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官能小説 感じるということ
感じるということ
部屋の置き時計を見ると、22時をまわっていた。
北野さやかはお風呂あがりの濡れた髪を束ねながら、いつもの習慣でパソコンの電源を入れる。
立ち上がった画面を操作し、最近頻繁に見ているページを開く。
「感じるラブコスメ……か。これ本当かな?」
商品を使用した人の体験談を読みながら、さやかはため息をついた。
先週の日曜日のことを思い出したのだ。
その日、さやかは恋人の陽介の部屋を訪れた。
久しぶりに会ったので、陽介は待ちきれないとばかりにさやかを求めてきた。
甘く優しいキスから始まり、服を脱がされていく。
陽介の体温に包まれ、さやかの心も愛おしさで満たされていった。
……しかし、違和感を覚える。湧き上がる幸福感とは裏腹に、さやかの体はうまく反応しないのだ。
彼をがっかりさせまいと焦るほど、気分が乗らなくなるという悪循環。
さやかの茂みに分け入ってきた陽介の指の動きに一瞬ぴくりと感覚が動いたが、それもすぐ通り過ぎてしまった。
その後、陽介はさやかのために色々な愛撫をしてくれたが、昇りつめることはついになかった。
「今日も……ダメ?」
陽介の言葉に、さやかは無言でうなずく。
思い起こせば、そんな状態がすでに三ヵ月以上続いている。
さやかは、申し訳なさが込み上げ泣きたくなった。
陽介は、悲しそうな、情けなさそうな複雑な表情を浮かべながらも、「大丈夫だよ」という風にさやかの髪を優しく撫でてくれた。

パソコンの前でそんな陽介の様子を思い出し、さやかは身ぶるいした。
自分が感じないことでいずれ彼を失うのではないかと思い、急に怖くなったのだ。
「やっぱり、ダメもとで試してみよう」
さやかは思い切って「購入」ボタンをクリックした。
数日後、自宅に『リュイール ディープ』が届く。
この小さなボトルに魔法の液体が入っている……
そう思うと、さやかはいてもたってもいられなくなった。
早速トイレに入り、デリケートゾーンに塗ってみる。
えっ……?
急に秘部がむずむず疼き始め、敏感になっていくのがわかった。
さやかは我慢出来ずに、指でそこに触れた。
コスメの液と自らの蜜が入り混じり、驚くほど自然に潤っている。
ゆっくりと指を滑らせていると、忘れていたもどかしい感覚が蘇る。
さやかは、夢中で自身を愛撫し続けた。
「あっ……」
あっけなく達した。これまでの苦労は一体何だったのか?と、唖然とするばかりだった。
陽介に会いたい。
そんな想いで胸がいっぱいになった。
考える間もなく、さやかは陽介にダイヤルする。
「もしもし?」
陽介の嬉しそうな声が聞こえる。
「陽介、あの……」
勢いで電話をしたが、何と言っていいかわからず言い淀んだ。
「今すぐ……したい……来て」
さやかは、それだけ言って電話を切った。
戸惑いと期待を胸に、陽介は早々と駆けつけた。
電話を切ってから、30分も経っていなかった。
玄関に立ちすくむ陽介に、さやかはいきなり抱きつきキスをした。
陽介もさやかを抱きすくめ、キスをしながら二人はベッドへと倒れ込む。
いつになく、陽介の息づかいは荒かった。
陽介は、やや強引な感じでさやかの服を脱がせていく。
手のひらを滑らせ、さやかの太ももから中心へ向けて愛撫を続けた。
指が秘部に達した時、あまりにそこが潤っていたので陽介は驚き、そして感動した。
「さやか、感じてるね……」
さやかは小さくうなずき、陽介の唇を求める。
もつれ合う舌……しっとりとした陽介の指先……
さやかの細い腰を抱きすくめる逞しい腕……。
さやかの感覚は研ぎ澄まされ、快感が加速していく。
泉はとめどなく湧き続け、陽介は躊躇なくさやかの中に入った。
陽介が、さやかの上で大胆に動く。
激しく揺れながら、さやかは自分でも恥ずかしくなるくらい大きな声を出した。
「どうしよう……我慢できない!ああっ……」
自分の下で何度も昇りつめるさやかに、陽介の興奮もまた際限なく高まった。
繋がれた部分は熱を帯び、そこから温かい蜜が零れ続ける。
「愛してる……」
そんな言葉が陽介からもれ、再びさやかは絶頂を味わう。
そのさやかの悦びの声を聞き、陽介もまたフィニッシュを迎えた。
心地よい疲労を感じながら、二人は久しぶりに手をつないで眠った。
そして、この日を境に二人がまた充実したラブタイムを過ごせるようになったことは、言うまでもないだろう。
END
あらすじ
さやかは彼、陽介とのセックスでイケなくなって3ヵ月。
とても悩んでいた。
そんな時彼女が出会ったとあるもので二人は満たされた夜を体験する…