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官能小説 となりの年下くん
となりの年下くん
その時、インターホンが鳴った。
手の中で小さなピンク色のローターが震えている。
たくさん可愛がったおかげで膨れ上がったクリトリスにうっかり触れてしまい、声が出そうになるのを必死に抑えた。
物音を立てないように慎重にローターの電源をオフにする。
―――――大丈夫、聞こえているはずがない。
自分にそう言い聞かせて、頭を落ち着かせる。
突然の、しかも最高に悪いタイミングで訪れたのは誰?
息を殺して、全神経を玄関に集中させる。
このまま居留守を決めこんでしまおうか、そう思っていた時だった。
「深雪さん?………いないのかな…」
この声…。
隣の部屋の住人で、まだ大学生になりたての瀬戸翔太だ。
私は持っていたローターを玄関から死角になる場所に置き、急いで下着を身に着け、服の乱れをチェックしてからドアを開けた。
「あ、やっぱりいた!これ、昨日の肉じゃがのお皿。今回はちゃんと洗いましたよ!それと肉じゃが、超美味しかったです!深雪さんてホント料理上手ですよね!この前のビーフシチューとか、その前の麻婆ナスとか、その前のまた前の……えーと、えと…。とにかくハズレがないっていうか!また作ってくださいね!」
扉を開けた途端に始まるマシンガントーク。
人なつっこい笑顔で、言葉の端々にハートをくっつけたような喋り方をする。もし彼にしっぽがついていたら、ものすごい速さで振れていただろう。
愛嬌たっぷりの笑みと口を挟む暇を与えられない言葉の銃撃に、いつも圧倒される。
これが若さなの…?と思ってしまう自分がいて少しショックだ。
そんなに年は離れてないと思うんだけど…。
「深雪さん、居留守使おうとしてたでしょ?ダメですよ。俺、深雪さんが今日お休みなの知ってるもん。それでなんですけど、深雪さん。今日これから空いてますか?相談があって!こんなところで立ち話するのもなんだし……ね、中、入ってもいい?」

出た!甘えモードになるとタメ口になる癖。
目線をこっちに合わせて、少しはにかんだ表情でのおねだり。
うまい。本人も知っててやっているのだろう、この姿は彼を最も効果的に魅せる。
元々年下に興味のなかった私でさえ、初めてこの姿を目の当たりにした時は思わずキュン死しそうになったものだ。
とはいえ、何度も見せられれば耐性ぐらいはつく。
「残念。我が家は男子禁制です」
「え〜、じゃあ彼氏はどうなるんですか?」
「今の彼氏はその子。問題ないでしょ?」
そう言って、玄関の靴箱の上に置いてある水の入った金魚鉢を指す。
中には8cmほどの大きな毬藻が沈んでいる。
「…お名前は?」
「マリオくんです」
翔太はひとしきり笑ってから、自分の部屋に帰って行った。
去り際に「ちぇ、深雪さんの部屋見てみたかったなぁ」と口を尖らせていたところが実に彼らしい。
---
瀬戸翔太が私の暮らすアパート、それも隣の部屋に越してきたのは、今から3ヶ月ほど前になる。
引っ越しの挨拶の際に、県外から来たこと、一人暮らしに自信がないこと等を耳にし、その愛嬌の良さから少し世話でも焼いてやるか、と夕飯を作って持って行ってあげた。 …ら、見事になつかれてしまったのである。
それ以来、お得意の甘えモードで夕飯のおかずをせびりに来る、しょうもない相談ごとを持ち寄られる、休日には買い物に付き合わされる、で付き合いが絶えない。
なんやかやで毎日顔を合わせているのに煩わしく思わないのは、ひとえに彼の人好きのする性格があってこそなんだろう。
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返却された肉じゃがの皿を流し台に置いて、部屋に戻る。
部屋の隅に置かれたローターを見て、自分がついさっきまで一人エッチに耽っていたことを思い出した。
「もうっ、いいとこだったのに……」
彼と話していた時は気付かなかったけれど、慌てて身に着けた下着には小さな染みができていた。
その染みを指でゆっくりなぞってみる。
半乾きの冷たさに少し不快感を覚えつつも、そのまま指を這わせる。
しばらくすると染みは広がり、布越しに秘部の熱が伝わってきた。
中に手を滑りこませ、ワレメに指を押し当てる。
クチュ…といやらしい音をたてた。
『ね、中、入ってもいい?』
突然、彼の言葉が思い出された。
言葉のニュアンスが違うと頭で分かっていても、体が敏感に反応する。
下腹部の奥底がきゅんと切なくなり、秘部から蜜が溢れた。
私は躊躇わなかった。
一人エッチを中断された腹いせとばかりに、彼のその言葉をおかずにした。
濡れそぼった秘部に指をゆっくり入れると、いつもより締めつけが強いように感じられた。
指の届くギリギリまで押し進めてから、中をおもむろに掻き回す。
ぐちゅぐちゅ、にゅちゅ…ちゅぷ………
いやらしい音が耳を犯し、頭を真っ白にさせる。
無我夢中で指を増やし、激しく上下させた。
絶頂が近付き、背中が弓なりになる。
足がビクビク震えた。
心も体も、欲しくて欲しくて堪らなくなった。
――――――何を?
もちろん、本物の翔太自身を。
「んッ、あっ、あ、あ、ああぁぁぁん…ッ」
空いていたもう片方の手でクリトリスを刺激すると、呆気なくイってしまった。
抑えていたはずの声も、思わず漏れてしまっていただろう。
最速記録達成。
快感の波にのまれながら、ぼんやりとそんなことを思っていると、
玄関の方で、微かに、物音がした。
END
あらすじ
部屋でひとり快楽に浸っていた時、インターホンが鳴る。
そこには隣の住人の翔太が立っていて…