊んだ帰り、車の中。あっさりOKをもらってびっくりしたが、嬉しかった。
ハルキは咲の友達の彼の親友で、知り合ってから2ヶ月が経っていた。
20歳の咲は短大生。
有名企業で働き、車も持っていて、一人暮らしをしている26歳のハルキは、今まで同い年の人としか付き合ったことがなかった咲にはとても大人に見えた。
メールや電話は一日おきにしていたし、二人だけで遊ぶことは何度かあったが友達どまり。
ハルキの家には友達と何度か遊びに来ていたが、部屋で二人っきりになるのはこれが初めてだった。
「本当にいいの?図々しい?」
「って聞かれても、俺、もうお前送って行く元気ないから」
そう言いながら、ハルキは先に部屋に入った。
荷物と上着を床に置き、ベッドに腰をおろしテレビの電源を入れる。
部屋にはテレビと机とベッドが狭く並んでいた。
「お前もこっち来れば?」
「えー」
咲はドキドキしながら近づき、ハルキと30センチほど間を空けてぎこちなく座った。
しばらく喋りながらテレビを見ていると、いつの間にか横になりながらテレビを見ていたハルキにグッと腕を引っ張られた。
「きゃっ!」
咲は、ハルキの隣に倒れこんだ。驚いてハルキのほうを見ると、こちらをじっと見つめている。咲は思わずキュンとしてしまった。
「布団ないから、今日はこうやって二人で寝ようね」
余裕の表情なハルキ。
「う、うん」
と小さく返事をして、また見つめ合う。
すると、ハルキの顔が近づいてきた。
ちゅっ。

唇と唇が触れた。咲は、一瞬にして身体中が熱くなったのを感じた。
思わず目をそらした咲を見てハルキが尋ねる。
「何か言うことない?」
「…」
しばらく沈黙してから、咲は
「あのね…あたしハルくんと一緒にいると、楽しい…」
「うん、それから?」
「えっと…だから…あの、あたしと付き合って…」
やっと絞り出した言葉を聞いて、ハルキはクスッと笑った。
「そう、よく出来ました。その言葉、ずっと待ってた」
そう言うと、ハルキは咲を強く引き寄せ足を絡めて、今度は長いキスをしてきた。
「んっ」
咲は、ハルキの腰に手をまわして、キスに応えた。
ハルキの手がそっと咲の服の中に入っていくと、優しく乳首をつまんだ。
「あ…んっ」
とろけそうなキスと愛撫に、身体が反応する。
ハルキの手は次第に下へと向かっていき、咲の熱くなっているアソコをクチュクチュと触った。
「だ…めぇ…」
「そんなこと言って…すごく濡れてるよ」
ハルキは指を中まで入れて咲の中を掻き回した。
「あぁんっ」
ハルキは、咲の手を自分の硬くなったモノのところへ持っていくと、
「俺のも」
と押し付けてきた。
ハルキのソレも、熱く大きくなっていた。
「はぁ…ん…あっ」
お互いに触りあい、キスを続けた。
「…ハルくん…っ」
「咲…いい?」
そう言うと、ハルキが咲の中に入ってきた。
「あぁ…んっ」
あまりの気持ちよさに、咲は仰け反った。
ハルキは優しく腰を動かしながら奥まで突く。そして手では、ツンと尖った乳首をつまむ。
「あん…ハルくんっ…んっ…」
「気持ちいいの?もっと声聞かせて…」
「あぁ…っ、だめぇ…んぁっ…んっ」
「咲の中、気持ちいいよ」
乳首を弄ばれながら、何度も何度も奥まで突かれ、もう限界だった。
「はぁ…ん…あたし…もう…だめ…イッちゃう」
「いいよ…イッて」
ハルキの熱くて大きなモノが咲の中を満たし、優しく突き上げる。
「あっ…あっ…イク…イッちゃう」
「おれもっ…一緒にイクよ…っ」
ハルキは腰を激しく動かした。
「あっ…んっ…あぁぁん、っ!」
「あぁ、っ」
二人は同時に果てた。ハルキはそっとキスをして、咲を抱きしめる。
「…やっと、俺のものになった」
そう言ったハルキの笑顔がたまらなく可愛くて、咲はちゅっ、とお返しのキスをした。
END
あらすじ
友達の彼の親友のハルキ、咲は彼の家で初めて二人っきりになる。
年上で積極的なハルキに思わずキュンとしてしまい…