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官能小説 プレゼント
プレゼント
もうすぐ彼の誕生日。
私の部屋で食事をして、それからホテルでお泊まりする。これが私の計画。
プレゼントは彼が欲しがっていた限定ものの写真集。
ネットでようやく探し出したそれを丁寧にラッピングをしながら、彼の喜ぶ顔を想像して私は幸せな気持ちになった。
気に入ってくれるかな?思いを込めながら、カードも添える。
赤いリボンを結びながら、考えた。
誕生日なのにこれだけでいいのかな…?
何か物足りない気がする。仕事柄スーツを着用する彼だから、タイピンか何かをプラスしようか?
誕生日までまだ日にちがあるんだからもう少し考えてみよう。
彼の喜ぶ顔が見たいからこそ、悩んでしまうし不安になる。
ーーー
そして、ついに迎えた誕生日前日。
私は買ったばかりの下着を着けて、鏡の前に立った。
ピンク色の薄い生地のベビードールの下には、お揃いのブラとショーツ。白い肌にピンク色が調和する。
アクセントには、ガーターベルトと彼好みの黒いストッキング。
彼の手がそこに触れると思うだけで、体が熱くなってくる。

私が考えたもう一つのプレゼントは―――私。
そう。私自身を使って、彼をとろけるほど気持ちよくしたい。
彼のわがままをぜーんぶ聞いてあげること。
『私にしかできない』…そう思うだけで胸がキュッとして、幸せな気持ちが溢れる。
準備はできた。あとは明日になるのを待つだけ。
私はいつもよりも時間をかけてお風呂に入った。
お肌のケアも、デリケートゾーンのケアも。入念に、入念に。
ーーー
そして、彼との歳の差がひとつ開いた。
私はちょっとお洒落なプレートディナーと、彼の好きな苺のショートケーキを用意した。手料理を振る舞うのは初めてだから、何をするのもドキドキしてしまう。
焼き色はこれくらい?スポンジはうまく膨らむかな?
そんな不安を抱えながらも、どうにか彼を招く準備が整った。
チャイムが鳴るころには、私自身も身支度ができていた。
身に纏った上品なワンピースの下に、彼へのプレゼントを隠して。
チャイムが鳴りドアを開けると、仕事帰りで少し疲れた彼の姿。くたっとしたスーツが少しセクシーに見える。笑顔で迎えた私を抱き締めた彼は、外の風の匂いがした。
彼は料理を見るなり大袈裟なほど感嘆してくれた。
食べ始めると、おいしい!とキスして私を抱き締める。そんな彼を愛おしく思えば思うほど、どんどん彼が欲しくなってくる。
でも、ホテルまでは我慢。広いお風呂でゆっくりと彼を愛して、大きなベッドで深く抱き締められたいから。
ケーキを食べて、二人で写真集をながめる。
すぐ傍にある横顔を見つめると、彼がこちらの視線に気付き軽くキスをくれた。
もう我慢できない。思わず耳元で囁いた。
「…プレゼントはこれだけじゃないの。外、行こ?」
何かを察したのか、彼は悪戯っぽく笑うと私の頭をぽん、とたたいた。
「もう我慢できひんの?」
彼の言葉に私は頷くだけ。
早く、早く。抱き締めて。キスをして。
ーーー
私たちはそれからすぐにタクシーを呼んで、ホテルに入った。
いつもより少しリッチなホテル。
エレベーターの中で、彼がキスをしてきた。
彼の手が私の腰を抱き寄せる。腰に感じる彼の硬くなったモノ。そっちも我慢してたんじゃない。私は心の中で微笑む。
部屋に入ると、彼はさらに深く熱いキスをくれた。
彼の手が私の敏感な場所に伸びる。そして私は思い出した。
ダメ。今日は、私がしてあげるの。
彼の手の上からそっと手を重ねて動きを止めると、彼が驚いた顔で私を見る。
私は驚く彼を制して、服を脱がせた。下着を下ろすと彼のモノがそそり立つ。私はそれに夢中でしゃぶりついた。
いつもよりも大きくて硬いそれは、敏感に脈打つ。舌と指で身体中を愛撫すると、彼は気持ちいいと体を捩らせる。彼の身体中に力が入り、口の中に熱いものが広がるのを感じた。
熱くて、彼が'生きている味”がする。
柔らかくなったそれを丁寧に優しく舐めて、彼のお腹にキスをする。彼の手が優しく私の髪を手で梳かす。私の敏感なところは、彼を求めてどんどん敏感になっていく。
私が起き上がると、彼が私を目で追うのを感じた。見つめ合って、お互いの気持ちを確認しあう。
私は彼から視線を外さないまま、服を脱ぎ始めた。出来る限り挑発的に。
ファスナーを下ろし、足元にワンピースが落ちた瞬間、彼があっ、と言って起き上がった。
「…これが、もう一つのプレゼント」
慣れないガーターベルトを着けた私は、彼の視線が急に恥ずかしくなった。
真っ赤になって俯いても彼は私を見続ける。舐め回すように、焦らすように。
「だから今日、そわそわしてたんやね?」
立ち上がって、私を後ろから抱き抱えて。そのままベッドに倒れ込むと、彼が耳元で囁く。
「いつからこんなに濡らしてたん?聞いてみ、このやらしい音…」
そんなことを耳元で言われて、敏感なところをかき回されて、私はもう何も言えなくなりそうだった。
「ほしい?」
そう言いながら、彼は左腕を私の膝裏に通して足を大きく広げさせた。
「入れて。私、もう…」
彼が意地悪な笑みを浮かべた。
「まだあかん。もっとエロく煽ってみ?」
そう言うと、急に私のナカから指を抜く。私は思わず彼に倒れ込む。
彼は私を向かい合わせに座らせて、足を広げさせ、見つめる。彼の手が私のブラをずらす。
でも、外す訳じゃない。見つめて、舐めて、痛いほど掴む。
彼の目線が、大きく開いた私の足の間に移る。
「もうココ、冷たいんとちゃう?」
じっとりと濡れたショーツを指で突かれ、そのまま器用に脱がされる。恥ずかしくて、私は彼にしがみついたけれど、止めてくれるはずもなかった。
どんどん気持ちが昂って、体が敏感になっていく。熱くて濃厚なキスをしながら、私たちは抱き締め合い、感じ合う。
彼の熱くて硬いモノが、私のナカに静かに、だけど力強く入ってきた。徐々に激しく、深く深く。見つめ合ってキスをする。そしてまた激しく奥まで突く。
そうして、二人で絶頂を迎えた。
彼の背中に腕を回すと、じっとりと汗ばんでいる。私の胸の上には、荒い呼吸の彼が顔を伏せている。彼を愛しいと思う気持ちが強くなって、私は思わず強く抱き締めた。彼もそれに応えてキスをしてくれる。
「プレゼント、気に入った…?」
繋がったまま、私は尋ねる。
「最高。ほんま、最高の誕生日やわ」
そう言って、彼は私を抱き締めた。
END
あらすじ
彼の誕生日に贈るプレゼントは―――私。
特別なひと時を過ごす。